恩恵関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 01:23 UTC 版)
「問題児たちが異世界から来るそうですよ?」の記事における「恩恵関連」の解説
恩恵(ギフト) 様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた特異な力。様々な形に変幻し、生命に宿ることでその“恩恵”となる力を発揮するものである。 時代の収束点である“歴史の転換期”に合わせて顕現する力であり、人類史が正しい方向に進むために神々が与えるバランサーシステムでもある。箱庭に招かれる者に英雄英傑や、歴史的な著名人が多いのは、恩恵を回収する際にそのまま召喚されてしまった結果。 アルマテイアの時代では恩恵は必ず神霊・星霊・龍種の三種が力を与えたか、もしくは試練として与えられたもの。神々が試練を与えずに放置してしまった場合、どこかで人類の歴史そのものが途絶えてしまっていた可能性も存在する。 自然現象の循環は、“星の恩恵(テラ・マテリアル)”の総量を増加させる為にあるとされる。ギフトカード 正式名称を“ラプラスの紙片”。全知の一端である“サウザンドアイズ”の大幹部“ラプラスの悪魔”が魔王用に作り上げたもので、所持しているかどうかで対魔王戦の生存率が大幅に上がるほど重要なギフト。カードには自身のコミュニティの名と旗印が記される。また、顕現しているギフトを収納、好きな時に顕現できる機能を持つ。収納したギフトはカードに収納物を示す絵と名前が記される。 ギフトネーム 自身の魂と繋がった恩恵の名称であり己の正体を示す。ギフトカードに表示される。 超能力 天性の恩恵の外界での呼び名。 霊格 世界に与えられた恩恵であり生命の階位。霊格を得る方法は主に、世界に影響・功績・対価を与えるか、誕生に奇跡を伴う遍歴があるか(先祖が神仏であるなど)、の二通りの方法がある。また、存在否定を成された悪魔は物理的な攻め手だけでも倒すことができ、本来であれば下級の亡霊程度の霊格しか与えられない。また、質量や熱量はそのまま霊格に置き換えることができる。霊格の根源は親から最初に戴く恩恵、“名”と“命”である。霊格は持ち主の魂と同義であるため、例え隷属させたとしても本人の許可なしには手に入れることはできない。 霊格の高さを示す指標は大まかに分けて三つ。前者二つは先天的霊格に位置し、後者一つは後天的な霊格の付与に位置づけられる。 一つ目は物質界に於ける総質量。先天的霊格に位置する。星霊が最強種に数えられるのは、この分野で頂点に立つ種族であるから。物質体(マテリアル)、星辰体(アストラル)、虚数体(タキオン)を統合させた完全生命体である星霊種は、三大最強種の中でも特に強大とされている。 二つ目が〝時間密度〟。これは霊格が発生してから現在に至るまで存在している時間、及び平行世界に於ける霊格の発生確率、存在密度が高ければ高いほど霊格は強く輝く。星霊種はこの分野でも強大だが、人類だと王族、半神半人などがこれに該当する。平行世界に於いて全く同一の事象が観測されるというのは、統計的因果律の中でも宇宙の発生と同時に確約されていなければ観測できない、最も強い霊格といえる。 三つ目は成し得た功績に依って得られる霊格。世界に与えた影響・功績・代償・対価。代表的なものだと土地の開拓、新概念の発掘、生贄の儀式などが該当する。“功績が存在しているということは 伝承が存在している”というのは真実とは少し異なるが、認識としては間違ってはいない。 「石が積もれば山に、山が繋がれば大陸に」、「水が蓄積すれば湖に、湖が集まれば大海に」、その双方が大量に集まれば、自然と星になる。これが、星霊が最強種と呼ばれるほどの霊格として顕現する理由の一つだが、霊格の存在密度の詳細は時間密度を計算しなければ算出できない。霊格を引き上げるのは神格の付与か似像(イデア)の規模を拡大させる類いの力が必要となる。 箱庭では存在している時間が長ければ長いほど霊格は強大になる。これは恩恵というよりも、時間流に偏在していられる箱庭を成立させるために設けられた自然的な法則である。年代記が同一の時間に存在しているといっても、文明の系統樹をたどっていけば互いの出自に前後の違いが必ず現れる。異なった二つの存在がぶつかり合い、古参が完全消滅するようなことがあれば、外界の歴史が根底から瓦解する可能性がある。そういったミクロやマクロの単位で無視できない大局的パラドックスを防ぐための予防措置の一つが「長寿の霊格ほど力を得る」という恩恵の正体である。それでも古参が消滅するようなことがあった場合、幾つかの例外的処置で再召喚、即ち再生が施される。それが消滅した本人が、それとも異なった可能性の別人かは、再召喚した者の気紛れでしかない。 神格 神霊に神として認められた位を指し、種族・物質の霊格を最高位にまで引き上げる恩恵。 例として、蛇に神格を与えれば巨躯の蛇神に、人に与えれば現人神や神童に、鬼に与えれば天地を揺るがす鬼神となる。 神格保持者は信仰で霊格の密度を高めているため、名を偽るだけでも霊格を減少させてしまうデメリットが存在する。疑似神格 神格とは違い武具などに宿し恩恵の出力のみを上げる。神格級の武具でなければ負荷に耐え切れず霊格が摩耗し、壊れてしまう。 肉体に宿した場合は、恩恵を与えられた対象は絶大な力と引き換えに命を削られ、更に激痛が奔る。よって強靭な肉体、あるいは霊格がなければ長時間耐えられる代物ではない。 宝貝(パオペイ) 中華の仙道だけが創作できる武器型の恩恵。
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