搭載兵装
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A-5(A3J)の特徴として、核爆弾を胴体内の“リニアボムベイ(linear bomb bay)”と呼称される独特の爆弾倉に収容する独自の設計がある。これは双発のエンジンの間に筒状の内部空間を設け、ここにMk28(B28)を始めとした核爆弾1基と2基の増設燃料タンクを連結して収容し、後端を脱着式のテイルコーンで閉鎖するものである。 核爆弾投下時にはまずテイルコーンを切り離し、目標到達時点でほぼ空になっている燃料タンクと連結された状態の核爆弾をドローグガン(drogue gun)によって50フィート / 秒(15.24m / 秒)の速度で後方に射出する。これによりA-5は超音速飛行状態のまま核爆弾の投下が可能で、投下時の速度低下を極力抑えることを狙っていた。この設計は高速飛行の障害となる爆弾や燃料タンクを機外に懸垂する必要がなく、また投下時に扉を開く必要がない上に機外放出した核爆弾が投下機の発生させる衝撃波の影響を受けることを極力小さくできる、という利点があったが、カタパルト射出時の衝撃で燃料タンクが放出されてしまうなどのトラブルも多く、また、ベイ内には1発の核爆弾しか搭載できないため汎用性がない、という問題があった。 一連となった核爆弾と燃料タンクは"stores train"と通称され、最後端になる燃料タンクの後方には整流用の折畳式フィンが取り付けてあり、投下コースを安定させる役目を果たしていた。リニアボムベイには核爆弾を搭載せず増設燃料タンク3基とすることも可能で、空中給油システムを搭載して空中給油機として運用することもできた。 胴体内リニアボムベイの他にも兵装の搭載は可能で、主翼下には左右にハードポイント(A-5A(A3J-1) は左右それぞれ1ヶ所、A-5Bは2ヶ所)があり、必要に応じてパイロンを増設して核爆弾を含む各種爆弾やロケット弾、空対地ミサイルや増槽を装備できたが、外部に兵装を装着した状態では本機の特性である超音速飛行性能に影響を及ぼすため、通常の構成では高速力発揮のために作戦時は爆弾・増槽共にリニアボムベイのみを使用することになっていた。
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搭載兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:53 UTC 版)
「Su-57 (航空機)」の記事における「搭載兵装」の解説
固定武装としては、GSh-30-1(9A-4071K)の近代化型9A1-4071Kを右LEVCOM近くに1門装備する。9A1-4071Kは任意のモードですべての弾薬容量を使い果たすことができるもので、実際に装備してのテストは2015年に計画されている。 エアインテーク間に設けられた2箇所のウェポンベイは、長さ4.6mから4.7m、幅1mから1.1mと推定されており、複数の空対地ミサイル、空対艦ミサイルを搭載できるとされる。補助として翼根に配された、膨らみが付いた三角形の部位にも"クイックベイ"と呼ばれるウェポンベイが設けられている。兵装の内装化は、航空機のステルス性を維持し空力抵抗を削減して外部搭載に比べてパフォーマンスを向上する。また、T-50の高い巡航速度が従来機に比べて武器の有効性が増加すると予想される。ヴィーンペルではそれぞれ300kgの負荷に対応したUVKU-50Lと700kgの負荷に対応したUVKU-50Uの2種類のランチャーを開発している。一方、既存のミサイルだとウェポンベイからはみ出るサイズも多いため、T-50用の内部搭載ミサイルを2017年までに6種類、2020年までに更に6種類、計12種類開発する予定。開発予定の内部搭載ミサイル4種類については、2015年8月の時点で既に開発済みで、現在実証試験が進んでいる。外部搭載ミサイルは他の飛行機で試験を行っているが、例えばKh-58UShKE対レーダーミサイルなどのT-50の内部搭載ミサイルに関しては、直接T-50で試験を行っている。開発が完了する2017年までは既存の兵装を使うため、武装は外装となる予定。 空対空戦闘時には4発のK-77MまたはK-77ME中距離空対空ミサイルまたはIzdeliye 810長距離空対空ミサイルを装備できる。空対地及び空対艦戦闘時には、これに代えて4発のKh-38M(英語版)空対地ミサイル、Kh-58UShKE 対レーダーミサイル、Kh-35U対艦ミサイル、250-500kgまでの精密誘導爆弾を搭載できる。いずれの場合も2発のR-74M2またはK-MD短距離空対空ミサイルを搭載可能。隠密性より兵器の搭載能力が優先される場合には、機外に4か所あるハードポイントにパイロンを装着し、空対空ミサイルや空対地ミサイル、ロケット弾、爆弾を搭載できる。ウェポンベイに搭載できない兵装、例えばKS-172や1,500kgの誘導爆弾などもここに装備される。
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搭載兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 03:38 UTC 版)
「J-10 (航空機)」の記事における「搭載兵装」の解説
胴体にGSh-23 23mm機関砲を搭載するほか、両翼下に3ヶ所ずつ、胴体中心線下に1ヶ所、胴体前後左右に4ヶ所の計11ヶ所のハードポイントを持ち、7トンの空対空/空対地の各種兵装を搭載できる。J-10はLANTIRNのAN/AAQ-14のようなFILAT前方赤外線・レーザー目標指示ポッド(イスラエルの技術援助で開発)も搭載可能とされており、夜間や悪天候下でも攻撃ミッションの遂行が可能であることになる。 2017年に中国東北部の長春空軍基地で開催された人民解放空軍のオープンデイではJ-10Bの2号機と6号機のYJ-91ミサイル2、内側のパイロン上に500kgのレーザー誘導訓練用爆弾2、左のエンジンインテークパイロンにK/RKL700A ECMポッド、右のエンジンインテークパイロンにCM-802 AKGミサイル目標指示装置を吊り下げた敵防空網制圧 (SEAD)形態で登場している。 八一飛行表演隊用としてスモーク発生装置を内蔵したポッドも用意されている。
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搭載兵装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/18 06:49 UTC 版)
ヒルベルトエフェクト KOS-MOSに装備されている装備の中でも最も代表的なもの。これは、通常世界とは異なる位相空間に存在するグノーシスに対しての通常兵器による干渉が無効であるため、グノーシスを通常空間に「固着」させる「ヒルベルトエフェクト」と呼ばれる力場を展開するというものである。この効果により通常空間に固着されたグノーシスに対しては、通常兵器による直接攻撃が可能となる。ヒルベルトエフェクトを展開可能な兵器としては、他に百式レアリエンと呼ばれる合成人間があるが、これが単体で展開できるヒルベルトエフェクトの効果範囲が最大でも半径数百m程度であるため、実戦においては複数体でチームを組んだり、艦船などに搭載されたアンプリファイアーと呼ばれる増幅装置を介して効果範囲を拡大するというバックアップが事実上不可欠である。それに対し、KOS-MOSは単機で効果半径数百天文単位以上にも及ぶ広域にヒルベルトエフェクトを瞬時に展開できる能力を持っている。
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