函館市交通局30形電車
箱館ハイカラ號
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 07:19 UTC 版)
「函館市企業局交通部」の記事における「箱館ハイカラ號」の解説
使用される車両の詳細については「函館市交通局30形電車」を参照 箱館ハイカラ號 切符を発売する女性車掌 「チンチン電車」として観光客向けに走らせている。元々は成田市の成宗電気軌道で運行されていた車両で、1918年に函館に譲渡され客車として運行されていた。その後1937年にササラ式除雪車に改造され、1991年(平成3年)策定の函館市交通事業健全化計画に基づく乗客誘致策の一つ、および1992年(平成4年)の函館市制70周年記念事業の一環として当初の姿に復元された。運転士のほか車掌も乗務しており、おもに女性車掌が切符を発売・回収している。 系統番号は表示せず、駒場車庫前 - 谷地頭・函館どつく前の運転を基本とする。出入庫および関連便で湯の川 - 駒場車庫前・谷地頭・函館どつく前が設定されるほか、8月の旧盆を含む繁忙期はかつて基本系統であった五稜郭公園前 - 谷地頭・函館どつく前を設定の上で増発される。 運行期間は4月中旬 - 10月31日となっている。 2017年までは木曜日 - 翌週月曜日を運行日としていて、火・水曜日を基本的に点検のための運休とし、他に降雨時や交通規制時には運休としていた。ただし火・水曜日が祝日または最終日とその前日が該当する場合などは運行することがあった。 2018年からは、基本的に期間中の土曜日・日曜日・祝日のみの運行となる。ただしゴールデンウィーク期間中・お盆時期(通常8月9日 - 14日)・最終日となる10月31日などは曜日に関係なく運行される。 その年の通常運行日については、各停留場に掲示の箱館ハイカラ號時刻表・車内や乗車券販売所で配布のパンフレット・函館市のホームページに記載がある。 運賃は通常と同じで、現金以外に次の乗車券・カード・利用証が使用できる。 券種摘要市電一日乗車券 市電・函館バス共通一日乗車券・2日乗車券 ICAS nimocaを含む全国相互利用交通系ICカード 2017年4月15日運行開始から。ただしこの場合は乗車ポイントは付与されず、乗継もできない。PiTaPaは使用不可。高齢者交通料金助成事業及び函館市障害者等外出支援事業の助成対象とならない。 市電・函館バスの乗換・乗継乗車券 大人運賃210円を超えた分は運賃から210円を引いた額を現金で支払う。半額対象となる小児・身体障害者手帳または療育手帳を提示した身体障がい者と知的障がい者及び同行の介護人(障がい者については後述)は、5円の端数は10円単位に切り上げの半額となる。 回数券 市電・函館バス共通。額面を超えた分の差額は現金で支払う。 [定期券] 全線定期券昼間割引全線定期券市電全線定期券市電バス昼間フリー定期券市電バス全線定期券 全線 普通定期券学生等割引定期券 市電専用または市電・函館バス共通の市電に乗車可能のもので、指定された区間のみ。ただしIC定期券でチャージ残高がある場合は乗り越し精算可能。 函館市障害者等外出支援事業(身体・知的障がい者)対象者のうち、施設等に通所(通学)している人の無料利用証 2018年(平成30年)3月31日まで 函館市障害者等外出支援事業(精神障がい者)対象者のうち、施設等に通所している人の無料利用証・半額利用証 2018年(平成30年)3月31日まで また、次の乗車券・カードは使用できない。 券種摘要PiTaPa トワイライトパス 販売期間・使用時間がそれぞれ運行期間外(通常1月3日 - 3月31日)・運行時間外(18:00 - )であるため利用できない。 [下記の磁気タイプ乗車カード] イカすカード バス・市電共通乗車カード 函館市の「高齢者交通料金助成事業」に基づく高齢者交通料金助成専用乗車カード 函館市障害者等外出支援事業(身体・知的障がい者)対象者のうち、施設等に通所(通学)していない人が交付された乗車カード 函館市障害者等外出支援事業(精神障がい者)対象者のうち、施設等に通所していない人が交付された、または助成券により半額で購入した乗車カード 函館市障害者等外出支援事業(戦傷病者)対象者が交付された乗車カード 函館市障害者等外出支援事業(原爆被爆者)対象者が交付された乗車カード
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