運営トラブルとその対応
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「モンスターハンター フロンティア オンライン」の記事における「運営トラブルとその対応」の解説
チート行為(不正行為) 2007年8月上旬頃からクライアントのセキュリティホールを突いたチート(不正行為)を利用したプレイヤーが出現、その様子を撮影した動画が公開された。苦情を受けたカプコンは一連の問題についての見解を発表。本人がチート行為を実行せずとも、チートによって得られたアイテムを受け取ったプレイヤーへも処罰が波及するとの記述や、プレイヤーが不正を続ける限り対策にリソースを奪われ今後のアップデートを遅らせざるを得ないとする記述があったが、後の運営レポートでは「チート行為や迷惑行為の対策や取り締まりを行なう人的リソースはしっかりと確保しており、それらの行為で大幅にアップデートスケジュールが遅延するようなことは、現在は想定していない。しかし、想定を大幅に超える多数のチート行為や迷惑行為がゲーム内で起こってしまうと、いずれアップデートよりも違反行為対策に多数の人的リソースを割かざるをえなくなり、今後のアップデートに大きな影響がでてしまうかもしれないことを懸念している。」と述べている。チート対策のため2007年8月15日にnProtectのアップデートが行われたが、クライアント(mhf.exe)を起動した途端にブルースクリーンが表示されてPCがハングアップするという現象が発生し、一部ではOSが起動しなくなる場合もあった。このことを受け、システム管理を担当するテクノブラッドは謝罪文を発表し、8月17日にnProtectを問題が発生する前のバージョンへロールバックする処置を実施した。 10月3日のリファインアップデートよりスタートした新たな課金コースでは、アイテムが無限複製できてしまうDUPEが発生した。運営は直ちに緊急メンテナンスを行った。 2013年9月初頭にはシジルをほぼ無限に生産できるバグが発見され、チート行為によるBAN(アカウント永久停止)件数がその発見された週だけで200件弱に上った。また、それ以降運営レポートでの「利用規約違反者対応状況」においてチート行為のところに「不具合の悪質な不正利用による対処件数が含まれます」と注釈が付くようになった。 2016年10月4日に、奈良県警察本部生活安全部生活環境課はチートツールを使用してアイテムを不正入手を行ったとして、私電磁的記録不正作出・同供用被疑事件容疑でユーザー1人を、同年11月7日には共犯者であるユーザー1人を私電磁的記録不正作出および同共用幇助でそれぞれ逮捕した。カプコンは2017年2月8日に奈良県警察本部に感謝状を贈呈した。 nProtectのエラー 2007年9月12日のチート対策ソフトnProtectのバージョンアップより一部ユーザーのパソコンにおいてアプリケーションエラーが発生し、このエラーそのものがシステム側にチートツールに起因するものと誤認され、アカウントが永久停止(BAN)されたユーザーがいたとの話題が、オンラインゲームニュースサイトの4gamerに掲載された。しかし、数時間後には運営側から「nProtectによる強制終了でアカウントが停止されるということはなく、記事は事実無根である」というコメントが発表され、情報の発信元だった4gamer自身も、同記事内に「nProtectにはチートツールを発見してもメーカーに報告するような機能はないとの情報を入手。nProtectのエラーとアカウント停止との間には直接的な関係はないはずとのこと」という追記を行っている。 また、2015年7月末からは「nProtect側で初期化処理に失敗するためWindows 10環境でプレーできない」という問題が発生、これはnProtectが対応するまで2ヶ月を要した。 違反行為によるアカウント停止 また、2007年12月7日にも「身に覚えがないのにアカウントを停止された」とするユーザーが現れ、このことが2008年1月4日にJ-CASTニュースでも取り上げられるが、2007年12月11日更新の運営レポートにて「回線の切断やゲームプログラムのフリーズなどでチート行為と認識されてMHFの永久利用停止になることは無く、ユーザーのプレイ記録(ログ)の中に違反行為が確認されない限りは罰則が適用されることは無い。」との見解が示されており 、外部の取材に対しても「第三者に対しては、公式サイトに記載されていること以上は回答できない」としている。 大討伐クエスト シーズン7.0より実装された大討伐クエストにおいて、1ランド1クエスト限定のクエストであるにもかかわらず、32人以上の団員がいる猟団による「猟団限定」指定による独占行為や、特定の武器や防具・スキルなどを指定し、それらに従わないプレーヤーを中傷して排除しようとする行為が横行し苦情が寄せられたため、事態を重く見た運営側はそれらの行為を「禁止事項」として規約に追加した。 シーズン 8.0における不具合 シーズン8.0において、最低動作環境のPCを使用していた一部のユーザーのゲームプレイに不具合が発生した。最低動作環境を満たしているにもかかわらず、強制終了したユーザー向けに2010年5月29日にアップデートを行うことで修正された。 フォワード4における不具合 フォワード4において、アップデート直後に多くの不具合が発生しPC版で約14時間、360版で約17時間半の緊急メンテナンスを行った。これはフォワード時代までにおけるメンテナンス最長記録であり、以降はアップデート前にデバッグのための先行テストが行われることとなった。 G1における不具合など MHF-Gのサービス開始とともに不具合が多発し、特に360版では大きな問題となり、問題は着目していた点と異なっていたため修正が遅れた。 またG1当時のバランス設定に対し意見・苦情が多数寄せられたことから、アップデートのナンバーを前倒ししてで改善が行われた。 PS3版 先行体験テストでの改善 毎回のアップデートチェックの高速化、ダウンロード時間の短縮、アップデート中の表示の改善など、多くのユーザーの意見を取り入れ発売前に改善された。 なおその中には、HR30/40の公式狩猟試験の変更もある。これについては、それまでのものが『モンスターハンター2』から引き継いでいた仕様であるが、クエストに時間がかかることから変更を求める要望がPS3版先行体験テストの時に多数来ていたことが明かされている。 2016年3月の大規模サーバー障害 狩人祭開催中の入魂などにおける応答の改善を目的として2016年3月にサーバー機器の一部の更新が行われたが、その実施後からサーバー1で更新されたデータベースサーバーに大規模な障害が発生した。この時には緊急メンテナンスが断続的に行われ、最終的には1日半を超える時間を要してサーバーの更新部分を元に戻すレベルの対応が行われた。 なおこのサーバー更新部分を元に戻したことによって失われたデータはなく、また障害で失われた分のアイテムの抽出作業も平行して行われており、完全とはならなくてもほぼ全てのプレイ結果が反映された状態で復旧、データが残っていなかった部分についてもその後のオプションコース無料開放やクエスト配信で取り戻せるようフォローが行われた。 その後1年間はサーバー負荷に起因するとみられる問題がたびたび起きていたが、2017年2月のテストを経て3月8日に更新が実施され、以後基本的には良好な経過をたどっている。
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