地理・水力発電
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 09:34 UTC 版)
湖の西にあるカンブレナ氷河(Cambrenagletschers)からの水の流入により湖は白く見える。湖から流れ出た水はポー川に合流し、アドリア海に至る。数十メートル北西に離れた湖レイ・ネイル(Laj Nair)との間は分水界であり、ここから北へ流れる水はイン川、ドナウ川を経て黒海に注ぐ。 元々この場所には北側に同名のラーゴ・ビアンコ(Lago Bianco)、南側にラーゴ・デラ・スカラ(Lago della Scala)の二つの湖があった。1910~1911年に水力発電所建設のため南北の端にそれぞれダムが建設され、ひとつの湖になった。水量が少ないときにも取水可能とするため1941~1942年にダムが4mかさ上げされた。湖の水はリパワー社(Repower AG)のパル(Palü)、カヴァリア(Cavaglia)、ロッビア(Robbia)の3つの発電所を直列に経由してポスキアーヴォ湖(Lago di Poschiavo)に流れる。2016年に2つの湖を直接結ぶ1000MWの揚水発電所の建設プロジェクトが州議会に承認された。
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