光学式プラネタリウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 光学式プラネタリウムの意味・解説 

光学式プラネタリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:45 UTC 版)

五藤光学研究所」の記事における「光学式プラネタリウム」の解説

五藤斉三1929年天文教具としてのプラネタリウムが持つ将来性注目1950年頃から専門工場開設して製造着手した当初カール・ツァイス型二球式を検討した当時技術力では剛性不足による精度低下懸念されたためモリソン型一球式に切り替え、独自の惑星年周棚機構を考案し1959年国産初のレンズ投影式プラネタリウムM-1型を完成した。 M-1型は当時800万円カール・ツァイス製と比して極めて安価であり、しかも従前中型プラネタリウムでは困難であった南極の空の投影や年周運動再現できる実用性の高さが支持された。東京国際見本市会場仮設された10mドーム一般公開されて好評博し1960年にはニューヨークで開催され国際見本市にも出品されアメリカ合衆国74件の引き合いがあった後にコネチカット州ブリッジポート博物館納入され中小企業海外から高額製品受注することが珍しかった当時多く新聞報道された。 1960年2年余の歳月とのべ5400人の人員投入し当時日本最大大型プラネタリウムL-1型が完成アメリカ合衆国ミズーリ州セントルイス国際入札において当時プラネタリウム世界二大メーカーであったカール・ツァイススピッツ勝利した1965年惑星恒星球の内側にあり、年周運動歳差運動投影可能なピンホール小型プラネタリウムS-1型を開発この後レンズ投影式になったS-3型まで改良されM型とともに1960年代主力製品となった宇宙開発ブームによって様々な演出求められるようになってオペレーター負担増えたため、1971年からは機械補助して高度な演出可能になるオートマットプラネタリウムの開発入った最初の製品はGM-AT1型で、神奈川県立青少年センター納入された。1979年にはより信頼性高く新型補助投影機を持つGM II-ATシステム開発した2017年、クロノスシリーズの後継機種として、光学式プラネタリウム「オルフェウスORPHEUS)」を開発本体のみ(全天周デジタル映像システムなし)でも、88星座星座絵を投映可能とした。 ケイロン 対応ドーム径:10-50m 投影方式:1球式、1光源レンズ投影方式 恒星数:約200,000個、9.5等星まで。 「デジタル制御恒星シャッター装備天の川微細な恒星集まりとして表現している。 2007年平成19年)に鹿児島市立科学館納入されたのを皮切りに仙台市天文台千葉市科学館などへ納入されている。 ハイブリッドシステム光学式投影機デジタル式投影機組み合わせたシステム専用機で、デジタル式プラネタリウムバーチャリウムIIシリーズ」との連動前提製作されており、システム・コンピュータコンソールを一体化することで、プラネタリウム操作一元化実現している。 ハイブリッドシステムは、五藤光学研究所2004年開発提唱した新しいプラネタリウムシステム。光学式プラネタリウムと、映像投映する全天周デジタル映像システム融合させたもの。ドーム8mから最大 50mまで幅広く対応する。ハイブリッド・プラネタリウム(HYBRID PLANETARIUM)は、日本国内における五藤光学研究所登録商標ケイロンII 投影方式白色LED星図12 恒星数:1.4億個(米海軍天文台データ直径:約70cm 設置場所多摩六都科学館西東京市)(2012年設置)、長崎市科学館2014年3月設置予定受賞2012年10月ギネス「もっとも先進的認定。 スーパーヘリオス 対応ドーム径:18-50m 投映方式:2球式、2光源レンズ投映方式 恒星数:約130,000個、9等星まで。 「デジタル制御恒星シャッター装備恒星電球から恒星原板への光路光ファイバー使用し従来機種よりも強く輝く星空を実現している。ハイブリッドシステム対応。 日本では横浜こども科学館愛媛県総合科学博物館郡山市ふれあい科学館納入されており、また海外では中国北京中国国立科学技術館納入されている。 スーパーウラヌス 対応ドーム径:12-20m 投映方式:2球式、2光源レンズ投映方式 恒星数:約38,000個、7.9等星まで。 スーパーヘリオスの小型版。恒星電球から恒星原板への光路光ファイバー使用ハイブリッドシステム対応。 GSSクロノス 対応ドーム径8-12m 投影方式:2光源2球式、レンズ投影方式 恒星数:約8,500個、6.5等星まで。 小-中ドーム向けモリソン型。恒星電球から恒星原板への光路光ファイバー使用ハイブリッドシステム対応。 なお、『GSS』は『Goto Space Simulator』の略である。 GS-AT 対応ドーム径:7.5-8.5m 投影方式:2光源2球式、レンズ投影方式 小径ドーム向けモリソン型。自動演出が可能。 GEII 対応ドーム径:5.5~6.5m 投影方式:2光源2球式、レンズ投影方式 小径ドーム向けモリソン型。 E-5 対応ドーム径:4~5m 投影方式:1光源、1球式、ピンホール式。 恒星数:約750個、5等星まで。 学校学習用の廉価版NEX 対応ドーム径:3~5m 投影方式:1光源、1球式、ピンホール式。 恒星数:約1,000個、4.5等星まで。 パーソナルコンピュータ接続可能なポータブル機本体価格42万円と、個人でも手が届く価格実現オルフェウス 対応ドーム径:8~16m、ドーム傾斜ドームに対応、オプションで21mまで対応可 投影方式高輝度LED光源電球交換不要 恒星数:約9,500個、6.55等星まで。 直径:48cm(従来GX約半分単独調光できる天の川は、約800個の恒星再現し56星雲星団忠実に再現

※この「光学式プラネタリウム」の解説は、「五藤光学研究所」の解説の一部です。
「光学式プラネタリウム」を含む「五藤光学研究所」の記事については、「五藤光学研究所」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「光学式プラネタリウム」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「光学式プラネタリウム」の関連用語

光学式プラネタリウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



光学式プラネタリウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの五藤光学研究所 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS