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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 05:58 UTC 版)
世界結婚奇習物語(米:1959年)-ハワード・C・ブラウン監督。世界の摩訶不思議な奇習や因習を用いた結婚を紹介する。 実はモンド映画の走りになった映画。 ヨーロッパの夜(伊:1959年) - アレッサンドロ・ブラゼッティ監督作品。グァルティエロ・ヤコペッティ脚本。ヨーロッパ各地のナイトクラブやストリップショーを撮ったもの。 世界残酷物語(伊:1962年) - グァルティエロ・ヤコペッティ監督作品。世界各地の奇習を収録。モンド映画の元祖。以後、多くの便乗映画が題名に「Mondo」を冠し、これらがモンド映画と呼ばれることとなった。 タブウ(伊:1963年) - 原題「I Tabu」 世界女族物語(伊:1963年) - グァルティエロ・ヤコペッティ監督作品。 南海の楽園 (伊:1963) - 原題「IIl Paradiso Del Sud-mare」ジャン・ガスパーレ・ナポリターノの遺作だがスタッフの殆どがモンド映画のスタッフであり共同監督もモンド系である。 新・残酷物語(伊:1963年) - 原題「Mondo Infame」 地球の皮を剥ぐ(伊:1963年) - 原題「Il Mondo di Notte N.3」別題「Ecco」 日本の夜/女・女・女物語(日本:1963年) - 英題「Women... Oh, Women!」、武智鉄二監督作品。ピンク映画の先駆けの一つ。 地球のうぶ毛(伊:1963年) - 原題「Il Pelo Nel Mondo」 - 英題「Go! Go! Go! World!」 世界の裏の裏(伊:1963年) - 原題「Mondo Balordo」 日本残酷物語(日本:1963年) - 中川信夫監督の幻の和製モンド映画。 世界を裸にする(伊:1963年) - 原題「Mondo Nudo」 ゼロの世代(伊:1963年) - 原題「I Malamondo」パオロ・カヴァラ監督作。 残酷大陸クワヘリ(米:1964年) - 原題「Kwaheri:Vanishing Africa」 さらばアフリカ(伊:1965年) - グァルティエロ・ヤコペッティ監督作品。 世界猟奇地帯(伊:1966年) - 原題「Mondo Bizzaro」米国では「Mondo Freudo」と併映だった。 裸の魔境(仏:1966年) - 原題「Flame and the Fire」 狂った大陸・これがアメリカだ(伊:1966年) - アメリカ合衆国の狂気を収録した映画。 世界のティーンエージャー 「Les teenagers 」(仏・西独:1967年) - ピエール・ルスタン(フランス語版)監督。類似映画に「mondo-teeno Teenage Rebellion」がある。 世界禁断地帯(米:1967年) - 原題「Mondo mod」- モンド映画だが若者文化の『モッズ』中心に焦点を当てた異色作。 アフリカ最後の残酷(伊:1967年) - 原題「MAL D'AFRICA」- アフリカの内戦とスラム街と儀式を描く。 フリーセックス地帯を行く〜天国か地獄か(伊:1968年) - スウェーデンの性を好奇心から見た映画。 世界秘教地帯を裂く〜 続・快楽と神秘(伊:1968年) - 原題 「Angeli Bianchi...Angeli Neri」 怪しげな儀式や魔教や等を凝った映像で描くサイケチックでオカルト指向の強い異色のモンド映画。 ハレンチ地帯をあばく-裸にされたイギリス(伊:1969年) - イギリスの歴史や現代の退廃を集めた映画。 にっぽん'69 セックス猟奇地帯(日:1969年) - 中島貞夫監督。現代日本の退廃を縦横無尽に取り上げた異色ドキュメンタリー映画。 裸と猟奇の世界(伊:1970年) - 原題「America Our Home」アメリカの暗部と裏側を描く。 残酷猟奇地帯(伊:1972年) - 原題「Africa Ama」アフリカの猟奇的奇習を描く。 残酷裸の魔境/ブードゥー伝説(仏:1973年) - 原題「Le Vaudou」ブードゥー教のショッキングな奇習や残酷な奇祭を描く。 グレートハンティングシリーズ(伊:1975年-1984年) - アントニオ・クリマティ(英語版)とマリオ・モッラ(英語版)。動物等の狩りのシーンを集めた映画。しかし、動物が人間を喰べる・人間が人間を狩るショックシーンが大反響を呼んだ(もちろんやらせ)。以後彼らは『残酷を超えた驚愕ドキュメント・カランバ』に至る一連の残酷ドキュメンタリーシリーズを製作したほか、他の製作者らが事故や死の瞬間(もちろんやらせ)を記録した映画を模倣した。 SM大陸/マンダラ (西独:1975年) - 原題「Shocking Asia」- エマーソン・フォックス(ロルフ・オルセン(英語版))監督。アジアと一部アフリカのエログロ奇習とグロテスクな性儀式と性癖を描いたモノ。 驚異猟色地帯を裂く(伊:1976年) - 原題「Nuovo Mondo Bizarro」- 世界の色欲、強欲、あらゆるエログロにスポットライト当てる。 ポール・ポジション(伊:1978年) - マリオ・モッラ監督のF1ドキュメンタリー映画。事故シーン中心。 スナッフ/SNUFF(米:1975年) - 実際の殺人映像との触れ込みで公開された映画。もちろん誇大広告であり、実態は不良少女や犯罪者を扱ったアルゼンチン製娯楽映画(1971年に製作されたもの)に、アメリカの製作者が追加映像を加えてでっちあげた映画ではあったが、「裏の世界には、娯楽のためにカメラの前で人を殺して撮影した映画が出回っている」というスナッフフィルムの噂に基づいて公開された映画だった。なお、スナッフフィルムが本当に作られたり出回ったりした事件などは世界のどこでも報告されていない。 魔の獣人部落マジアヌーダ(イタリア語版)(伊:1976年) - 原題「Mondo Magic」。アルフレードとアンジェロのカスティグリオーニ兄弟(イタリア語版)による監督作品。1960年代末から1980年代にかけてアフリカの奇習にこだわって5本の映画を撮り続けた。モンド映画の中でも最も本物志向で力強い映像で知られるが、その分見世物らしさに欠け人気は今一つであった。なお、映画公開時に邦題は魔の獣人部落だったが、後のビデオ・DVD発売時には魔の獣人地帯に改題されている。 ジャンク 死と惨劇(米:1978年) - 原題「Faces of Death」。いくつかのやらせ映像と、ひたすら死や死体を映したニュースフィルムを集めた映画。日本資本で、アメリカで製作された。以後、海外などへの撮影隊を送らずに買い集めた実録映像のみで作った安上がりな続編が多数公開され、やらせも社会派的結論もないショックのみを追求する即物的な映画がこのジャンルに増えた。一方、内容が一般観客に耐えられるものではなくなり、やがてマニア向けのビデオ商品と化していった。 アメリカン・バイオレンス(米・日 1981年) - 原題「The Killing of America 」-山本又一朗とレナード・シュレイダーとの共作。 食人族(伊:1981年) - ルッジェロ・デオダート監督作品。実話との触れ込みで公開されたため、真贋論争が起きた。『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』等に見られる、フェイク・ドキュメンタリーの元祖。 新・世界残酷物語(伊:1986年) - 原題「Mondo senza veli」アルベルト・トーマス(英語版)監督作品。ナレーター:森山周一郎 モンド・ニューヨーク(米:1987年) - 原題 「Mond New York」 ニューヨークのスカムで過激なアーティストたちのパフォーマンスを紹介していく映画。 ダーティハンティングシリーズ(米:1989年) - アフリカの奇習を中心に衝撃映像を集めた映画。
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