月天とは? わかりやすく解説

がっ‐てん〔グワツ‐〕【月天】

読み方:がってん

月天子(がってんし)の治め月の世界転じて、月。

月天子(がってんし)


月天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 08:06 UTC 版)

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月天
仏像図彙』による月天
月天
梵名 「チャンドゥラ」
चन्द्र, Candra
「ソーマ」
सोम, Soma
別名 月天子
寶吉祥天子
月宮天子
栴檀
星宿王
旃達提婆
戦達羅
戦捺羅
旃陀羅
蘇摩提婆
蘇摩
経典 長阿含経
金光明経
大方広仏華厳経
法華経
『仏説立世阿毘曇論』
『大威徳陀羅尼経』
宿曜経
『七曜攘災決』
関連項目 十二天
日天
羅睺
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月天(がつてん、がってん、Skt:Candra、音写:戦達羅、戦捺羅、旃陀羅など)は、仏教における天部の一人で、十二天の一人。元はバラモン教の神であったが、後に仏教に取り入れられた。

概要

正しくは月天子で、月天はその略称。月宮天子、名明天子、宝吉祥との異名もある。やその光明を神格化した神で、勢至菩薩の変化身ともされる。四大王天に属し、月輪を主領して四天下を照らし、また多くの天女を侍(はべ)らし、五欲の楽を尽くし、その寿命は500歳といわれる。

形象は、一定しないが3羽から7羽のガチョウの背に乗り、持物蓮華や半月幢を持つものがあり、として月天后を伴うものがある。両界曼荼羅や十二天の一人として描かれることがほとんどであり、単独で祀られることはほとんどないようである。

関連項目


月天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)

「仏像」記事における「月天」の解説

月天は十二天一柱バラモン教における興奮作用有する植物の液汁神格であるソーマ起源とするが、ヒンドゥー教においてこれが月神特徴強めたことが、仏教取り入れられた際の月天に強く影響している。九曜チャンドラ取り入れられている。

※この「月天」の解説は、「仏像」の解説の一部です。
「月天」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。

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