南斗六聖拳
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北斗神拳と対極をなす南斗聖拳一〇八派を統べる6人を「南斗六星」と呼ぶ。それぞれが一つの「宿星」を背負っている。 シン 南斗六聖拳「殉星」の男。南斗孤鷲拳の伝承者。ケンシロウへの復讐に燃えるジャギにそそのかされてユリアを奪い、ケンシロウの胸に七つの傷を刻んだ。その後、ユリアの愛を得るために暴力組織KINGを立上げ、自らを“KING”と称して関東一円を支配する。 レイ 南斗六聖拳「義星」の男。南斗水鳥拳の伝承者。復讐から冷酷に振る舞っていたがケンシロウたちと出会うことで本来の「義星」の輝きを取り戻し、最期の瞬間まで仲間との友情と愛のために戦い続ける。南斗聖拳で最も美しい技を持つ。 ユダ 南斗六聖拳「妖星」の男。南斗紅鶴拳の伝承者。異常なまでの美への執着から、優美で華麗な南斗水鳥拳を巧みに操るレイに激しい妬みを抱いて敵視する。 シュウ 南斗六聖拳「仁星」の男。南斗白鷺拳の伝承者。“盲目の闘将”と呼ばれ、サウザーの覇道に異を唱えて、抵抗勢力の指導者として闘う。 サウザー 南斗六聖拳「将星」の男。北斗神拳と同じく一子相伝である南斗鳳凰拳の伝承者。誰よりも愛深きゆえに苦しみ、敬愛する師が亡くなった悲しみから愛を否定する。心の渇きをいやすかのごとく“聖帝”と名乗り覇道を歩み、南斗六星の「極星」として君臨。 ユリア 南斗正統血統の女性にしてケンシロウの婚約者。「慈母星」の宿命のもと、“南斗六聖拳最後の将”として「南斗五車星」を従えて、天の平定を願う。
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南斗六聖拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 06:22 UTC 版)
南斗聖拳のトップにあたる六つの流派。伝承者の各々が「宿星」を持ち、皇帝の居城を守る六つの門の衛将とされる。六流派のいずれもが核戦争後の世紀末を生き延びており、伝承者は、シン(南斗聖拳〈南斗孤鷲拳〉)、レイ(南斗水鳥拳)、ユダ(南斗紅鶴拳)、シュウ(南斗白鷺拳)、サウザー(南斗鳳凰拳)、ユリア(南斗最後の将)の6名である。「南斗六星」は時代の流れから、それぞれが幾派の南斗聖拳を従えており、原作でもユダは南斗108派の内、配下の23派を率いていることが描かれている。 核戦争時には南斗六聖拳が、シン・ユダ・サウザーの「戦乱を好むグループ」とレイ・シュウ・ユリアの「平和を望むグループ」に別れたため、残りの108派は散り散りバラバラになった。この後、本来従うべき南斗六聖拳とは関係なく、多くの流派が時勢から「戦乱を好むグループ」側に付いて、こちらが優勢となった。『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』では、聖帝となって力をつけたサウザーが、108派の大半の流派を従えていると述べられている。 もっとも、最終的には、レイ対ユダ、シュウ対サウザーといった六星の乱に起因する南斗同士による凄惨な自滅、もしくは北斗との争いに巻き込まれ事実上全滅に至り、残った一〇八派の大半も元斗皇拳のファルコに滅ぼされることとなった。
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南斗六聖拳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/07 06:22 UTC 版)
南斗孤鷲拳 伝承者はシン。宿星は殉星。南斗聖拳の定義に最も則した、手足による突き刺し系の技が主体。 ただし、作中にシンが登場していたのはシン以外の南斗聖拳の設定が作られるよりも前の頃であり、原作、アニメを通し、この流派名は一切登場することはなく「南斗聖拳」で通された。シンが自身の拳を「南斗孤鷲拳」と語ったのは、2005年の格闘ゲームが最初であり、後日の追加設定による命名である。 初出は、原作の漫画では天帝編を連載中だった1986年9月に刊行された、週刊少年ジャンプ特別編集の解説書『北斗の拳 SPECIAL』の「拳聖烈伝」の目録からである。また、同解説書のコラムではシンは、南斗聖拳108派のひとつの代表者であるが、複数の流派の拳法を修得しているとされ、「南斗聖拳(の)シン」と呼称される理由付けの一つとなった。 新劇場版『ケンシロウ伝』では、シンと伝承者の座を争ったジュガイと、シンとジュガイの師である先代伝承者フウゲンが登場する。 南斗水鳥拳 伝承者はレイ。宿星は義星。華麗な足さばきを特徴とし、その舞う姿は見るものを魅了するほど優美だが、その実態は敵を切り裂き、切り刻む、比類なき残虐非道の必殺拳。手技や真空波による攻撃を主体とした拳法であり、指は鋭利な刃物と化す。 『蒼黒の餓狼 -北斗の拳 レイ外伝-』では、レイの師である先代伝承者ロフウが登場する。ロフウは、本来「剛柔二極」の融合から成る水鳥拳を「剛の拳」のみに組み替えて、より鋭く強力な拳とした。また、全身に凄まじい闘気を纏う。 原作では使う場面はなかったが、アミバもレイの同門ということから南斗水鳥拳を学んでいる(『蒼黒の餓狼 -北斗の拳 レイ外伝-』)。 南斗紅鶴拳 伝承者はユダ。宿星は妖星。衝撃波による斬撃で攻撃する。敵の返り血を浴びる妖拳。あまりにも速い拳で、起こる衝撃は、受けた者の背中にまで突き抜ける。衝撃が地面や水面を伝う奥義・伝衝烈波はケンシロウも使った。 南斗白鷺拳 伝承者はシュウ。宿星は仁星。南斗聖拳108派の中でも珍しく足技による斬撃を主体とする拳法。「南斗白鷺拳の真髄」である烈脚空舞のほか、掌を使い相手を幻惑する奥義・誘幻掌もある。 白鷺拳の基本的な足技(バック転からの蹴り技による斬撃)を本編でケンシロウ、『蒼黒の餓狼 -北斗の拳 レイ外伝-』では、レイが使ってみせている。 南斗鳳凰拳 伝承者はサウザー。宿星は将星。北斗神拳と同じく一子相伝の拳法である。『公式北斗の拳VS蒼天の拳オフィシャルガイドブック』の「拳法概論」によると、伝承者の条件は左右の秘孔が逆である者とされ、条件に見合う者が見つかっても拳法の才能があるとは限らない。そのため、一子相伝ではあるが実子が継承することはまずなく、資質のある者を弟子として迎え入れて育成するケースが多いとされている(しかもサウザーは「心臓の位置が左右逆、秘孔の位置も表裏逆」という特異な身体を持っていた)。 また、鳳凰拳には「継承の儀」と呼ばれる師匠超えの儀式が存在している。それは次代の継承者が師匠(先代継承者)と勝負し、これに勝利して師匠を殺害することで初めて認められるという苛酷なもので、この儀式は継承直前のサウザーには「目隠ししてこれから襲い掛かる敵を倒せ」としか知らされていなかった(当時の師匠だったオウガイがサウザーの性格と根底にある優しさを見抜いていたためであったらしい)。それゆえに一子相伝の残酷さと非情さを身を持って思い知らされたサウザーは「愛などいらぬ!」と慟哭し、純粋過ぎた性格はやがて冷酷非道な性格へと変貌した。 鳳凰拳は南斗聖拳108派中最強とされ、シュウ曰く「他の南斗聖拳では対抗することが不可能」、最強ゆえ前進制圧に特化し、通常は構えを使用しない。奥義「天翔十字鳳」を使う時のみ両手を横に広げた構えを取る。攻撃方法は主に手刀による斬撃であるが、手刀から蹴りによる斬撃につなぐ「極星十字拳」の描写に見られるように、手技に加えて足技もある。
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