運営上のその他の問題点とは? わかりやすく解説

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運営上のその他の問題点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 20:09 UTC 版)

2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事における「運営上のその他の問題点」の解説

第1回大会にはアメリカ偏重システム多々見られた。大会優勝候補とされる中南米カリブ勢がアメリカ決勝まで当たらないなど不均衡な組み合わせ組まれており、またアメリカは必ず中1日空けて試合で(日本連戦の時があった)、しかもそれらは抽選ではなく主催者一存決定されている。このあからさまにアメリカ決勝まで勝ちあがりやすいよう意図され組み合わせ結果同一カード準決勝までに最大で3戦行われるという奇妙な事態発生している(日本対韓国がその例である)。このようなリーグ戦勝ち上がったものによるトーナメントは、改めその時点で抽選を行うか、同一カード重ならないようにA組1位対B組2位B組1位対A組2位というようにクロスさせるのが普通である。韓国1次予選から唯一6勝全勝だったが、日本準決勝敗れたため、特に韓国では不満が大きかった日本準決勝までに韓国に2敗を含む計3敗していた。ただし、韓国では準決勝試合前、それまで2戦2勝していた日本再戦することを好都合考える声が大きかったことや、第1ラウンドでの日韓戦は、勝敗に関係なく平等に第2ラウンド進出できる消化試合であったことも勘案する必要がある)。 そもそも国際野球連盟IBAF)が主催するIBAFワールドカップという大会があるにもかかわらずWBCという新たな大会開催されたのは、IBAFワールドカッププロ参加した真の世界一決め大会となっていなかったためである。これは最大影響力を持つ団体であるMLB機構が、国際野球連盟参加していなかったことが影響していた。したがってMLB機構音頭をとってプロ参加した真の世界一決め大会としてWBC創設されたことは非常に大きな意義を持つ。しかし、MLB機構主催したためルールの設定運営MLB主導なされることとなった。そのため、参加国から不満が噴出することとなったMLB機構はかつて、2004年アテネオリンピックMLB所属選手出場させない事を決定しその結果アメリカオリンピック地区予選敗退招いてその責任問われた事があった。WBCはその屈辱晴らし、かつアメリカ野球実力世界知らしめる格好の場となるはずであった。だが結果としては、アメリカ有利のシステム導入したにもかかわらず第2ラウンド敗退終わった。その上2次予選では審判判定問題引き起こして大会そのもの信頼性を揺らがせるものとなったアメリカメディアはこの事態重く見て第2回以降運営を公正化するよう、報道と言う形でWBC大会本部要求した

※この「運営上のその他の問題点」の解説は、「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の解説の一部です。
「運営上のその他の問題点」を含む「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の記事については、「2006 ワールド・ベースボール・クラシック」の概要を参照ください。

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