搭載兵装とは? わかりやすく解説

搭載兵装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)

A-5 (航空機)」の記事における「搭載兵装」の解説

A-5(A3J)の特徴として、核爆弾胴体内の“リニアボムベイ(linear bomb bay)”と呼称される独特の爆弾倉収容する独自の設計がある。これは双発エンジンの間に筒状内部空間設け、ここにMk28(B28)を始めとした核爆弾1基と2基の増設燃料タンク連結して収容し後端脱着式のテイルコーンで閉鎖するのである核爆弾投下時にはまずテイルコーンを切り離し目標到達時点でほぼ空になっている燃料タンク連結された状態の核爆弾をドローグガン(drogue gun)によって50フィート / 秒(15.24m / 秒)の速度後方射出する。これによりA-5は超音速飛行状態のまま核爆弾投下が可能で、投下時の速度低下極力抑えることを狙っていた。この設計高速飛行障害となる爆弾燃料タンク機外懸垂する必要がなく、また投下時に扉を開く必要がない上に機外放出した核爆弾投下機の発生させる衝撃波影響を受けること極力小さくできる、という利点があったが、カタパルト射出時の衝撃燃料タンク放出されてしまうなどのトラブル多くまた、ベイ内には1発の核爆弾しか搭載できないため汎用性がない、という問題があった。 一連となった核爆弾燃料タンクは"stores train"と通称され、最後端になる燃料タンク後方には整流用の折畳式フィン取り付けてあり、投下コース安定させる役目果たしていた。リニアボムベイには核爆弾搭載せず増設燃料タンク3基とすることも可能で、空中給油システム搭載して空中給油機として運用することもできた。 胴体内リニアボムベイの他にも兵装搭載は可能で、主翼下には左右にハードポイントA-5A(A3J-1) は左右それぞれ1ヶ所、A-5Bは2ヶ所)があり、必要に応じてパイロン増設し核爆弾を含む各種爆弾ロケット弾空対地ミサイル増槽装備できたが、外部兵装装着した状態では本機特性である超音速飛行性能影響を及ぼすため、通常の構成では高速力発揮のために作戦時は爆弾増槽共にリニアボムベイのみを使用することになっていた。

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搭載兵装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:53 UTC 版)

Su-57 (航空機)」の記事における「搭載兵装」の解説

固定武装としては、GSh-30-1(9A-4071K)の近代化型9A1-4071Kを右LEVCOM近くに1門装備する。9A1-4071Kは任意のモードすべての弾薬容量使い果たすことができるもので、実際に装備してテスト2015年計画されている。 エアインテーク間に設けられた2箇所ウェポンベイは、長さ4.6mから4.7m、幅1mから1.1mと推定されており、複数空対地ミサイル空対艦ミサイル搭載できるとされる補助として翼根に配された、膨らみ付いた三角形部位にも"クイックベイ"と呼ばれるウェポンベイ設けられている。兵装内装化は、航空機ステルス性維持し空力抵抗削減して外部搭載比べてパフォーマンス向上するまた、T-50の高い巡航速度従来機に比べて武器有効性増加する予想される。ヴィーンペルではそれぞれ300kgの負荷対応したUVKU-50Lと700kgの負荷対応したUVKU-50Uの2種類ランチャー開発している。一方既存ミサイルだとウェポンベイからはみ出るサイズも多いため、T-50用の内部搭載ミサイル2017年までに6種類2020年までに更に6種類、計12種類開発する予定開発予定内部搭載ミサイル4種類については、2015年8月時点で既に開発済みで、現在実証試験進んでいる。外部搭載ミサイルは他の飛行機試験行っているが、例えKh-58UShKE対レーダーミサイルなどのT-50の内部搭載ミサイルに関しては、直接T-50で試験行っている。開発完了する2017年まで既存兵装を使うため、武装外装となる予定空対空戦闘時には4発のK-77MまたはK-77ME中距離空対空ミサイルまたはIzdeliye 810長距離空対空ミサイル装備できる。空対地及び空対艦戦闘時には、これに代えて4発のKh-38M(英語版空対地ミサイルKh-58UShKE 対レーダーミサイル、Kh-35U対艦ミサイル、250-500kgまでの精密誘導爆弾搭載できるいずれの場合も2発のR-74M2またはK-MD短距離空対空ミサイル搭載可能。隠密性より兵器搭載能力優先される場合には、機外に4か所あるハードポイントパイロン装着し空対空ミサイル空対地ミサイルロケット弾爆弾搭載できるウェポンベイ搭載できない兵装例えKS-172や1,500kgの誘導爆弾などもここに装備される

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搭載兵装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:38 UTC 版)

J-10 (航空機)」の記事における「搭載兵装」の解説

胴体GSh-23 23mm機関砲搭載するほか、両翼下に3ヶ所ずつ、胴体中心線下に1ヶ所、胴体前後左右に4ヶ所の計11ヶ所のハードポイント持ち、7トンの空対空/空対地各種兵装搭載できるJ-10LANTIRNAN/AAQ-14のようなFILAT前方赤外線・レーザー目標指示ポッドイスラエル技術援助開発)も搭載可能とされており、夜間悪天候下でも攻撃ミッション遂行が可能であることになる。 2017年中国東北部長春空軍基地開催され人民解放空軍のオープンデイではJ-10B2号機6号機YJ-91ミサイル2、内側パイロン上に500kgのレーザー誘導訓練用爆弾2、左のエンジンインテークパイロンにK/RKL700A ECMポッド、右のエンジンインテークパイロンにCM-802 AKGミサイル目標指示装置吊り下げた敵防空網制圧SEAD形態登場している。 八一飛行表演隊用としてスモーク発生装置内蔵したポッド用意されている。

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搭載兵装

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/18 06:49 UTC 版)

KOS-MOS」の記事における「搭載兵装」の解説

ヒルベルトエフェクト KOS-MOS装備されている装備中でも最も代表的なもの。これは、通常世界とは異な位相空間存在するグノーシスに対して通常兵器による干渉無効であるため、グノーシス通常空間に「固着」させる「ヒルベルトエフェクト」と呼ばれる力場展開するというものである。この効果により通常空間固着されたグノーシスに対しては、通常兵器による直接攻撃が可能となる。ヒルベルトエフェクトを展開可能な兵器としては、他に百式レアリエンと呼ばれる合成人間があるが、これが単体展開できるヒルベルトエフェクトの効果範囲最大でも半径数百m程度であるため、実戦においては複数体でチーム組んだり、艦船などに搭載されアンプリファイアー呼ばれる増幅装置を介して効果範囲拡大するというバックアップ事実上不可欠である。それに対しKOS-MOS単機効果半径数百天文単位以上にも及ぶ広域にヒルベルトエフェクトを瞬時展開できる能力持っている

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