アルブラ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 13:22 UTC 版)
アルブラ線 | |||
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アルブラ線のランドヴァッサー橋を走る氷河特急
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基本情報 | |||
起点 | クール | ||
終点 | サンモリッツ | ||
駅数 | 12駅 | ||
開業 | 1904年 | ||
所有者 | レーティッシュ鉄道 | ||
運営者 | レーティッシュ鉄道 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 61.67 km | ||
軌間 | 1,000 mm | ||
線路数 | 単線 | ||
電化方式 | 交流11,000V 16.7Hz | ||
最大勾配 | 35 ‰ | ||
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アルブラ線(アルブラせん、ドイツ語: Albulalinie、Albula Line) は、スイス、グラウビュンデン州を中心に384kmの路線を保有するレーティッシュ鉄道の区間の一部。ヒンターライン地方のトゥージスと、エンガディン地方のサンモリッツを結ぶ区間を指す。
アルブラ線の着工は1898年。数々の石橋やトンネル、カーブをつくりあげることによりアルプスの難所を克服、1904年にサンモリッツまで開通した。高さ65mのラントヴァッサー橋をはじめ、ベルギューンからプレダ間の約400mの高度差を調整する5つのループトンネル、アルブラ峠を抜ける長さ5866mのアルブラトンネルなど、数多くの観光的見所がある[1]。スイスを代表する人気の絶景列車のグレッシャー・エクスプレス(氷河特急)とベルニナ・エクスプレスもこの路線を走る。
アルプス山脈の自然景観を壊すことなく切り開いた鉄道技術、そしてその鉄道と共存しつつ残された沿線の美しい景観は、ベルニナ線とともに「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」として、2008年に世界遺産に登録された。
脚注
- ^ PIE BOOKS『世界の絶景鉄道』パイインターナショナル、2016年、13頁。ISBN 978-4-7562-4833-6。
参考文献
外部リンク
アルブラ線
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「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」の記事における「アルブラ線」の解説
詳細は「アルブラ線」を参照 レーティッシュ鉄道はスイスのグラウビュンデン州を中心に様々な路線を抱えている同国最大級の私鉄である。そのうちのアルブラ線はクールとサンモリッツを結ぶ路線で、開通は1904年のことである。アルブラ線は89kmの路線だが、世界遺産に登録されているのはトゥジス(英語版)からサンモリッツまでの67km(支線含む)で、687m(トゥジス)から1,819m(アルブラ峠)までの高低差を最急勾配35‰で走行する。開通時に狭軌世界最長だったアルブラ・トンネル(英語版)(全長5,866m)、アルブラ線内で「最も有名な景観群のひとつ」といわれるラントヴァッサー橋、それよりも高いソリス橋(英語版)(高さ87m)などの特徴的な構造物を含み、アルブラ渓谷の自然景観とともに路線の見所を形成している。 アルブラ線と周辺の景観 ラントヴァッサー橋 ソリス橋
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