フィールド(エリア)占有型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/18 16:28 UTC 版)
「ファイナルファンタジーXIの戦闘システム」の記事における「フィールド(エリア)占有型」の解説
クエストやミッションの進行など一定の条件を満たすことでオファー可能となる、各種トリガーアイテムを使って突入する専用フィールド(エリア)での戦闘。BF以外は地球時間で数日空けなければ再挑戦できず、連戦によるフィールド(エリア)の独占、報酬の飽和を防いでいる。そこでしか手に入らない武器や防具などの装備品や高価なアイテムの入手が主な目的となる。 BF(BC)(Battle Field。入口のBurning Circleを略してBCとも呼ばれる)最大18人(1人、3人、6人、18人) 占有時間10 - 60分 入口は世界各地に存在し、バトルフィールド内のモンスターを殲滅することでPOPする宝箱から戦利品を得る。トリガーの種類、入口となるエリア毎に複数(全部で60種類以上)のバトルフィールドがあり、それぞれ入室可能な人数、レベル制限、占有時間、殲滅するモンスターの種類、戦利品が異なる。 一部のミッションやクエスト進行時の戦闘、神獣(召喚獣)契約戦もこの形態をとる。なお、ミッションにおけるバトルフィールド戦闘に限り、戦闘不能になっても経験値が減少しない。また、このミッションにおけるバトルフィールド戦闘には、同一のバトルフィールドにて連続して戦闘が行われる場合もあり、その際には全ての戦闘で占有時間が共有される。 当然ながら、ミッションにおけるバトルフィールド戦闘では、勝利しても戦利品などは得られない(例外として、プロマシアに関わるストーリーミッションで発生するバトルフィールド戦闘では経験値を、カンパニエopsミッションの一部で発生するバトルフィールド戦闘ではアイテムや装備品を、それぞれ勝利時に得る事ができる) ENM(エンプティーノートリアスモンスタークエスト)最大18人 占有時間30分 拡張パッケージ「プロマシアの呪縛」によって追加されたコンテンツ。基本はBFと同一だが、中でも経験値が主な戦利品となるもの。BF内のモンスターを殲滅することでPOPする宝箱に数値固定の経験値が設定され、入室した人数によって等分配される(入室した人数がENMごとに定められている入室推奨人数に達していない場合には、入室推奨人数で入室したものとみなして等分配される)。 リンバス 最大18人 占有時間30 - 120分 拡張パッケージ「プロマシアの呪縛」によって追加された高レベル向けコンテンツ。アル・タユに3ヶ所入口が存在し、1つはテメナスの各エリアへ、残る2つはアポリオンの各エリアへ選択して行く事ができる。アポリオン、テメナス共に同様のシステムで、エリアによって殲滅や特定殲滅など進行に必要な条件が異なる。特定の条件で宝箱が出現し最大で120分(エリアによって最大占有時間が異なる)までの占有時間延長や戦利品を得ることが可能。 なお、一部のテメナスエリア、およびアポリオンエリアは、各エリアで入手できる各種チップを揃えていないと行く事ができない。また、それらのチップを必要とするエリアは、一度進入すると再び同じチップを揃えるまで進入できなくなる。 各エリアで手に入る古銭は、各種装備品と交換できる。 同様に各エリアで手に入る素材アイテムは、アーティファクト装備と組み合わせる事で、アーティファクト装備の性能を向上させるという役割を持つ。 また、各種チップを揃える事で行く事ができるエリアにいるボスを倒すと得られるアイテムは、マウラにおいてアイテムに対応した高性能な防具(ホマム装束、ナシラ装束)と交換できる。 アサルト 最大6人(最低3人) 占有時間15 - 45分 拡張パッケージ「アトルガンの秘宝」によって追加されたレベル50以上の中 - 高レベル向けコンテンツ。3人以上6人以下のパーティで任意の作戦に応募(アトルガン白門にある公務代理店にて参加する作戦を選択)するタスクダンジョンで、プレイヤーの任意でレベル制限をかける事もできる。繰り返し各種作戦を成功させていくことによって階級があがり、それに応じて作戦の種類が増えていく。 なお、作戦の内容は様々で、敵と一切戦闘しないものもあれば、200体近い敵の群れを薙ぎ倒していくようなものもある。 各作戦の成功時には宝箱からの戦利品(この時に得られる???と表示されている不確定アイテムは、鑑定屋に鑑定してもらう事で、その正体が判明する)の他に、数値固定で設定されているアサルト戦績を、作戦に参加した人数で分配して得る事ができる(ただし、中尉階級の作戦のみ、作戦に参加した人数に関係なく、固定値のアサルト戦績を得る事ができる)。 このアサルト戦績は蓄積されていき、一定の戦績値を消費する事で様々な種類の装備品と交換することができる。なお、交換できる装備品は、アサルト作戦領域によって異なっている。 アトルガンミッションには、この形態をとっているミッションも一部存在する。なお、ミッションにおけるアサルトエリア戦闘に限り、戦闘不能になっても経験値が減少しない。また、このミッションにおけるアサルトエリア戦闘には、同一のアサルトエリアにて連続して戦闘が行われる場合もあり、その際には全ての戦闘で占有時間が共有される。 当然ながら、ミッションにおけるアサルトエリア戦闘では、クリアしても戦利品やアサルト戦績などは得られない。 ナイズル島(アサルト) 最大6人(最低3人) 占有時間30分 拡張パッケージ「アトルガンの秘宝」によって追加された『FFXI』初の自動生成ダンジョンで、入口はアルザダール海底遺跡群にある。アサルトの1つとなっているが、他のアサルトとは異なる扱いとなっており、報酬としてアサルト戦績の代わりにトークンを得る。6人パーティで100層に及ぶフロアをフロアごとに課せられるタスクをこなしつつ、進む事になる(5層ごとに記録して進む事になる)。 20層おきにここでしか入手出来ない武器や防具を確率でドロップする強力なボスモンスターが配置されている(武器に関しては、他のフロアのNMもドロップする場合がある)。 デュナミスのレリック装備同様、防具はそのままで十分な性能を持っているが、武器は、そのままでは意味をなさず、武器を所持している状態で特定のクエストをクリアする事でジョブ固有のウェポンスキル(WS)を習得でき、更に複数の連続するクエストをクリアしていく事で、最終的に武器とウェポンスキルの真の性能が発揮される様になる。 トークンを消費する事よって記録されている任意の層(5層単位で記録済みの層)から再探索をすることができる。 このトークンは、テンポラリアイテム(ナイズル島エリア内でのみ使用出来るアイテム)との交換にも使われる。 なお、以前は踏破記録は1人しか行えなかったが、2008年9月9日のバージョンアップ以降、自身の踏破済みフロア+1以下のフロアから開始した場合に限り(例えば、15フロアまで踏破していた場合は、16フロア以下から開始するという事)、未踏破のフロアを5層進むごとに踏破記録が更新される様になった(自身の踏破済みフロア+1を超えるフロアから開始した場合、踏破記録は一切更新されない)。 2012年2月14日のバージョンアップにて、もう1つのナイズル島が追加された。 こちらは踏破記録が存在せず、常に1層からのスタートとなる代わりに、階層を進む際に、複数階層をスキップ出来る仕組みが導入されている。 ただし、スキップ出来る階層数がランダムとなっている為、最深部である100層まで到達するためには、どうしても運が絡んでくるという欠点がある。 サルベージ 最大18人(最低6人) 占有時間100分 拡張パッケージ「アトルガンの秘宝」によって追加されたレベル65以上の高レベル向けコンテンツ。入口はアルザダール海底遺跡群内に4ヶ所存在し、それぞれが異なる遺構(サルベージエリア)へ繋がっている。突入するとアルザダールパドスと呼ばれる制限がかかり、全ての装備、アビリティ、魔法が封印され、全てのステータスが低下する。サルベージエリア内のモンスターがドロップするインビュードアイテムと呼ばれる専用のアイテムを使い、これらの封印の解除、およびステータス低下の解除をしながら進行していき、最奥のボスを倒すことによりクリアとなる。 ボスや内部にいる特定のモンスターから装備品を得る事ができ、この装備品は単独では大した性能を持っていないが、複数集める事で高性能な装備品を作成する事ができるようになる。 なお、内部で入手したインビュードアイテムは外部へと持ち出せるが、インビュードアイテムを1つでも所持していると、サルベージエリアへ進入する事はできない。 エインヘリヤル 最大36人(最低6人) 占有時間30分 「アトルガンの秘宝」によって追加されたレベル60以上の高レベル向けコンテンツ。 モンスターとの戦闘は、エインヘリヤルエリアへ突入したプレイヤー全員でパーティやアライアンスを無視して行える。 また、モンスターがドロップしたアイテムは、通常のエリアとは異なり、エインヘリヤルエリアへ突入したプレイヤー全員が共通でロットインできる特殊な戦利品ウィンドウにプールされる(この戦利品ウィンドウに限り、通常のロットインでは出ない1や999のロットイン数値が出る)。 入口はアラパゴ諸島のハザルム試験場にあり、内部はそれぞれ3つの大広間をもつ第I~第IIIウイングの3区域と、最深部であるヴァルグリンドに分かれており、各ウィングの大広間を全て制圧すると次のウィング、もしくはヴァルグリンドへと進入出来る様になる。 各大広間には、大量の雑魚モンスターと強力なモンスター1体が配置されており、殲滅することにより宝箱がPOPし、戦利品とアンプルが入手できる(アンプルは、エインヘリヤルエリアへ突入したプレイヤー全員が同数値入手できる)。 このアンプルは蓄積されていき、一定のアンプルを消費する事で様々な種類の装備品やアイテムと交換することができる。 なお、各大広間に配置されるモンスターは、最深部のヴァルグリンドを除き、進入するたびにランダムに選ばれる。 また、最深部であるヴァルグリンドへは「煙の出ているランプ」を入口にトレードするPCは第Iから第IIIウイングの全9つの大広間をクリアした状態、それ以外のPCは第Iから第IIIウイングの各ウイングの大広間を1つ以上クリアした状態でないと進入できず、一度進入すると再び誰か1人が第Iから第IIIウイングの全9つの大広間をクリアし、それ以外のPCも第Iから第IIIウイングの各ウイングの大広間を1つ以上クリアするまで再進入できなくなる。 ただし、一度ヴァルグリンドへと進入した後は、どのウイングの、どの大広間からでも再攻略可能となる。 モブリンズメイズモンガー 最大6人 占有時間25 - 30分 「アルタナの神兵」によって追加されたコンテンツで、入口はジュノ下層のチョコボ厩舎内にあるが、舞台となる場所は「アルタナの神兵」エリアとなっている(その為、追加ディスク「アルタナの神兵」がインストールされていないとプレイする事が出来ない)。 メイズタビュラ、メイズバウチャー、メイズルーンの3つの専用アイテムを組み合わせてオリジナルのダンジョンを作成し、そのダンジョンを探索するというもの。 メイズタビュラと呼ばれる5×5マスのプレート上に、メイズルーンと呼ばれる様々な形のピースをセットする事でダンジョンの構成が変化する。 上記の2つを組み合わせて作られたダンジョンの構成にメイズバウチャーと呼ばれるクリア目標(敵の殲滅、ボスの撃破、特定の合成を成功させるなど)を設定する事で、ダンジョンが完成する。 作成したダンジョンに進入し、設定したクリア目標を制限時間内に達成する事が出来ると、モブリンマーブルと呼ばれる専用のアイテム交換用ポイントと経験値(もしくはリミットポイント)が得られ、低確率でメイズルーンや装備品などのアイテムも得られる。
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