ラーゴ・ビアンコとは? わかりやすく解説

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ラーゴ・ビアンコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/19 23:13 UTC 版)

ラーゴ・ビアンコ
Lago Bianco
所在地 グラウビュンデン州
位置 北緯46度24分11秒 東経10度1分18秒 / 北緯46.40306度 東経10.02167度 / 46.40306; 10.02167座標: 北緯46度24分11秒 東経10度1分18秒 / 北緯46.40306度 東経10.02167度 / 46.40306; 10.02167
流域国 スイス
面積 1.50 km²
水面の標高 2,234 m
プロジェクト 地形
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ラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco)はスイスグラウビュンデン州ベルニナ峠にあるダム湖である。名称はイタリア語で「白い湖」という意味。湖面標高2234 m、貯水量1860万 m³。ビアンコ湖(ビアンコこ)とも呼ばれる。

地理・水力発電

奥から、ラーゴ・ビアンコ「白い湖」、レイ・ネイル「黒い湖」、レイ・ピチェン。ディアヴォレッツァロープウェイから。

湖の西にあるカンブレナ氷河(Cambrenagletschers)からの水の流入により湖は白く見える[1]。湖から流れ出た水はポー川に合流し、アドリア海に至る。数十メートル北西に離れた湖レイ・ネイル(Laj Nair)との間は分水界であり、ここから北へ流れる水はイン川ドナウ川を経て黒海に注ぐ。

元々この場所には北側に同名のラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco)、南側にラーゴ・デラ・スカラ(Lago della Scala)の二つの湖があった。1910~1911年に水力発電所建設のため南北の端にそれぞれダムが建設され、ひとつの湖になった。水量が少ないときにも取水可能とするため1941~1942年にダムが4mかさ上げされた。湖の水はリパワー社(Repower AG)[2]のパル(Palü)、カヴァリア(Cavaglia)、ロッビア(Robbia)の3つの発電所を直列に経由してポスキアーヴォ湖(Lago di Poschiavo)に流れる。2016年に2つの湖を直接結ぶ1000MWの揚水発電所の建設プロジェクトが州議会に承認された[3]

交通

湖の東岸にあるオスピツィオ・ベルニナ駅(Ospizio Bernina)の標高は2253 mあり、レーティッシュ鉄道ベルニナ線の最高地点である。

ギャラリー

参考文献

  1. ^ ラーゴ・ビアンコ(ビアンコ湖)”. スイス政府観光局. 2020年4月24日閲覧。
  2. ^ REPOWER AG”. 2020年4月24日閲覧。
  3. ^ Progetto Lagobianco”. 2020年4月24日閲覧。

関連項目




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