ヴァイローツァナ
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ヴァイローツァナ (Vairotsana,チベット文字:བཻ་རོ་ཙ་ན་; ワイリー方式:bai ro tsa na)は、チベット仏教に伝承されるゾクチェンの相承系譜における初期の偉大なラマにして、訳経僧。彼は、グル・パドマサンバヴァ、ヴィマラミトラと共に、チベットにゾクチェンの教えを伝えた3大ラマの1人である。彼はグル・パドマサンバヴァの25大弟子の1人であり、大日如来の化身と見なされていた。
- ^ パン・ミパム・ゴンポの弟子は、「金剛の橋」と名付けられたゾクチェン・ロンデの口伝の方法によって、7代に渡って虹の身体を達成した。
- ^ 虹の身体の達成者は、粗大な肉体が五大元素の本性である光に吸収されてしまい、目には見えなくなる。ただし、肉体の不純物である、爪と髪の毛だけが消えずに後に残るという。
- ^ 『ゴク訳師集』、1巻、2頁。ゲルクのムゲ・サムテン『全集』、5巻、379頁で異読を含みつつ引用し、その典拠としてゴク訳師の『正字必携』dag yig nyer mkho の名を挙げるが、『ゴク訳師集』、1巻、662頁以下に見つからない。
- ^ ユダ・ニンポは、グル・パドマサンバヴァの25大弟子の1人にも数えられている。
- ^ ニャク・ジュナーナクマーラも、グル・パドマサンバヴァの25大弟子の1人に数えられている。
- 1 ヴァイローツァナとは
- 2 ヴァイローツァナの概要
- 3 主な師
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