スクラッグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 22:44 UTC 版)
宇宙の星々を次々に侵略し破壊してきた知的生命体。デントンの発した電波をきっかけに襲来し、地球の侵略を開始した。人類を凌駕する戦闘能力と知能、高度なテクノロジーを持つ。聴覚が発達しており、高周波を利用して会話をする。頭部に生えた触角を自在に伸び縮みさせて対象を攻撃する。また胸の左右に目のような形をしたクリスタルがあり、ウィル曰くそこが彼らの弱点である。他星の生物を捕獲し、洗脳と改造を施し操ることもある。ダメージを受け戦闘不能になると体液を撒き散らしながら外殻が縮小し丸くなる。デントンは外見から察してゴキブリのような生物から進化したと推測している。壊滅後、企業や政府機関など様々な組織が独自のルートでスクラッグのテクノロジーを解明に乗り出し、その技術を利用しようとしている。 ゴゴール 声 - 石塚運昇 スクラッグのボス。全宇宙を喰らい尽くすことを目的とし色々な生物を改造と洗脳を施したり、役立たずと見なせば部下の命すら平気で奪う残忍さと冷酷さ、敵の特徴を瞬時に把握する怜悧な面を併せ持つ。 戦闘時は機動力が大幅に上昇する形態へと姿を変え、飛行能力を生かした空中戦を得意としている。その戦闘能力は通常のスクラッグ兵とは比べ物にならない。 ジョーイとヒーローマンとの戦いに敗北した後、基地を爆破し彼らを道連れにしようとして絶命した。 しかし、政府が回収し研究していたコアを残党が手に入れたことで復活。巨大な怪物として再び襲い掛かる。基地と同化し部下たちやタマを喰らうと、地殻からエネルギーを吸い上げ地球を滅ぼそうとするが、ヒーローマンの胸部から放たれたビームを受け消滅した。 漫画版では、地球を支配する前に地球に住む昆虫類(蟷螂や甲虫類やダンゴ虫)を改造して地球の情報を収集しており、その中でジョーイやヒーローマン、ウィルたちに注目する。最後はアニメのようにジョーイたちを道連れにしようと基地を自爆させた。その後、コアによって復活し、最終形態と化する。しかし、ジョーイとヒーローマンに倒される。 エッズィ 漫画版のみ登場。スクラッグの先遣隊の一人。スクラッグ兵が回収した蟷螂をベースに作り上げられた。腕から出る刃は鋼鉄をも切り裂き、ヒーローマンの片腕を切り落とす。周りのスクラッグ兵からは虫けらと見下されるも、自身もスクラッグ兵を見下している。ヒーローマンとの最初の戦いではヒーローマンを圧倒したが、二度目の戦いではウィルたちの援護を受け怯んだ隙に致命傷を受け、倒された。 ブリト 漫画版のみ登場。スクラッグの先遣隊の一人。エッズィと同じ経路でダンゴ虫をベースに誕生した。体を丸め高速で体当たりをする戦法でヒーローマンを圧倒するが、エッズィの報告からヒーローマンを完全に舐めてかかっていたため、ヒーローマン・ブラストによる予想外の一撃を受けて倒された。 パウア 漫画版のみ登場。スクラッグの先遣隊の一人。エッズィと同じ経路でカブト虫とクワガタから誕生した。怪力を生かした戦法のほかに角を伸ばして攻撃をする。ブリトの仇討ちのためヒーローマンと戦うも、人間を甘く見すぎたためジョーイとヒーローマンの連携により倒された。
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