ブルージオ橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/04 11:38 UTC 版)
ブルージオ橋は、レーティッシュ鉄道[注 1] ベルニナ線に存在する現役鉄道橋である。
注釈
- ^ 他にレーティシェ鉄道、レーティシュ鉄道などの表記揺れが存在するが、公式ホームページの日本語版では本表記となっている。
- ^ トンネルのない鉄道ループ線としては他に青蔵鉄道・関角ループ、道路併用橋ではあるが日本のレインボーブリッジ等。土木技術の進歩した今日では、急曲線を用いて大回りすることは高速化に不利であることから、高速性を必要としない場合を除きループ線自体が減少傾向にある。
- ^ ベルニナ線においては、ループ形状をもった線路配置はこの区間以外に存在しない。アルブラ線にもループ線は存在するが、立体交差部を含めた大半が地中に隠れているため、車窓からループ線として認識することは困難である。
- ^ こちらの意匠は公式ホームページなどでアルブラ線・氷河急行のシンボルマークとして散見される。
- ^ 橋梁を円弧とみたときの弦長に相当する数値が110mであると仮定し、弧長を142.8mとして計算すると、弧の半径は約50m、中心角は約160度となり、直径100mとする文献と近似する。しかし実際は橋梁の幅も加味しなければならず、信頼できる設計図が確認できない以上は推測の域を出ないことに注意。またWikipediaドイツ語版における当橋の項では、築堤部分を含まない全長が110mであるとしているものの根拠となる出典が明示されておらず、仮に全ての築堤部分を含めると200mを超えてしまうことから、根拠たりうる出典の発見が待たれる。レーティッシュ鉄道刊行の同鉄道100周年記念誌である「Rhätischen Bahn Heute - Morgen - Gestern」P.289-296の橋梁一覧表においては橋梁名はViadukt Brusio、長さ115.80m、半径70mとされている。また、「Das grosse Buch der Rhätischen Bahn 1889 - 2001」P.265で長さ110mとされているほか、P.266記載の図面においては、山麓(ティラーノ)側の築堤部分は半径50mで、その築堤末端部から橋梁部、山上(ポスキアーヴォ)側築堤までは半径70m、築堤を含まない橋梁部分の全長は数字の明記はないが約110mとなっているほか、スイス全土の鉄道路線のデータ集である「Schienennetz Schweiz - Bahnprofil Schweiz CH+」のデータ集P.164では全長107mとされている。
- ^ 本項でもたびたび引用しているスイス政府観光局の紹介には直径70mとの記述があるが、ベルニナ線の最小曲線半径は45mとされており、日本語以外では直径100mと記述していることや、航空写真からの測定値とも乖離が生じることから、少なくともR45以上とみられる。
出典
- ^ a b c d ブルージオ橋スイス政府観光局
- ^ a b 2009年度年次報告書(ドイツ語・PDF)www.rhb.ch 事故の概要が記載されている
- ^ a b RhB日本語ホームページwww.rhb.ch
- ^ Google earthのタイムマシン機能にて2010年11月9日の衛星写真を表示するか、(同写真を基にした)3Dオブジェクト表示することでも円形の記念オブジェクトが確認できる。あるいは、2018年7月現在、Google mapの衛星写真にて当橋を表示することで前述2010年11月の衛星写真が表示されるが、いずれにしても現在は撤去されている。
- ^ Brusio Spiral Viaduct in Switzerland AMUSING PLANET
- ^ 修復作業のプレスリリース(ドイツ語)www.rhb.ch
- ^ 放送日は世界の車窓からキー局であるテレビ朝日を基準とする
- ^ “CM Theater”. 三和酒類. 2018年7月10日閲覧。
- 1 ブルージオ橋とは
- 2 ブルージオ橋の概要
- 3 映像作品
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