日本の初期の小型シート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:50 UTC 版)
「小型シート」の記事における「日本の初期の小型シート」の解説
日本で最初の小型シートは1934年(昭和9年)4月20日発行の「逓信記念日制定記念」である。当時は「組合せ郵便切手」とよばれ、当時販売されていた航空切手4種を組み合わせ、一枚のシートにまとめ発行したものである。販売されたのは、同日より東京市(当時)の日本橋三越と逓信博物館(後に設置されていた逓信総合博物館とは異なる)の2箇所で開催されていた、切手展会場内の郵便局臨時出張所だけであった。発行枚数はわずか2万枚であったうえに、当時の封書料金の基本料金が3銭であった時期に販売価格が77銭と高額であったため、現在では日本の小型シートのなかで最も高価なものになっている。 また、逓信省は1936年より、国立公園を描いた特殊切手を発行していたが、これらの国立公園を描いた切手を組み合わせた小型シートも発行した。これらは特製二つ折りのタトウ(台紙)に挟まれて販売された。ほかにも日本が1935年12月に最初に発行した年賀切手は普通切手とサイズが同じであったことから1シートは100枚構成であったが、これとは別に、特製封筒に入れた20枚構成のシートを通信販売で売り出しており、こちらも現在では小型シートと見なされている。
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