センターシティ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 22:44 UTC 版)
ジョーイたちが住むアメリカ西海岸にある都市。スクラッグが根を下ろし、侵略の拠点となってしまうがジョーイたちの活躍により平穏を取り戻した。スクラッグの侵略は町に多大な損害を被るに至るが、他の都市からも人手をかき集めた集中的な復興作業により、元の町並みを取り戻した。 ヴェラ・コリンズ 声 - 進藤尚美 スクールで数学を教える聡明な頭脳を持つ女性教師。チア部の顧問でもある。ジョーイの様子が最近おかしいことを少し気にしていたが、ウィルと戦うヒーローマンを目撃したことで原因を知る。最終決戦ではスクラッグの要塞に向かうジョーイを心配した表情でテレビで見ていた。 漫画版ではジョーイとヒーローマンの関連性を知らないまま。 ウィリアム・デイヴィス / ウィル 声 - 保村真 リナの兄であり、スクールの上級生。体格の良さからアメフトクラブに所属し、ニックを初め同じ学校の男子学生の何人かを取り巻きとして引き連れており、ガキ大将でアメリカの学校内序列の中の典型的なジョック。シスターコンプレックスに近いほどの愛情を妹のリナに向けており、ジョーイのことを過剰に敵視していた。サイとはアメフト部時代からよく衝突していたが、サイが試合で左足を傷めたことには責任を感じており、キャプテンを辞退し、やりきれなさをアメフトにぶつけていた。 ジョーイとヒーローマンの活躍に嫉妬し、ニックと共にスクラッグの基地に潜入するが、呆気なく捕らえられた挙句、洗脳と改造を受け、スクラッグ兵にされてしまった。また、戦闘力は通常のスクラッグ兵以上でありHEROMANと互角に渡り合うほどである。その後、ジョーイたちと戦いを繰り広げたが、リナの呼び掛けによって自力で洗脳を解いた。 スクラッグ壊滅後は「スクラッグとなった以上、人間社会で生活することはできない」とリナに告げ姿を消す。その後の行動は不明だが、スクラッグの技術を極秘で研究していた施設を次々に襲撃し破壊するダークヒーローとなった。目的はあくまでスクラッグがもたらした負の遺産の破壊だけであり、人間に対して危害を加えることは無かった。行動は人気の無い深夜帯にのみ起こし、姿を見られても騒ぎが起こらぬようにコートとハットで人間に偽装するなど気を配っていた。 センターシティでジョーイたちと再会したときも、デントンが所有するスクラッグの技術を用いた音波兵器を破壊するだけで彼には傷一つ負わせなかった。人間らしい感情やリナに対する愛情も残っており、決戦前には自宅を訪れ、リナにジョーイと別れるよう忠告した。 スクラッグとの最終決戦時には、いち早くワシントンに到着し、ゴゴールの復活を阻止しようとするも捕らえられてしまう。その後、ジョーイたちと共に復活したゴゴールに立ち向かうも、ジョーイを庇って負傷。ヒーローマンを失って意気消沈するジョーイを叱咤激励して奈落へと落ちていった。その後の生死は不明。 漫画版では、ジョーイを敵視しているものの彼との友情が描かれており、リナを守るように言付けたりもした。また、アニメ版と同じようにスクラッグに捕まり改造されたが、リナへの強い愛情から洗脳に支障をきたし暴走してしまう。しかし、リナの呼びかけにより正気を取り戻す。その後、ゴゴールを撃破して自爆する基地からジョーイたちを救い姿を消す。 ゴゴールが復活したのと同時に、妹のリナを含め家族全員がホワイトハウス内で人質にされているため自身で救出に向かい決戦の中リナを始め大統領や高官を救出する。ジョーイたちがゴゴールを撃退した後、両親を安全な場所に移動させた後の消息は不明。 ニコラス・デ・カルロ / ニック 声 - 陶山章央 ウィルの腰巾着。大金持ちだが卑屈な臆病者で、ウィルに対しても良い気持ちを抱いていなかった。彼が持っていて壊したHEYBO(ヘイボ)という玩具をジョーイが拾って修理したことでヒーローマンが誕生した。 ウィルと共にスクラッグの円盤に潜入した結果、彼も洗脳・改造されてしまう。改造後の戦闘には二丁の光線銃を使っていた。ウィル同様にスクラッグ基地内でジョーイたちと戦闘をした際に洗脳は解けるが、スクラッグの改造を受けたことでその力に執着し戦いを止めることを拒否し、その後の基地の崩壊と共に姿を消した。生死は不明。 漫画版でもウィルと共に改造・洗脳され洗脳が解けた後、改造された力と人間に戻れない絶望によって自分の意思でゴゴールに忠誠を誓おうとしたがジョーイの説得で改心。しかしその直後、ゴゴールが起こした地割れにより姿を消した。こちらも生死は不明。 ジャン、チャン、サム 声 - 井上剛(ジャン)/ 竹内良太(サム) ウィルの取り巻き。ジャンは顔にそばかす、チャンは首にDJ用ヘッドフォン、サムは長身でイヤホンを付けている。彼らがHEYBOのリモコンを取り合い、誤作動のために壊してしまう。スクラッグ襲来後は避難していたが、その後は登場しない。 ヒリー 声 - 長克巳 ジョーイのアルバイト先であるコーヒーショップ「Eat at Hilly's」の店長。彼が淹れるコーヒーは客からの評判も良く、多くの常連客を得ている。 スタン 声 - 伊井篤史 「Eat at Hilly's」の常連客。ジョーイにも気さくに声をかけている。 モデルである原作者のスタン・リーは、本作以外にも自身の関連作品によくカメオ出演をしている。 キーシャ・ジャクソン 声 - 宮島依里 センターシティ内にあるTV放送局、オール・アメリカン・ネットワーク (AAN) の女性レポーター。自分たちの取材が、政府によって捏造報道に悪用されたことが我慢ならず、事の真相を報道するために政府を追っていた。その後、ドクター・ミナミの攻撃からその身を盾にしてダムを守ったヒーローマンの姿をありのまま報道し、ヒーローマンに対する世間の誤解を払拭させた。スクラッグとの最終決戦時には、ヒューズの避難勧告を無視して決死の覚悟でヒーローマンとスクラッグの決戦を報じていた。 レオ 声 - 樋渡宏嗣 AANのカメラマン。キーシャと共に政府やヒーローマンを追った。 日本骨董品屋の店主 漫画版におけるヒーローマンの最初の敵。本名不明。リナの父親から営業停止辞令を受け嘆いていたところを、骨董品(戦国武者の鎧)に宿っていた怨念に取り憑かれてしまう。その後リナを誘拐して身代金を要求するが、ヒーローマンに倒され鎧を砕かれ、直後警察に逮捕された。 トニー 漫画版にのみ登場する、車椅子に乗った少年。生まれつき足が悪く、早急に手術しなければ足を切断しなければならないところまで症状が進んでいたが、ジョーイたちの活躍により手術を受ける勇気を手に入れた。その後はリナにいたずらをするほどに回復した。 JOKERS(ジョーカーズ) 漫画版にのみ登場するチアチーム。リナが所属するホワイトベアーズのライバルで、前年の優勝チームでもある。大会当日にリナたちが来られないよう妨害工作を働くが、最終的に優勝は彼らに奪い去られ、大会終了後には全員ウィルの鉄拳制裁を受けるはめになった。
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