ベルニナ線とは? わかりやすく解説

ベルニナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 13:49 UTC 版)

ベルニナ線(ベルニナせん、Berninalinie英語: Bernina Line)は、スイスグラウビュンデン州を中心に384 kmの路線網を保有するレーティッシュ鉄道の区間の一部。エンガディン地方サンモリッツと、イタリアソンドリオ県にあるティラーノ間の高低差1824 mを、約2時間で結ぶ。


  1. ^ 現・ベルニーナ・スオート駅
  2. ^ 現・オスピツィオ・ベルニナ駅
  3. ^ 日本の鉄道における営業キロのような扱いで、公称の営業距離は開業時のものが引き続き使用されている。しかし実際の運用では支障が出るため、増減のあった地点の沿線に距離補正値を記した標識を掲示し、誤差を吸収している。
  4. ^ a b スタッツ(Staz)はロマンシュ語で駅を意味する。
  5. ^ 以前の公式表記はドイツ語のBerninahäuser。現在の表記になった時期・理由は不明。Suot はロマンシュ語で麓の意味。
  6. ^ 以前の公式表記はドイツ語のBerninahospiz。現在のイタリア語表記になった時期・理由は不明。 なお、ロマンシュ語にてOspizioは休息所、hospiz はホスピスを意味する。
  1. ^ a b c ラーゴ・ビアンコ(ビアンコ湖)”. スイス政府観光局. 2022年1月27日閲覧。
  2. ^ それぞれ白い湖、黒い湖の意味
  3. ^ Italian nationals returning to Italy and foreigners in Italy”. イタリア外務省. 2022年1月30日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ Information Coronavirus” (英語). レーティッシュ鉄道. 2022年1月30日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ ★ 4K 🇨🇭St. Moritz - 🇮🇹Tirano, early Spring cab ride (Bernina Pass, Switzerland) [04.2020]”. lorirocks777 (2021年2月27日). 2024年4月20日閲覧。木材貨物輸送のため、特例でティラーノ駅まで乗入れが許可された列車の前面展望。
  6. ^ Eisenbahnatlas Schweiz. Cologne: Schweers + Wall. (2012). pp. 38, 51, 81. ISBN 978-3-89494-130-7 
  7. ^ a b c ベルニナ・エクスプレス”. スイス政府観光局. 2022年1月27日閲覧。
  8. ^ いいちこの発売元・三和酒類の公式サイト上にあるCM Theaterで当時放映されたCMが閲覧可能となっている。


「ベルニナ線」の続きの解説一覧

ベルニナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 10:12 UTC 版)

レーティッシュ鉄道」の記事における「ベルニナ線」の解説

詳細は「ベルニナ線」を参照 路線長:60.7km 開通年:サンモリッツ - チェレリーナ(2.0km):1909年7月1日夏季運行) チェレリーナ - ポントレジーナ(3.8km):1908年8月18日夏季運行ポントレジーナ - モルテラッチュ(6.4km):1908年7月1日夏季運行) モルテラッチュ - ベルニナ・ハウザー(3.6km):1908年8月18日夏季運行) ベルニナ・ハウザー - ベルニナ・ホスピッツ(6.6km):1909年7月1日夏季運行) ベルニナ・ホスピッツ - ポスキアーヴォ(21.3km):1910年7月5日夏季運行ポスキアーヴォ - ティラーノ(17.0km):1908年7月1日通年運行全線通年運行開始:1913-14年冬 レーティッシュ鉄道合併1943年1月1日 電気方式直流750V(1935年まで) 直流1000V(1935年以降) 最急勾配70パーミル 最小曲線半径:45m 標高:429.3-2253.2m 隧道11箇所 橋梁11箇所 ベルニナ鉄道開業させたサンモリッツからベルニナの谷を登り、アルプ・グリュム駅でエンガディン地方抜けてイタリア語圏入りポスキアーヴォの谷をイタリアティラーノまで下る路線で、ベルニナ急行運行区間一つであり、終点ティラーノではトレニタリア接続する。最高高度2253mは通常の鉄道路線としてはヨーロッパ高高度であり、高度差1824mを最急勾配70パーミル、最急曲線半径45mで越え山岳路線で、ポントレジーナ駅以降標高が約1800mを超える区間森林限界超え途中車窓からは3箇所氷河見られる。 モルテラッチュ駅付近ではこの線の名前の由来ともなっているベルニナ・アルプスの主峰標高4049mのピッツ・ベルニナとモルテラッチュ氷河を、オスピッツオ・ベルニナ駅付近ではカンブレナ氷河とその氷河湖発電用ダム湖でもあるラーゴ・ビアンコ対になるレイ・ネイルを、アルプ・グリュム駅付近ではパリュー氷河車窓から見ることができる。 アルプ・グリュム駅からポスキアーヴォ駅にかけては10箇所ヘアピンカーブ連続勾配によって直線距離で約6km程度の間に約1070mと大きく高度を下げている。 ブルージオ駅とカンパッチオ駅間には半径50-70m、勾配70パーミル360度を回る石造ブルージオ橋があり沿線名所のひとつとなっている。 カンポコローニョ駅付近には引込線があり、ここで材木積み込まれ貨車定期旅客列車併結され、いわゆる混合列車としてティラーノに向かう。 カンポコローニョ駅とティラーノ駅英語版)駅間でスイスイタリア国境越えるが、シェンゲン協定に基き、イミグレーション実施されない税関検査申告必要な場合のみ、ティラーノ駅行われるポスキアーヴォ駅付近イタリア国内入った後のティラーノ市内では併用軌道となる。 箱根登山鉄道登山鉄道線は海外視察者からの情報や、建設当時の同鉄道技師長がベルニナ線を視察調査した結果などを基に建設されており、このことが縁で1979年レーティッシュ鉄道箱根登山鉄道姉妹鉄道となっている。ベルニナ線の主要3駅には箱根登山鉄道から寄贈され駅名板設置されているほか、ABe4/4 54号機が「Hakone」と命名されている。2014年にはベルニナ線100周年記念デビューしたレーティッシュ鉄道新型車両愛称ならって箱根登山鉄道新型車両が「アレグラ号」と命名された。 ベルニナ峠を下るベルニナ急行 森林限界上を行く列車 冬のオスピッツォ・ベルニナ付近ベルニナ急行 冬のオスピッツォ・ベルニナ付近混合列車 ラーゴ・ビアンコ付近 モルテラッチュ氷河 アルプ・グリュム駅とパリュー氷河 アルプ・グリュム駅とヘアピンカーブ アルプ・グリュム付近左側スノーシェッド覆われつづら折り線路がベルニナ線 ポスキアーヴォ湖 ポスキアーヴォ駅(英語版) ブルージオ駅(英語版)とその周辺 ブルージオ橋 ブルージオ橋俯瞰 カンポコローニョ駅(英語版ティラーノ市内併用軌道 ティラーノシンボルであるマドンナ・ディ・ティラーノ巡礼教会ドイツ語版駅前広場から見たティラーノ駅英語版

※この「ベルニナ線」の解説は、「レーティッシュ鉄道」の解説の一部です。
「ベルニナ線」を含む「レーティッシュ鉄道」の記事については、「レーティッシュ鉄道」の概要を参照ください。


ベルニナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 10:12 UTC 版)

レーティッシュ鉄道」の記事における「ベルニナ線」の解説

ベルニナ線は輸送量比較少ないため、開業以来旅客貨物列車とも主に電車牽引運転されている。70パーミル急勾配路線であるが電車最大8両程度客車牽引しており、近年では編成中間にも電車連結して十数両の長大列車走行させる試験行われている。

※この「ベルニナ線」の解説は、「レーティッシュ鉄道」の解説の一部です。
「ベルニナ線」を含む「レーティッシュ鉄道」の記事については、「レーティッシュ鉄道」の概要を参照ください。


ベルニナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 10:12 UTC 版)

レーティッシュ鉄道」の記事における「ベルニナ線」の解説

電車ベルニナ線では、旅客貨物列車牽引は主に電車よるものとなっているほか、冬季ロータリー除雪車推進などの除雪列車工事列車牽引にも電車使用されており、現在ではスイス初の実用VVVFインバータ制御電車であるABe4/4 51-56形と本線・ベルニナ線兼用のABe8/12 3501-3515形が主力となっている。 個別形式BCe4 1-14形→ABe4/4 31-37形 BCFe4 21-23形→ABe4/4 30形、BDe4/4 38形 ABe4/4 41-49形 ABe4/4 51-56形 電気機関車過去には2両の電気機関車使用されていた。このうちGe4/4 182形は現在Club1889が保有しており、本線走行目指し修復作業が行われ、ベルニナ線100周年イベント合わせ2010年から動態保存されている。Ge6/6 81→Ge4/4 181形(廃形式) Ge4/4 82形→Ge4/4 182ディーゼル / 電気機関車交流区間への直通用および事業列車用として用意され機関車で、ベルニナ線では通常電気機関車として走行し本線系統架線停電をしての工事列車などではディーゼルエンジンによる電気式ディーゼル機関車として使用されるGem4/4形

※この「ベルニナ線」の解説は、「レーティッシュ鉄道」の解説の一部です。
「ベルニナ線」を含む「レーティッシュ鉄道」の記事については、「レーティッシュ鉄道」の概要を参照ください。


ベルニナ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 14:04 UTC 版)

レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」の記事における「ベルニナ線」の解説

詳細は「ベルニナ線」を参照 ベルニナ線はサンモリッツからティラーノまでの61kmの路線で、開通1910年のことであった当初レーティッシュ鉄道とは別個の鉄道だったが、第二次世界大戦の影響をうけて経済的に厳しい状態になったことから、1944年レーティッシュ鉄道一部となった。429m(アッダ)から2,253m(ベルニナ峠)までの高低差を最急勾配70‰で走行するラック式を使わない代わりにオープンループヘアピンカーブ多用しており、途中のオスピツィオ・ベルニナ駅(英語版)は、粘着式鉄道ヨーロッパの駅としては最高地点である。オスピツィオ・ベルニナ駅は氷河湖ラーゴ・ビアンコ湖畔にあり、森林限界越えた周辺ではモルテラッチュ氷河やカンブレナ氷河などを見ることができる。ベルニナ線の車窓から見られる景観は「欧州車展望ベスト10」(トーマス・クック・グループ)にも選出されている。 ラーゴ・ビアンコ付近 オスピツィオ・ベルニナ駅 ブルージオ橋ループ線 ベルニナ線から見たモルテラッチ氷河

※この「ベルニナ線」の解説は、「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」の解説の一部です。
「ベルニナ線」を含む「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」の記事については、「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ベルニナ線」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベルニナ線」の関連用語

ベルニナ線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベルニナ線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベルニナ線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのレーティッシュ鉄道 (改訂履歴)、レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS