酷道とは?

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酷道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/22 18:59 UTC 版)

酷道(こくどう)とは、日本の道路の俗語で、一般国道のうち乗用車による通行が困難であるなど文字通り「酷(ひど)い状態の国道」を、「国道」の読み(こくどう)に引っ掛けて揶揄するものである[1][2][3]。古くは1958年昭和33年)に書かれた阿川弘之の紀行文『東北国道二千キロ』[4]道路地図[注釈 1]自治体史[5]新聞[6]、紀行記[7]、国会発言[8]にも使用例がみられる。なお、県道に対する「険道」や、市道に対する「死道」などもある。




注釈

  1. ^ 『ツーリングマップルR 九州・沖縄』(昭文社 2007年1版1刷 ISBN 978-4-398-65707-7国道265号の旧道である国見峠に対して用いられている。国見峠が国道265号の路線として指定されていた時代に発刊された『ツーリングマップ』1991年版も同様。
  2. ^ 指定区間(直轄国道)は国土交通大臣が道路管理者で一般国道全体の4割を占め、それ以外の指定区間外(補助国道)は都府県または政令市が道路管理者となる。
  3. ^ 自動車通行不能区間の定義は、供用開始している未改良道路のうち、幅員・曲線半径・その他の道路状況により、最大積載量4トンの貨物自動車が通行できない区間を指す。
  4. ^ ツーリングマップルR 九州・沖縄』(昭文社、2007年1版1刷 ISBN 978-4-398-65707-7)では、国見トンネルの開通まで国道265号であった国見峠(椎葉村 - 五ヶ瀬町)を、「酷道」と表現している。また、『ドライブベストコース100(九州)』(昭文社、1996年4月 ISBN 978-4398223739)では、椎葉村 - 五ヶ瀬町のルートとして国道503号の飯干峠経由のルートを推奨したうえで、国道265号を「マニア向け」と表現している。
  5. ^ 「酷道」を扱ったムック本『酷道をゆく』(イカロス出版、2008年2月 ISBN 978-4863200258)にも紹介されている。
  6. ^ 該当区間のすぐそばに県道2号線が並行する。

出典

  1. ^ 『酷道をゆく』(2008), 3、4頁。
  2. ^ 「国道?なんて酷い道」 『日本経済新聞』 2012年11月13日
  3. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 58-59.
  4. ^ 『阿川弘之全集 第16巻』(新潮社 ISBN 4-10-643426-1
  5. ^ 『五ヶ瀬町史』 五ヶ瀬町1981年、513頁。国道218号の旧道である津花峠に対して用いられている。
  6. ^ 西日本新聞1995年5月21日21頁、宮崎版。当時国道265号の現道区間であった国見峠に対して用いられている。
  7. ^ 宮崎日日新聞社『各駅停車全国歴史散歩』河出書房新社、1984年。「青井岳駅」の項目で当時未改良であった国道269号に対して用いられている。
  8. ^ 第34回国会衆議院地方行政委員会議録第29号(1960年5月11日)、9頁。「週刊雑誌」からの引用として発言。その他に第61回国会参議院産業公害及び交通対策特別委員会会議録第4号(1969年2月28日)、24頁など。
  9. ^ a b c d 佐藤健太郎 2015, p. 135.
  10. ^ 佐藤健太郎 2014, p. 58.
  11. ^ 平沼義之 2018, p. 84.
  12. ^ 平沼義之 2018, pp. 84–85.
  13. ^ 『酷道をゆく』(2008), pp. 96-99, 裏表紙など。
  14. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 82-83.
  15. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 60-62.
  16. ^ a b 平沼義之 2018, p. 85.
  17. ^ a b c d e f 渡辺郁麻「酷道の走り方」『酷道をゆく』(2008), pp. 94 95
  18. ^ 渡辺郁麻「酷道の走り方」『酷道をゆく』(2008), p. 93
  19. ^ a b c d e f g 平沼義之 2018, p. 87.
  20. ^ a b c 平沼義之 2018, p. 86.
  21. ^ 平沼義之 2018, p. 88.
  22. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 62-63.
  23. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 63-64.
  24. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 65-66.
  25. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 66-68.
  26. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 30-32、「アーケード国道」より
  27. ^ 国道265号part1(熊本県阿蘇市〜高森町)
  28. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 21-24、「登山道国道」より
  29. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 72-73.
  30. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 18-21、「階段国道」より
  31. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 73-74.
  32. ^ 国道371号【龍神殿原工区】の供用について (PDF)” (プレスリリース), 和歌山県県土整備部道路局, (2018年3月2日) 
  33. ^ 国道388号part1(熊本県湯前町〜宮崎県椎葉村)
  34. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 75-76.
  35. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 76-78.
  36. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 79-80.
  37. ^ 佐藤健太郎, pp. 28-30、「日本唯一のダート国道」より
  38. ^ 佐藤健太郎 2014, p. 84.
  39. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 24-27、「曲がり切れない急カーブ」より
  40. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 80-81.
  41. ^ a b 佐藤健太郎 2014, pp. 55–56.
  42. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 116-117.
  43. ^ a b 佐藤健太郎 2014, p. 54.
  44. ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 52-54.




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