初期化処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/09 15:34 UTC 版)
「ntoskrnl.exe」の記事における「初期化処理」の解説
カーネルは制御を受け取る時に、パラメーターである構造体へのポインタを受け取る。この構造体はブートローダーによって受け渡され、ハードウェアに関する情報、レジストリファイルへのパス、カーネルの挙動を変更するブート設定またはオプションのカーネルパラメータ、ブートローダーによって読み込まれるファイルパスの情報を含んでいる。この構造体の定義はカーネルデバッガを使用するか、またはマイクロソフトのシンボルデータベースからダウンロードすることで取得することができる。 x86アーキテクチャでは、カーネルはシステムが既にプロテクトモードにあり、GDT (Global Descriptor Table(英語版))、IDT (Interrupt descriptor table(英語版))およびTSS (Task State Segment(英語版))の準備が済んでいることを受け取る。カーネルはドライバ署名、メモリマネージャー、IDTといった各種リソース・コンポーネントの初期化処理を行い、最後にセッションマネージャー サブシステム(英語版) (SMSS)が問題なく起動したことを確認して初期化処理を終える。
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