空の彼氏候補
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:36 UTC 版)
「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の記事における「空の彼氏候補」の解説
入野光(いりの ひかる) 演 - 岡田健史 空と同じ立青学院大学に通う学生。熊本出身。多くの女性から交際を申し込まれるイケメン。血液型はA型。 家族は九大医学部教授の父、ラサールから九大医学部に進学した兄、ラサールに進学した弟を擁するエリート一家で、光が医学部に進学しなかったことを父は恥と捉え親族から光の進学先に触れられたくない様子を母が察し、法事で熊本に帰省するのを控えるようにと連絡されてしまい、劣等感を感じている。 地元の熊本で家庭教師をしてくれた未羽に好意を抱いており、大学進学で上京してから彼女の自宅を訪れるようになり彼氏になれたと思っていたが、資産家の男性と交際するので彼女からもう会わない方がいいと告げられる。後日、未羽から結婚式への出席を電話で案内されるが、空が渉に真っ直ぐに向き合って恋愛している様子に感化され、恋の駆け引きで心を惑わすようなことをする未羽と決別することを告げる。 大学デビューで人気者の陽キャラのブランディングに成功したが、実は隠れ二次元オタク。オタクであることを隠すためコミケにはわざわざ眼鏡とカツラとチェックのネルシャツと大量にポケットが付いたベストで変装して参加している。その一方でインターハイで400m全国7位に入賞するなど運動能力が高い。 秘かに少年ジャンプで自身がストーリーを手掛ける漫画作品の連載とアニメ化を目指しており、空の高い画力を知って漫画の作画を依頼し、後日空から漫画のイメージボードを渡され一緒に漫画を創作することになる。 空からプレゼントしたビー玉を紛失してしまった話を聞くと、もう一度プレゼントするためにビー玉が当たるまでカプセルトイを購入し続けて入手するが、空が渉に本気でデートを申し込む様子を目の当たりにして、空に渡すことなくビー玉を隅田川に投げ捨てる。渉との仕切り直しのデートで空からどうすればいいか分からないと相談の電話が度々かかってくるのでアドバイスするが、空が渉と仲良くなっていくことに複雑な気持ちになり、デートが気になって空に電話をかけるが、渉が電話に出たため、思わず電話を切ってしまう。 空が漫画の合作にやる気を出してくれ、これまで喫茶店でアイディア出しを重ねてきたが、実際に作品を仕上げる段階に進み、喫茶店での作業は厳しいと感じたことから、空のタワーマンションで創作することになる。そこで漫画の登場人物の血液型などのより細かい設定を詰めていきたいと空に話をしたところ、母の碧と空の血液型を聞かされ、打ち合わせ後自宅に帰って設定をまとめ上げようとした際、親子としてその血液型の組み合わせは成立しないことに気付く。自分なりに空と碧の血液型を確認しようと、水瀬家と家族ぐるみの付き合いがある「おだや」に赴き、ゴンに碧たちの血液型をそれとなく探りを入れる。その際に対応した俊一郎と意気投合し、自分は今、空に恋愛感情を抱いており、渉と空が交際していることもあるが、告白してフラれるのが嫌なので空には秘密にして、そんな気持ちが1ミリもないように接していると俊一郎に内情を吐露する。 空が病院で血液検査を行い、自分は碧の娘ではなく他人であったことを知りショックを受けた際は、碧は空のことを愛していると励まし、取り乱し大泣きして光に抱きつかれると、オレは直ぐに相談に乗ってやると空を励ます。その日の晩、碧と顔を合わせる気持ちになれない空が光を頼り彼のアパートを訪ねてきて宿泊をお願いされる。男女が二人きりになるのは良くないと考え、漫画喫茶に出かけるが、一人になるのが嫌だった空は光を追いかけ漫画喫茶に駆け付け「入野といると心が自由になる」と心情を吐露される。漫画喫茶で一夜を明かした帰り道、カプセルトイを購入し、1回でビー玉を引き当て、空にプレゼントし、空はそのビー玉をお守りにする。 実父の一ノ瀬に会うために逢瀬島に向かった空から電話がかかってきて、一ノ瀬のことや島でのキャンプのような生活を伝えられるが、内心ではそのことがうれしかったのにもかかわらず素直になれず、そういうことは恋人の渉に話すべきではないかとひねくれて答えてしまう。 空との合作漫画『君のいる世界』を完成させ、ジャンプの新人賞に持ち込みで応募すると、入選するよう神頼みをするのに空と神社を訪れ願掛けし、例え空の母の碧が沖縄に行こうがニューヨークに行こうが「自分は東京にいる」と空に宣言し、空と離れ離れになりたくないので、空には自分のいる東京に留まって欲しいという気持ちを遠回しに伝える。後日、応募した新人賞で『君のいる世界』が努力賞に入選し、空と二人で喜びを分かち合い、これまで居ると言っていた心という名の恋人は本当は漫画の登場人物で、リアルな恋人はいないと最後まで遠回しに空に彼女になって欲しい気持ちを伝えている。 渉周一(わたる しゅういち)〈25〉 演 - 東啓介 整体院・太葉堂のイケメン整体師。碧の小説を全て所有するほどの彼女の大ファン。190cmの長身で、歩くとやたらと物にぶつかる体質。 施術を行った際、碧のファンであることを告白したことが切っ掛けで碧に一目惚れされる。また、公園で転倒した空を助けてあげた際に空からも一目惚れされている。40代の碧に対し「五十肩」のケアを怠らないようにと言い続けたことで碧を恋から冷めさせてしまうが、「はなカフェ」で再会した空には積極的に話しかけ、上野動物園にコツメカワウソの赤ちゃんを観に行こうとデートに誘う。しかし、空を誘っておきながら、「忘れられない人」がいるため「付け鼻毛」を付けてデートに現れわざと嫌われるように仕向け、人生初デートの空を幻滅させる。それでも事情を承知したうえで空から本当のデートがしたいと申し込まれたため、その要望を受け入れ再度デートすることになる。 仕切り直しのデートでは、空を喜ばせようと意外とデート経験が少ないながらも気を遣って喜んでもらい、実質的な初デートの緊張からお腹が痛くなった空を太葉堂で施術を施し介抱し、空に優しく接する。 空が碧が実母でないことを知りショックを受けたことを自分ではなく光に相談していたことを聞いて嫉妬し、「おだや」で偶然出くわした光に宣戦布告するが、光からは恋愛は交際している者同士の問題で自分に文句を言われても意味不明だとかわされるが、その後、空の気持ちが自分ではなく光に向いていることを悟り、光との「なくしたくない関係」を守るようにと空に告げ、彼女のことを大切に思う気持ちから自ら身を引いた。 空との恋愛を終えしばらく傷心気味であったが、後日、初恋の相手と思わしき「くるみちゃん」という女性からパソコンに友達申請の連絡が届いている。
※この「空の彼氏候補」の解説は、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の解説の一部です。
「空の彼氏候補」を含む「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の記事については、「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」の概要を参照ください。
- 空の彼氏候補のページへのリンク