ケンシロウ伝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 22:54 UTC 版)
「真救世主伝説 北斗の拳」の記事における「ケンシロウ伝」の解説
ジュガイ 声 - 小山力也 シンと南斗孤鷲拳伝承者を争った男。部下に昆虫男ほかの軍団を従え、ゲッソーシティを襲う。妻子があったが、それを殺されたがゆえに外道に堕ちた。シティの人々のため立ち上がったケンシロウに軍団を壊滅させられ、自ら挑戦に応じるが覚醒したケンシロウの敵ではなく、戦闘の果てにケンシロウに詫びの言葉を残し息絶える。 フウゲン 声 - 青野武 シン、ジュガイの師父である先代南斗孤鷲拳伝承者。伝承とともにシンに足の腱を切断され、足が不自由となる。 その後ゲッソーシティの奴隷商人グルマに拉致され、彼の店の檻に幽閉され、そこでシンに敗れたケンシロウと邂逅する。彼に民が救世主の姿を見ていることを説くが、未熟であり性格も甘すぎると判断し、シティを治める将軍シスカやジュガイと戦おうとするケンシロウを諌める。 シスカの城砦に無謀にも乗り込んだ挙句、罠に落ちて磔刑に処せられたケンシロウのもとに赴き、シティに攻め入ったジュガイ軍団の矢に貫かれるも、ケンシロウに「哀しみを胸に抱いて生きろ」との言葉を残し、ゲッソーシティの爆破に巻き込まれて絶命した。 グルマ 声 - 玄田哲章 ゲッソーシティの奴隷売人。もともとパソコンソフト会社の社長であったが、部下であったシスカのゲッソーシティ設立と共に彼の下で働くことを余儀なくされる。下衆な男だが、人のいい一面もある。「商品を大事に」が彼の主義。口癖は「デヘデヘ」。 狼の群れをひとりで屠ったというケンシロウを、「狼殺しの男」という看板つきで売り出し、商売敵のジニアの商品である「熊殺しの男」ガデスと戦わせる破目に陥る。 2歳の息子をシスカに人質に取られており、彼には逆らえないが、ガデスに勝利したケンシロウにいつしか入れ込むようになり、最期は磔刑となったケンシロウをジュガイ軍団の矢より守る楯となって生涯を閉じた。 シスカ 声 - 飯塚昭三 ゲッソーシティを牛耳る「将軍様」。パソコンソフト会社の課長に過ぎなかったが、悪知恵に長け、文明崩壊後の荒野に水と電気に不自由しない街を建設、奴隷売買によって巨万の富を得ている。街の住人全ての家族を人質に取り、人質収監所の自爆装置をつねに携帯しているため、誰も彼には逆らえない。「課長」と呼びかけると激怒する。 シティに攻め入ろうとするジュガイに取り引きによる解決を持ちかけるが、聞く耳を持たない敵によって呆気なく倒される。その後ジュガイ軍団はケンシロウによって滅ぼされるが、末期の力でゲッソーシティを道連れに爆破して無残な終幕を引き、ひとり残されたケンシロウを慟哭させる。 ジニア 声 - 千葉繁 ゲッソーシティの奴隷売人で、グルマの商売敵。シルクハットにマント姿の嫌味な男。「熊殺しの男」ガデスをケンシロウと戦わせ、店舗拡張を狙うも失敗する。 ヤマン 声 - 難波圭一 ヤマン一家の大黒柱。秩序を忘れた荒野でも人らしく生きようとし、子供らが発見した瀕死のケンシロウを運び、街まで連れてゆこうとするが、グルマの奴隷狩りに引っかかり、妻子共々、ゲッソーシティに拉致される。その後ケンシロウのガデスへの勝利を経てグルマに待遇を改善され、シスカを倒すために立ち上がるも、シスカの自爆装置によってシティごと炎に呑まれた。 サヤ 声 - 冨永みーな ヤマンの妻。ケンシロウ発見の際、そちらに気を取られた夫たちの行動の最中に、グルマの部下に首に刃物を突きつけられ、人質となってしまう。最期はシスカの自爆装置に巻き込まれて、家族と運命を共にした。 ダン(ダンネ) 声 - 朴璐美 ヤマンとサヤの子。年齢は15歳。妹アモとともに倒れているケンシロウを発見し、父とともにその身体を運ぼうとしたところをグルマの奴隷狩りに遭い拉致されるが、ケンシロウに自ら戦うことを誓った健気な子供。普段は男装しているが、実は少女であり本名はダンネという。シスカの自爆装置に巻き込まれて死亡。 アモ 声 - 今野宏美 ヤマンとサヤの娘。ダンの妹。まだ幼い少女。家族で最初にケンシロウの危機を発見する。グルマの奴隷置場では誰知らず祈り、救世主の救いを全身から待ち焦がれた。シスカの自爆装置に巻き込まれて死亡。 ガデス 声 - 稲田徹 「熊殺しの男」の異名をとるジニア自慢の巨躯奴隷。コロシアムでジニアの威信を賭けてケンシロウと天覧試合に臨む。怪力は緒戦でケンシロウを吹き飛ばすほどだが、所詮は北斗神拳伝承者の敵ではなく、見事に軽くあしらわれ敗北した。 このときケンシロウが彼にとどめを刺さず活かしたことについて、フウゲンは非情に成り切れぬケンシロウの甘さだと指摘している。のちジュガイがシティに攻め入った時には彼らに寝返るが、再び対峙したケンシロウは容赦せず北斗神拳で葬った。 昆虫男1・2 声 - (1)中田譲治(2)立木文彦 ジュガイの部下。ゲッソーシティを乗っ取るべく、主の命に従ってシスカの城砦に潜入する工作員。昆虫男2はその能力に見合った野心を抱き、シティ潜入後の報告にジュガイの足元へ赴いた際、主に牙を剥いて南斗孤鷲拳にて屠られる。昆虫男1はジュガイに最後まで忠実であり、シスカの自室に潜入した際にシスカの部下を言葉巧みに寝返らせて、シスカが所持していたゲッソーシティの自爆装置とパスワードを入手した直後に、寝返ったシスカの部下を惨殺しシスカに致命傷を負わせるが、シスカが玉座の手すりにボタン式の自爆装置を隠していたことに気付かなかったために、ゲッソーシティの爆破に巻き込まれて死亡した。
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