堂平観測所
(C) 国立天文台堂平観測所
名称:堂平観測所(国立天文台堂平観測所)
望遠鏡の種類:光学望遠鏡
国名:日本
所在地:埼玉県
口径:91センチ(反射望遠鏡)/380センチ(レーザー望遠鏡)解説:堂平観測所(北緯36度00分、東経139度12分、海抜879メートル)は、1962(昭和37)年、東京大学東京天文台の観測所として埼玉県の小川町、都幾川村、東秩父村の境にある堂平山に建設されました。岡山天体物理観測所や、木曾観測所に比べると交通至便な場所にあります。口径91センチの望遠鏡は、天体の観測のほかに、さまざまな観測装置のテストにも使用されていましたが、2000年3月末をもって閉鎖となります。
堂平観測所をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
分類:天文台・観測所堂平観測所をよく知るためのアラカルト
どのようないきさつで天文台がつくられたの?
どのような天文学的発見や研究、業績があるの?1.どのようないきさつで天文台がつくられたの?
三鷹の東京天文台では可視光での星や銀河の観測がしにくくなったため、1962(昭和37)年につくられました。堂平観測所のある堂平山の空は東京から近いために、岡山天体物理観測所よりは明るいですが、関東平野は冬の天候がよいため、観測には非常に条件がよい場所です。集中的な観測、テストができるため、当初の目的どおり有効に使われていました。
2.どのような天文学的発見や研究、業績があるの?
光学天文学の先駆的な技術を導入した、観測がなされてきました。極望遠鏡による地球の自転軸の動きの監視、ベーカー・ナン・カメラによる人工衛星の追跡、流星の軌道を決める流星儀などの実験、レーザー望遠鏡による人工衛星や月までの距離の測定、干渉計による星の直径の測定、赤外線の観測などです。
※参考文献:小平桂一ほか・監修「平凡社版天文の事典」平凡社、磯部秀三「世界の天文台」河出書房新社、国立天文台・編「理科年表」丸善、パトリック・ムーア編/中村士ほか・訳「ギネスワールド天文と宇宙」講談社
ときがわ町星と緑の創造センター
(堂平観測所 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/09 01:37 UTC 版)
ときがわ町星と緑の創造センター(ときがわまち ほしとみどりのそうぞうセンター)とは埼玉県比企郡ときがわ町にある宿泊施設。国立天文台から、施設の老朽化、周辺環境の悪化や大型観測施設の稼動等によって閉鎖された堂平観測所の譲渡を受け、キャンプ場等を整備した施設である。一等三角点のある標高875.8mの堂平山の山頂に位置する。
- 1 ときがわ町星と緑の創造センターとは
- 2 ときがわ町星と緑の創造センターの概要
- 3 概要
- 4 望遠鏡
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