日本の列車禁煙化の歴史(国鉄・JR)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 19:19 UTC 版)
「交通機関の喫煙規制」の記事における「日本の列車禁煙化の歴史(国鉄・JR)」の解説
1908年10月1日:鉄道庁が新橋←→横浜・横須賀・国府津間の各急行列車に禁煙車を設置(1等車半輌、3等車1輌)。 1976年8月20日:新幹線初の禁煙車設置(東海道新幹線の「こだま」16号車)。 1980年4月7日:「嫌煙権確立を目指す法律家の会」による嫌煙権訴訟。被告は国、日本専売公社、日本国有鉄道。 1981年:在来線初の禁煙車設置。エル特急「とき」(上野 - 新潟間を走行)。 1982年11月:優等列車のほとんどに禁煙車が設定される(この時点では全て自由席のみ設置。特急列車のうち「みどり」は編成両数が少ないため設置されず)。 1985年4月:優等列車の指定席・グリーン席にも禁煙車・禁煙席を設置。 1989年6月:東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・西日本旅客鉄道(JR西日本)の東海道本線全線の普通・快速列車を禁煙化、JR東日本の中央本線の禁煙区間が新宿 - 大月までに拡大される。 1992年:JR西日本が岡山・広島支社管内で普通・快速列車を禁煙化。 1993年3月:JR西日本が管内で普通・快速列車を全車禁煙化。 1994年12月:四国旅客鉄道(JR四国)が予讃線・本四備讃線の普通・快速列車を全車禁煙化。 1997年3月:JR東日本が管内の普通・快速列車を全車禁煙化。 1998年10月:JR東海、JR四国が管内の普通・快速列車を全車禁煙化。 1999年3月:九州旅客鉄道(JR九州)が管内の普通・快速列車を全車禁煙化。 2004年3月:九州新幹線が開業時より全車禁煙。 2005年12月:JR東日本が北陸新幹線・房総半島方面の特急「成田エクスプレス」などを全車禁煙化。 2006年3月:北海道旅客鉄道(JR北海道)が道内完結列車(青森に発着する急行「はまなす」を含む)を全車禁煙化。 2007年:3月のダイヤ改正で、各社とも大幅な禁煙化をおこなった。また7月から営業運転を開始した新幹線N700系は喫煙ルーム設置の上、全座席を禁煙としている。JR東日本 新幹線を含む全車禁煙化(次項「(スーパー)白鳥」以外の他社直通列車と寝台列車、「リゾートしらかみ」の喫煙コーナーを除く)。 JR北海道 「スーパー白鳥」を禁煙に、同社に残る喫煙可能な列車は「北斗星」のみとなる。 JR東海 「ムーンライトながら」、「あさぎり」、「伊那路」、「ふじかわ」を禁煙に、その他の特急列車は禁煙車を増加。 JR西日本 乗車時間が概ね3時間以内の列車を中心に禁煙に、その他の特急列車は禁煙車を増加。詳細は JR西日本発表 JR四国 「アンパンマン列車」で運転される「南風」の喫煙席を廃止。 JR九州 長崎方面の特急および「リレーつばめ」・「ソニック」を禁煙に。それ以外は喫煙ルーム対応など。詳細は JR九州発表 2008年3月:JR四国の特急列車が喫煙ルームを除き禁煙となる(乗車時間2時間以上のものは喫煙ルームで対応)。 2009年3月:JR九州の全列車が禁煙化を行った。さらに、JR東海在来線ホームにおける喫煙が終日禁煙となった。 4月1日:JR東日本の駅構内の終日禁煙エリアを首都圏の一定エリア(おおよそ電車特定区間内)に新設。 6月:JR東海とJR西日本の在来線の列車(寝台列車および、岡山発着の四国方面特急の一部を除く)が全車禁煙化。 7月:京阪神近郊エリア(新幹線ホーム除く)における駅ホームでの終日禁煙を実施。 10月1日:JR東日本の駅構内の終日禁煙エリアを首都圏の一定エリア(おおよそ電車特定区間内)から首都圏に拡大。東海道本線・山陽本線は、東京 - 網干まで禁煙となる。 2010年3月:ダイヤ大幅改正を目安にJR東日本の駅構内の終日禁煙エリアを拡大。 2011年3月:東海道新幹線「のぞみ」、「ひかり」自由席の全車禁煙化 及び、JR四国の在来線の列車(サンライズ瀬戸を除く)が全車禁煙化。 6月1日:JR東日本の首都圏における駅構内の終日禁煙エリアを拡大。 2012年4月:JR九州の福岡・北九州都市圏の在来線駅構内が終日禁煙を実施。 2014年8月:JR北海道の札幌都市圏(Kitacaエリアのみ。分煙設備のある札幌駅と南千歳駅、新千歳空港駅を除く)の在来線駅構内が終日禁煙を実施。 2020年11月1日:JR東日本の千葉支社における駅構内の終日禁煙エリアを拡大。 2021年4月1日:JR東日本の新潟支社における駅構内の終日禁煙エリアを拡大。 10月1日より順次:JR東日本の長野支社における駅構内の終日禁煙実施駅を拡大。 12月1日より順次:JR東日本の水戸支社における駅構内の終日禁煙エリアを拡大。 現在、喫煙席が残る在来線優等列車は「サンライズ出雲」と「サンライズ瀬戸」(JR西日本/JR東海)のみである(繁忙期のみ設定の列車除く)。
※この「日本の列車禁煙化の歴史(国鉄・JR)」の解説は、「交通機関の喫煙規制」の解説の一部です。
「日本の列車禁煙化の歴史(国鉄・JR)」を含む「交通機関の喫煙規制」の記事については、「交通機関の喫煙規制」の概要を参照ください。
日本の列車禁煙化の歴史(私鉄・第三セクター)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/10 19:19 UTC 版)
「交通機関の喫煙規制」の記事における「日本の列車禁煙化の歴史(私鉄・第三セクター)」の解説
明治・大正年代(仔細不詳):京浜急行電鉄をはじめとした都市近郊電車は、軌道条例又は軌道法により特許された為、全車禁煙とされる。 1904年2月18日:街鉄、東鉄(都電の前身)において車内喫煙禁止。 1987年以前:特急「北アルプス」を除き、名古屋鉄道の名鉄特急が全席禁煙となる。 1987年7月1日:小田急電鉄が特急ロマンスカーの全列車の1 - 3号車に禁煙車を設置。 1995年4月1日:東武鉄道が禁煙区間を全線に拡大。 2001年10月1日:特急「北アルプス」の廃止に伴い、名古屋鉄道の名鉄特急が全席禁煙となる。 2003年7月1日:伊豆急行が、普通列車を全車禁煙化。 2005年5月31日:南海電気鉄道が特急「ラピート」を全車禁煙化。 2007年3月:京成電鉄の「スカイライナー」を除く関東大手私鉄の特急が全車禁煙となる。 3月18日:伊豆急行が、従来の普通列車に加え、特急列車(踊り子・スーパービュー踊り子(現・サフィール踊り子)・リゾート踊り子)も全車禁煙化。 2010年7月:成田スカイアクセス開業に伴い京成電鉄の「スカイライナー」の喫煙席が廃止され、全車禁煙となる。 2011年9月1日:南海電気鉄道の「ラピート」以外の特急も全車禁煙となる。 2020年2月1日:近畿日本鉄道の特急列車が全席禁煙となる。
※この「日本の列車禁煙化の歴史(私鉄・第三セクター)」の解説は、「交通機関の喫煙規制」の解説の一部です。
「日本の列車禁煙化の歴史(私鉄・第三セクター)」を含む「交通機関の喫煙規制」の記事については、「交通機関の喫煙規制」の概要を参照ください。
- 日本の列車禁煙化の歴史のページへのリンク