琉球、奄美群島、鹿児島藩の人口変遷とは? わかりやすく解説

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琉球、奄美群島、鹿児島藩(薩摩藩)の人口変遷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 16:09 UTC 版)

江戸時代の日本の人口統計」の記事における「琉球奄美群島鹿児島藩薩摩藩)の人口変遷」の解説

琉球は清の冊封国建前上、江戸時代全国人口調査統計から除外されたが、その一方で鹿児島藩薩摩藩)によって琉球宗門手札改が実施されていた。また、道之島奄美群島)も明治入って薩摩国(後に大隅国)に編入されるまで全国人口調査から除外されていたが、慶長18年1613年)の琉球からの割譲以降鹿児島藩直轄支配下にあった。これらの地域人口本土人口と共に鹿児島藩藩政史料として伝わっている。 以下鹿児島藩総人口とともに奄美群島、「本琉球」の人口をまとめる。幕府がまとめた旧国別人口(#旧国別調査人口の変遷記載薩摩国大隅国人口)と幕府報告され領民人口(#江戸時代前期推定人口変遷に示す『竹橋余筆別集記載元禄11年1698年)と享保17年1732年)の松平大隅守人口)などは、鹿児島藩幕府報告した領民人口そのものであるが、本表では日向国諸県郡分の人口判明している享保5年1721年分の領民人口のみを採用する。この一例除き、他の統計はすべて武士武家奉公人従者などの除外人口を含む。なお鹿児島藩人口調査遺漏多く天保年間幕末遺漏人口20万人以上とも推測されている。特に琉球人頭税逃れのため遺漏多く沖縄県発足直後調査人口がほぼ倍増している。 鹿児島藩奄美群島琉球人口変遷元号西暦鹿児島藩琉球国全域薩隅日三ヶ国合計道之島奄美群島)本琉球他国合計男女薩摩国大隅国日向国諸県郡合計男女合計男女寛永9年 1632年 108,958 53,610 55,348 寛永13年 1636年 302,021 174,911 126,063 148,477 89,821 63,723 111,669 54,496 57,173 万治2年 1659年 112,764 55,721 57,043 寛文5年 1665年 110,241 54,188 56,053 寛文年中 1670年495,915 354,327 178,101 115,459 60,767 31,377 110,211 54,188 56,053 寛文12年 1672年 116,483 57,540 58,943 延宝4年 1676年 369,062 延宝5年 1677年 380,223 222,139 157,003 122,213 60,558 61,655 貞享元年 1684年 355,387 183,376 117,583 54,428 129,995 64,235 65,760 元禄3年 1690年 128,567 63,430 65,137 元禄11年領民人口1698年 260,961 元禄12年 1699年 141,187 69,195 71,992 宝永3年 1706年 666,541 457,806 267,358 194,603 49,472 25,051 24,421 155,108 76,026 79,082 4,155 宝永4年 1707年 155,261 正徳3年 1713年 157,760 享保6年領民人口1721年 303,642 173,040 130,602 149,039 112,616 41,987 167,671 80,009 87,662 享保7年享保12年領民人口1722年1727年 62,304 31,086 31,218 129,642 57,685 71,957 享保14年 1729年 173,969 享保17年領民人口1732年 339,955 元文2年 1737年 817,635 延享2年 1745年 843,808 宝暦3年 1753年 872,083 宝暦11年 1761年 879,539 188,530 明和9年 1772年 887,222 637,787 74,910 174,211 314 天明6,7年 1786,87年 842,406 寛政6年 1794年 623,627 338,765 284,862 寛政12年 1800年 857,562 626,856 372,573 177,312 76,971 74,593 155,650 463 文政9年 1826年 870,181 651,202 404,774 169,830 76,598 77,667 140,565 747 嘉永5年 1852年 843,906 625,365 393,527 157,111 74,727 85,125 132,678 738 明治4年 1871年 727,634 364,427 362,088 457,213 191,334 79,087 諸士郷士私領士、及び下人足軽等を含めた鹿児島藩武家人口は、明治維新の頃には34万人達している。 鹿児島藩身分構成変遷身分地域職業延宝5年1677年貞享元年1684年宝永3年1706年明和9年1772年寛政12年1800年文政9年1826年嘉永5年1852年) 薩隅日三ヶ国合計 380,223 355,387 457,806 637,787 626,856 651,202 625,365 人躰士 諸士72,877 15,061 直士92,805 32,349 37,075 37,670 37,607 城下士人躰 2,196 4,149 4,235 4,325 4,487 郷士人躰 12,865 21,637 22,857 23,231 22,834 私領家来人躰 6,563 9,983 10,114 10,286 人躰外士・妻子 三州武士(人躰士を除く)61,919 130,666 129,361 134,477 133,087 城下人躰外士・士妻娘 11,027 11,493 12,469 13,684 人躰外郷士郷士妻娘 87,323 83,360 84,908 82,077 私領家来人躰外・家来妻娘 32,316 34,508 37,100 37,326 諸士又内・又々内・諸座附座附者4,468又内・又々74,353寺社家付門前13,34692,167 諸士家来寺社家門前・町在郷278,407 諸士家来寺社家門前等79,682 74,730 61,207 68,818 73,634 城下家来足軽・諸座附寺社門前 27,725 28,113 35,774 39,922 郷士下人足軽中宿・諸座附寺社門前 32,902 33,094 17,495 17,541 私領家中足軽私領居住寺社門前末々 14,103 15,549 16,171 福昌寺・飯隈山役8 4 101 119 出家寺社私領妙音寺地神盲僧 1,767 1,118 1,742 1,177 苗代川笠野原 911 1,446 1,413 2,148 1,989 在郷 167,387 213,169 383,144 328,141 333,727 307,254 町浜 43,861 56,610 79,681 64,579 67,298 64,591 鹿児島城三町 7,023 5,737 5,185 4,941 4,040 野町横井野町 9,326 10,700 9,622 10,167 10,433 浦浜・荒田40,261 62,546 49,772 51,475 49,393 塩屋 698 510 531 半浦 205 194 流人遠島者・赦免居附 2,850 192 6 97 166 死苦慶賀行脚乞食 1,081 3,228 3,958 5,024 5,339 合計不一致 –3 –69,238 100 402 道之島 49,472 74,910 74,593 77,667 85,125 郷士47 192 1,566 寺社 2 1 在郷 49,302 74,131 76,814 82,782 流人遠島者・赦免居附 170 719 660 777 徳之島乞食 11 琉球国 122,213 129,995 155,108 174,211 155,650 140,565 132,678 按司親方・士 14,014 37,323 43,479 50,700 50,091 家来下人 13,134 13,409 112,158 14,332 14,656 寺社 175 211 99 94 在郷 127,780 123,254 75,418 67,821 入墨流人 5 行脚 14 13 16 16 他国 4,155 314 463 747 738 他国江戸・京・伏見大坂長崎)居付士分 3,109 314 463 747 738 他国居付百姓 876 他国牢人 170 総人口 666,541 887,222 857,562 870,181 843,906 (典拠は尾口義男(1998年, 2000年)、『鹿児島県史』)

※この「琉球、奄美群島、鹿児島藩(薩摩藩)の人口変遷」の解説は、「江戸時代の日本の人口統計」の解説の一部です。
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