オープンドキュメント形式(OpenDocumentFormat)
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「OpenOffice.org」の記事における「オープンドキュメント形式(OpenDocumentFormat)」の解説
OpenOffice.orgは、構造化情報標準促進協会(OASIS)が規格を策定し、ISO/IEC 26300およびJISなどで規格化されたOpenDocument Format(ODF)を標準の文書形式としていた。 OpenDocumentは、OpenOffice.orgが利用していた文書ファイル形式を元に策定された、オフィスソフト用の文書ファイル形式である。2005年に構造化情報標準促進協会(OASIS)が標準規格として策定、承認しており、その後ISOによりISO/IEC 26300としても認定された。これを受けて日本工業規格は、2009年12月7日JISとして承認し、2010年2月22日付の官報で公示された。 詳細は「OpenDocument」を参照 OpenDocument形式のファイルは、XMLで記述された複数のデータファイルをZIP形式で圧縮したものであるOpenDocument形式は、サポートするソフトウエア同士は、違うベンダのものであっても相互に一定の読み書きが保障されることを目指している。 OpenDocument形式がISO/IEC標準と規定されたことで、各国の政府機関により OpenDocument形式のファイルが政府調達の条件に加えられるようになった。欧州委員会は政府調達で OpenDocument形式を用いることを推奨している。日本国内においても、将来的にOpenDocument形式が政府調達の要件になる可能性もあり、大企業の政府調達部門を中心にOpenDocument形式に対応するために、OpenOffice.orgを導入するところもあった。 OpenOffice.orgでは、OpenOffice.org 2.0以降では標準ファイル形式として採用し、OpenDocument形式の読み込み、保存ともにサポートした。Microsoft Officeは、Office 2007 Service Pack 2よりOpenDocument形式に対応した。一太郎は、一太郎2006では追加モジュールでの対応、一太郎2007からは標準で対応された。 詳細は「OpenDocumentをサポートするアプリケーションの一覧」を参照
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