preserve
「preserve」とは、保存する・保護するなどのことを意味する表現。
「preserve」とは・「preserve」の意味
「preserve」が持つ意味として一番に挙げられるのは、「保存する、保護する」だ。「壊れたり悪くなってしまったりしないよう、メンテナンスによって現状の状態(良い状態)を維持する」というイメージ。自然環境のほか、古い建物や美術品などに対して用いることが多い。保存状態が良い場合には、「well preserved」と表現する。「古いものが綺麗に保存されている」ことから転じて、「年の割に若く見える」という意味でも用いられている。「preserve」には「(食べ物を)保存する、漬ける、保存食品」という意味もある。野菜や果物を(砂糖や塩で煮詰めて)長期保存ができるようにすることを指すほか、加工した食品に対しても用いる。さらに、「preserve」は「(特定の人やグループのためだけにあるような)領域、分野」や「保護区」といった意味も持っている。
「preservation」とは
動詞に接尾辞「tion」がつくと、名詞になる。「preservation」は、動詞「preserve」に接尾辞「tion」をつけたもの。「保存、維持、保護」といった意味を持つ。
「preserve」の発音・読み方
「preserve」の発音記号は、「prizə́:rv」。カタカナで表記する場合は、「プリザーブ」や「プリザーヴ」となることが多い。ただ、実際に発音する場合は、「プリィザァー(ル)ヴ」に近い音となる。詳しい発音の仕方については、以下の通りだ。・「p(プ)」:唇を閉じて息を止めた状態から、急に「プッ」と息を破裂させるように発音する。
・「ri(リィ)」:「r」は舌の先を内側に巻く。舌は口の中のどこにも触れずに、「ル」のような音を出す。「i」は、日本語の「エ」と「イ」の中間のような音。「エ」と「イ」を同時に言うような感じで、「イ」と発音する。
・「zə́:(ザァー)」:「z」は、舌の先を前歯のすぐ裏側の歯茎に近づける。隙間から「ズ」と息を出して発音する。「:」のある部分は、長く引っ張って発音する。「ə:」は、唇を横にひいて、口はあまり開けずに「アー」と長く言う。
・「r(ル)」:舌の先を内側に巻く。舌は口の中のどこにも触れずに、日本語の「ア」と「ル」の間のような音を出す。
・「v(ヴ)」:上の前歯を下唇に、軽く噛むような感じであてる。隙間から「ヴ」と息を出す。
「preserve」の活用変化一覧
動詞「preserve」の現在分詞は「preserving」、過去形は「preserved」、過去分詞は「preserved」、三人称単数現在は「preserves」である。「preserve」の語源・由来
「preserve」の語源は、ラテン語の「praeservo」。「praeservo」は、「prae-(前に)」と「servo(保存する)」を合わせたものだ。「servo」は、「ser-(見守る)」が語源となっている。「preserve」の覚え方
英単語「preserve」の覚え方として、「わかめ、たっぷりザーブザブ洗って干して保存する」や「プリンをザブンとつけて保存する」などが挙げられる。「preserve」と「conserve」の違い
「preserve」と「conserve」は、どちらも「~を保護する」ことを表している。「preserve」は、「元の状態を保つ」という意味。一方、「conserve」には、「長持ちするよう大切にする」というニュアンスがある。「preserve」の類語
「preserve」の「~を保護する」という意味での類語として、「protect」が挙げられる。しかし、「preserve」は「元の状態を保つ」という意味であるのに対し、「protect」には「何らかの危険から守る」というニュアンスがある。「preserve」を含む英熟語・英語表現
「be preserved」とは
「be preserved」は、「保存される、保護される」という意味を持つ表現。
「nature preserve」とは
「nature preserve」は、「自然保護区」のことを意味する英語表現。
「preserve」を含む用語の解説
「Preserved Roses」とは
「Preserved Roses」は、2013年5月15日にリリースされたT.M.Revolution×水樹奈々のコラボレーションシングル。テレビアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」のオープニングテーマである。
「preserve」の使い方・例文
・Hanako is well preserved. She is 80 years old, right?(花子さんは若く見えるね。彼女は80歳だよね?)・She preserved some cucumbers in the vinegar.(彼女はきゅうりを酢漬けにして保存した。)
「preserve」は、楽曲などの名称として用いられることもある。
・T.M.Revolutionと水樹奈々がコラボレーションした「Preserved Roses」という曲を聴いた。
・「革命機ヴァルヴレイヴ」のオープニングテーマは、「Preserved Roses」という曲らしい。
ジャム
(プリザーブ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 06:06 UTC 版)
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ジャム(英: jam)は、砂糖が水分を抱え込んでその腐敗を遅らせるという性質を利用し、フルーツの果実や果汁に重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し保存可能にした食品で、スプレッド類の1つである。コンフィチュール(仏: confiture)やコンフィテューレ(独: Konfitüre)ともいう。
概要
果実や果汁に含まれているペクチンに糖類と酸が作用し、ゼリー状に柔らかく固まる作用を利用した加工食品。
原料となる果物にペクチンが不足している場合、ペクチンを補うことでゼリー化させる。酸が不足している場合、商業生産の現場ではクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などを、家庭ではレモン果汁、酸味の強いリンゴ(紅玉など)などを加える。原料果実の風味を残すため、無加熱の超高圧下で調理し加える砂糖の量を少なくしたものも流通している。
完成したときに果実の原型が比較的保たれているものはプレザーブ(英: preserve)という。オレンジやレモンなどの柑橘類を原料とし、果皮が含まれているものは特にマーマレード(英: marmalade)という。搾汁を原料としたものはゼリー(英: jelly)という。
非常に甘いのでそのまま食べることは少なく、パンやクラッカーなどに塗って食べるのが一般的である。その他、サンドイッチの具としたり、ヨーグルトやフレッシュチーズにかけて食べたり、様々なケーキの原料にしたりする。
一般的に使用されるフルーツにはイチゴ、アンズ、リンゴ、オレンジ、ブドウ、イチジク、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、モモなどがある。珍しいフルーツや野菜(ルバーブ、ニンジン、カボチャなど)、花弁(バラ、スミレ、ラベンダー)を使ったものも出てきており、専門店などでは30 - 40種類を揃えているところもある。
果物に糖を加えて加熱したものという点ではコンポート(仏: compote)も似るが、ジャムに比べて糖度が低く、「果物の砂糖煮」[1]とも説明されるように材料の原形や食感を残すように作られている。
もともとは砂糖漬けの保存食という性格を有する食品であった[2]。ジャムという語は古い英語に由来し、「よく押しつぶしたもの」[3]「よくすりつぶしたもの」[4]といった意味合いがあったといい、果実の原形をとどめないものを「ジャム」と呼んでいたと考えられる[4]。
日本では、一部のスプレッド類についても「ジャム」という名称が用いられることがあり、ゴマをペースト状にした「ゴマジャム」や、牛乳を煮詰めてとろみと甘味をつけた「ミルクジャム」などの商品も販売されている。
一般的には瓶詰にして販売される。他に、給食向けに小袋で個包装したものや、容器を折って開封することで他のスプレッド類(マーガリンなど)と一緒に出せるようにしたディスペンパック入りのものもある。
日本のジャム
定義と名称
日本では日本農林規格(JAS)により、「ジャム類」の規格が以下のように定められている(2019年10月18日改定の JAS 0524)[5]。なお、「果実類」は「果実、野菜又は花弁」と定義されている。
- ジャム類
-
次のいずれかのもの。
- a) 果実等を砂糖類、糖アルコール又は蜂蜜とともにゼリー化するようになるまで加熱したもの。
- b) a)に酒類、かんきつ類の果汁、ゲル化剤、酸味料、香料等を加えたもの。
- マーマレード
- ジャム類のうち、かんきつ類の果実を原料としたもので、かんきつ類の果皮を含んでいるもの。
- ゼリー
- ジャム類のうち,果実等の搾汁を原料としたもの。
- ジャム
- ジャム類のうち、マーマレード及びゼリー以外のもの。
- プレザーブスタイル
- ジャムのうち,ベリー類(いちごを除く。)の果実を原料とするものにあっては全形の果実、いちごの果実を原料とするものにあっては全形又は2つ割りの果実、ベリー類以外の果実等を原料とするものにあっては5 mm以上の厚さの果肉等の片を原料とし、その原形を保持するようにしたもの。
業界団体
- 日本ジャム工業組合(にほんジャムこうぎょうくみあい、東京都千代田区神田東松下町10番地2、法人番号:6010005002175)[6]
ロシアのジャム
ロシアには、ヴァレニエと呼ばれる果物を甘く煮たものがある。これもジャムとされることがあるが、果肉の形を残すことが多いことからプレザーブに近い[独自研究?]。また、ロシア人は紅茶に砂糖を入れる代わりに、ヴァレニエを舐めながら飲む習慣がある。ヴァレニエを湯に溶かして飲むこともある。
日本で紅茶にジャムを入れたものを「ロシアンティー」と称するが、ロシアでは紅茶にヴァレニエを入れることは少ない。柚子ジャムを湯で溶かしたものを柚子ティーと言うのと同じく、 ヴァレニエを湯に溶かしたものがティーと混同されて誤解が生じた可能性がある[独自研究?]。
脚注
注釈
出典
- ^ “コンポート”. 百科事典マイペディア. 2022年6月22日閲覧。
- ^ 川手浩司(日本ジャム工業組合事務局長) (2009年9月). “ジャムと砂糖のはなし”. 農畜産業振興機構. 2022年6月22日閲覧。
- ^ “ジャムの語源と起源”. 日本ジャム工業組合. 2022年6月22日閲覧。
- ^ a b “ジャム(食品)”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本農林規格 JAS 0524:2019 ジャム類”. 農林水産省 (2019年10月18日). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合の情報”. 法人番号公表サイト. 国税庁 (2020年9月17日). 2022年9月5日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合組合員とホームページのご案内”. 日本ジャム工業組合. 2022年9月5日閲覧。
関連項目
- 餡
- 梅ジャム - 梅の生果実のジャムのほか、駄菓子の一種に梅干しのジャムがある。
- 加勢以多 - 南蛮菓子を起源とする熊本県の郷土菓子。熊本での栽培が途絶えるまでは、マルメロの実のジャムを使って作られていた。
- コンポート - ジャムよりも果物の食感や風味を残した保存方法。
- ジャムパン - あんパンと同じようにパンの中にジャムを詰めたもの。イチゴジャムが多く用いられる。
- 西瓜糖 - 西瓜の果肉を加熱して濃縮したもの。ただし、ジャムのように砂糖を入れることはない。そのままで健康食品としたり、甘味料として用いたりする。
- チャツネ - インド料理の一つ。日本ではジャムのようなものを指すが、それは現地のものとは大きく異なる。
- ナスジャム - ナスを使ったアゼルバイジャンとトルコのジャム。日本でも作られる。
- 柚練り - 柚子のジャム。そのままで食べるほか、菓子の材料にする。
- カヤジャム - ココナッツミルクを主材とし、アヒルの卵/鶏卵、ヤシ糖、パンダンリーフを使用したジャム。主にシンガポール、マレーシアで食される。
外部リンク
- ジャムの語源と起源 - 日本ジャム工業組合
- ジャムの豆知識|知る・見る・体験する|アヲハタ
- アヲハタ|ジャムマガジン - ウェイバックマシン(2018年1月6日アーカイブ分)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)、改訂新版・世界大百科事典…ほか『ジャム(jam←食品)』 - コトバンク
- ジャムに関係する学術論文 - 何れも論文本体へのリンク有《無料公開》
- イチゴの凍結方法,凍結貯蔵条件がジャムおよびジュースの品質に及ぼす影響《1988年》 - 『アグリナレッジ』(農林水産省・農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター)より
- 『J-STAGE』より
- 加圧法によるジャム製造に関する研究《1991年》 - 『日本農芸化学会誌』(日本農芸化学会)より
- ジャムの性状に及ぼす新甘味料の影響《1999年》 - 『日本家政学会誌』(日本家政学会)より
- THE MAKING (167)いちごジャムができるまで - 『Science Portal(サイエンスポータル)』《科学技術振興機構》より
プリザーブ(Game Preserve)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 01:47 UTC 版)
「ドラゴンウォーズ」の記事における「プリザーブ(Game Preserve)」の解説
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