搭載場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/04 03:34 UTC 版)
通常は上げ下ろしに便利な舷側近くに艦載艇を搭載することが多い。 戦艦では主砲爆風で艇が破損するため、爆風の影響の少ない艦中央部にまとめて搭載する場合が多かった。戦闘時、破損を防ぐためカッター内部には水を張ったという。主砲塔6基搭載の伊勢型戦艦では爆風除けが設置され、その内側に艇を搭載した。46cm砲を搭載した大和型戦艦の場合、甲板上では主砲爆風の影響が避けがたく、艇は全て艦内に格納された。 初期の航空母艦である鳳翔、龍驤では、艦載艇は舷側に並べて搭載されたが、それ以降の航空母艦では(救命艇を除いて)艦尾飛行甲板下にまとめて搭載された。 潜水艦の艦載艇は潜航時に水没するため、エンジンを取り外し、底栓を抜いて内部に水がたまらないようにして甲板下に格納する。また大型の一等潜水艦でも艦載艇は1隻程度しか搭載出来ないため、停泊時の陸上への交通は民間の伝馬船に頼ったという。
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