AN/AAR-47 ミサイル警報装置
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「アライアント・テックシステムズ」の記事における「AN/AAR-47 ミサイル警報装置」の解説
AN/AAR-47 ミサイル警報装置(英語版) はヘリコプターや軍用輸送機などの比較的低速な航空機に搭載され、パイロットに脅威の存在を知らせるとともに対抗手段を動作させるものである。アメリカ陸・海・空軍が主要ユーザであるが、他国でも運用されている。元々はロラールが開発したものであるが、2002年以降はATKが独占供給している。AN/AAR-47 はミサイルから放射される赤外線の特徴を検出することでミサイルの接近か偽警報かを判別している。新しいモデルではレーザー警報センサが搭載され、より広い範囲の脅威を検出できるようになっている。脅威の種類を識別すると、パイロットに音声および映像で警報を発して脅威の接近方位を知らせる。さらに赤外線対抗装置に信号を送ることでフレア放出などの対抗手段を取る。原型の AN/AAR-47(V)1 は1983年にロラールが開発を始めたが、ATK は1990年代半ばにセカンドソースとなり、すぐに主契約者となった。ATK は1998年にはレーザー警報機能が追加された改良型の AN/AAR-47(V)2 を開発した。
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