LANTIRN
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LANTIRN(ランターン, 英語: Low Altitude Navigation and Targeting Infrared for Night)は、マーティン・マリエッタ(現ロッキード・マーティン)が、開発した航空機搭載用の夜間低高度赤外線航法および目標指示システムの名称である[1]。
注釈
- ^ 同様の計画が2000年代になってから実行され、A-10の近代化改修やB-1BのCAS対応化としてLANTIRNの後継照準ポッドであるAN/AAQ-28やAN/AAQ-33の運用能力を持つ様になっている。
- ^ このため、レーザー誘導兵器を用いる必要があった場合、地上部隊によるレーザー照射支援や2機あるいは4機編隊の隊長機がレーザー照射を行い、編隊機がレーザー誘導爆弾を投下するというバディレーシング方式の運用が行われている。
- ^ レーザー照射を行う機体と爆弾投下を行う機体の2機のこと。2機必要だったのは装置自体が兵装ステーションを一つ潰してしまうほど大きく、そのままで爆装するとペイロードを超えてしまうといった理由からである。
- ^ イスラエルは当初LANTIRNの輸出が認められなかったため、AN/AAQ-14 + AN/AAQ-20相当の機能を持ったAN/AAQ-28 ライトニングを開発した。
出典
- ^ a b クランシー 1997, p. 183.
- ^ クランシー 1997, pp. 183–184.
- ^ a b c クランシー 1997, p. 184.
- ^ クランシー 1997, p. 186.
- 1 LANTIRNとは
- 2 LANTIRNの概要
- 3 概要
- 4 AN/AAQ-14
- 5 対応機種
- 6 外部リンク
AN/AAQ-14
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「LANTIRN」の記事における「AN/AAQ-14」の解説
AN/AAQ-14は、LANTIRN システムの照準ポッドで、前方監視用の赤外線センサ(FLIR)とマーキング用のレーザー発信機で構成されている。同様の機材はベトナム戦争当時にはAN/AVQ-10 ペイブ・ナイフ(英語版)やAN/ASQ-153 ペイブ・スパイク、AN/AVQ-26 ペイブ・タックなどが存在したが、大型であったり、2機以上の編隊で無ければ運用できない、機体搭載位置の関係で、左方向への大きな旋回を行わなければ命中までレーザーの照射ができないなどと言った運用上の問題が存在していたが、本機では、システムの小型化や誘導用レーザーの照射範囲の拡大によって、これらの問題を解決している。 AN/AAQ-19は輸出型で、「シャープシューター」の愛称で呼ばれておりAGM-65 マーベリックの運用能力といくつかの空対空機能が削除されている。 近年では搭載するFLIRが解像度不足であることなどから、アメリカ空軍では2005年よりAN/AAQ-33 スナイパー先進照準ポッドへの換装が進められている。またアメリカ海軍ではAN/AAQ-28 ライトニングの改良型を後継機種に選定した。
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