玄野参加以前の参加者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 17:22 UTC 版)
「GANTZの登場人物」の記事における「玄野参加以前の参加者」の解説
小説版『GANTZ/MINUS』にて登場。基本的に名前が明かされた順に記載する。 橿原 大樹(かしばら おおき) あだ名:「おおきくん」、「にげごし」 『GANTZ/MINUS』の主人公。高校生の元サッカー部員。彼女はいない。初期の玄野と同様、特に優れた面があるわけでもなく、かといって劣った面があるわけでもない、ごく平凡な少年。だが反面、周りの人間が苦労を重ねるようなことを器用にこなす才能を持っており、上級生などから反感を買っていた。そのためサッカー部を退部し、私生活では目立つことを良しとせず、凡夫に徹していた。 死因は事故死。マンションから落ちそうになった子供を助けるも、勢い余って自らの頭部を強打して死亡し、ガンツ空間へ転送された。明里の訓練のおかげでスーツや武器の扱いに習熟していき、さらにはワイヤーを用いた手製の仕掛けを作るなどして、小説版の最後にはひょうほん星人を倒すまでになる。戦友の明里に恋愛感情を抱くが、明里に恋人がいることを知り失恋。ひょうほん星人戦で100点を取った当初は明里を再生させようとしたが、本人の意思を尊重して断念し、ガンツ空間からの解放を選んだ。 ひょうほん星人戦にて「クロノケイ」なる存在を知らされ、玄野と加藤が最初に電車に轢かれた現場に居合わせた時、無意識に「そうか、始まッたんだ」と呟いた。 神功 明里(じんぐう あかり) あだ名:「あかりちん」 大樹、西、和泉よりも遥か前から、ガンツ空間で戦っていた古参の参加者。ずば抜けて優れた戦闘能力を持つベテランのメンバーであり、当初は和泉をも凌ぐ実力を持っていた。大樹から「タレント並の美貌」と評されるほどの美少女。私生活は謎に包まれていたが、実は大樹と同じ高校に通う学生であり、陸上部の部長を務めている。 100点を取ることに強いこだわりを持ち、誰にもその理由を明かすことはなかったが、その目的は自分を指導し、支えになってくれた戦友であり恋人である懐里を再生させることにあった。見事目的を達成させ、懐里を再生させるも、ひょうほん星人との戦いの中で懐里を失い、己もまた懐里に変装したひょうほん星人に油断し、攻撃を受けて死亡した。最期に「自分を生き返らせないで」と大樹に嘆願し、大樹もまた彼女の意図を汲み取ったため、結局再生されることはなかった。 石橋(いしばし) 大樹、西、和泉よりも遥か前からガンツ空間で戦っていた、古参の参加者。白髪交じりで伸び放題の黒髪に爬虫類のような目つきをした、薄汚い男。 Xガンでボスしょうとく星人の右肩や頭を壊すなど善戦するも、結局は童子の大群に頭以外の全身を擂り潰され死亡。 高岳(たかおか) あだ名:「石橋のパシり 改〆 おんしらず」 石橋の手下のうち、丸刈りの男。 右腕を負傷しながらもしょうとく星人戦を生存。しかし石橋の死を知った時には、悲しむどころか嘲っていた。はなこさん星人戦では和泉と共にガンツバイクで暴れ回るが、はなこさん星人に捕獲されてしまい、和泉にも見放され、そのまま食べられて死亡。 城山(しろやま) 石橋の手下。大樹が合流したころまでに、銃撃戦の巻き添えを食って死亡したとのこと。 丸岡(まるおか) 石橋の手下のうち、のっぽの男。 しょうとく星人の杓で右腕を吹き飛ばされたうえ、血を吐くまで童子に腹を殴られ続け、しょうとく星人に投げ飛ばされて亀井に激突する。ミッション終了後、部屋に戻ってこなかった。 亀井(かめい) 石橋の手下のうち、八の字眉毛のでっぷりした男。 丸岡の腹を殴り続けていた童子を射殺するも、しょうとく星人が投げ飛ばした丸岡と激突する。ミッション終了後、部屋に戻ってこなかった。 小村(こむら) 石橋の手下のうち、髭面の男。 しょうとく星人や童子の大群に擂り潰されて死亡。 飯田(いいだ) 石橋の手下のうち、野球帽を被っている男。 ボスしょうとく星人の憲法十七条読み上げによる謎の攻撃で、跡形もなく消滅した。 隈取りの男 石橋の手下のうち、目の下に真っ黒な隈がある男。名前は不明。 ボスしょうとく星人が吐き出したしょうとく星人の大群に押し倒され、杓で撲殺された。 高良(たから) あだ名:「りすとら」 人の好さそうなすだれ頭の中年男性。 しょうとく星人戦を生き延び、明里の訓練参加の呼びかけにも意欲的に応じた。しかし、訓練のために家を抜け出そうとしたところを妻に見つかって理由を問い詰められ、やむなくガンツ部屋でのことについて説明しようとしてしまったため、脳内爆弾が作動し絶命した。 井村(いむら) あだ名:「ニートマン」 ニキビ面の青年で、年頃は大樹と同じくらい。 しょうとく星人戦を生き延び、明里の訓練参加の呼びかけにも意欲的に応じた。しかし、友達にXガンを見せびらかして、彼らの目の前で試しに猫を撃とうとしたため、脳内爆弾が作動し絶命した。 「ちかん」 一見すると真面目そうな男。 ひょうほん星人に生きたまま解体され死亡。 漫画本編でもメモリーに名前だけ登場している。 「ほすてす」 派手な化粧で悪趣味なアクセサリーを着けた女。 トラ星人戦かひょうほん星人戦のどちらかで死亡した模様。 漫画本編でもメモリーに名前だけ登場している。 「さわやか」 若いサラリーマン。 はなこさん星人戦で死亡したためか、部屋に戻ってこなかった。 漫画本編でもメモリーに名前だけ登場している。 西 丈一郎(にし じょういちろう) ラストミッション(イタリア編)を生き残った参加者を参照。 中学生の少年。マザコンで母親に対して強い承認欲求を持つ。死因は自殺。小説本編では、愛していた母親が父親との確執を苦に首つり自殺したことにより、後を追うようにマンションの屋上から飛び降りて死亡し、ガンツ空間に転送された(公式ガイドブック『GANTZ/MANUAL』に記された設定の「事故死」及び、アニメ版の監督が語る飛び降り自殺の動機とは異なっている)。 新参者としての登場であったため、未熟で戦闘慣れしておらず、戦力としてはほとんど役に立っていなかった。また、プライドが高く屈折した性格から、周囲と軋轢を生んでいた。戦いの果てに実力をつけ、数々のミッションを生き残り、大樹脱退後も戦い続けていたが、和泉からは「役には立たないが、足手まといにもならない」と存在を黙殺されていた。 和泉 紫音(いずみ しおん) かっぺ星人編からの参加者を参照。 中学三年生の少年。背が高く大人びた印象の持ち主。死因は事故死。努力せずとも何事も上手くいく世の中に醒め、興奮を求めるあまりにヤクザのベンツを盗み、無免許運転で暴走。逆走の果てに大型ダンプカーと衝突して死亡し、ガンツ空間に転送される。転送後、ガンツの趣旨を大樹から教えられたことから、ミッションに意欲的に参加し、初陣から戦果を出して、明里を驚かせた。その後のミッションでも戦果を挙げ、闘争に明け暮れていたが、トラ星人から「鍵(クロノケイ)には値しないゴミのような存在」であると侮蔑され、さらに次に戦ったひょうほん星人に「異星人の襲来する未来(「カタストロフィ」)」と「自らの最期」のヴィジョンを見せられ、驚愕する。 大樹脱退後は西に「昔は尖ってたが、今はリーダーを気取ってる」と嘲笑されながらも、河内、茨木、南の3人と共にジーンズ星人の群れを撃破。最後に襲撃してきた吸血鬼の氷川を単身退け、晴れて100点を獲得。しかし、ひょうほん星人に見せられた未来のヴィジョンへの不安から無意識のうちに一番を選んでしまい、ガンツ空間から解放された。 汐原 懐里(しおばら かいり) 明里の戦友であり恋人。故人。 トラ星人戦で100点を取った明里によって再生されたが、直後の追加ミッションでひょうほん星人に殺害され、皮膚を奪われた。 河内 武士(かわち たけし) 茨木 進(いばらき すすむ) 南 隼人(みなみ はやと) 河内は刑事であり、茨木は筋肉質な体で細いフレームの眼鏡をかけた青年、南は肩まである茶髪が特徴的な青年。3人とも大樹脱退後に入ってきたメンバーであり、和泉も「それなりに戦力としてアテになる」と評している。 和泉と共にジーンズ星人の群れを撃破し、ボスを探すが、突如襲撃してきた氷川によって3人とも致命傷を負わされる。それでも何とか帰還できたが、和泉脱退後の動向は不明。 漫画本編でも和泉の回想シーンに登場している。フルネームは『GANTZ/MANUAL』にて判明。
※この「玄野参加以前の参加者」の解説は、「GANTZの登場人物」の解説の一部です。
「玄野参加以前の参加者」を含む「GANTZの登場人物」の記事については、「GANTZの登場人物」の概要を参照ください。
- 玄野参加以前の参加者のページへのリンク