キャンパス内の建物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:31 UTC 版)
1991年(平成3年)の大学規制緩和(いわゆる「大学設置基準の大綱化」)により、各大学が比較的自由に施設と運営形態を検討できるようになったことから、後発の大和大学では特色ある取り組みとして、主に「専攻間で情報を共有」し「教育や指導に生か」す という教育上の目的のもと、学部ごとの大きな共同研究室と小さな教員個人研究室 とを併用する計画によって設置認可を受けた。その際、B-管理棟(教育学部・保健医療学部・政治経済学部で共用)3 - 5階の各教員個人研究室から演習室としての機能と空間が分離され、代わりに別棟のC-講義棟内に多数の小部屋が演習室用途として集中配置される設計がなされた。 こうした取り組みには、教員相互・学生相互の交流を極力オープンにすることで、発想を刺激し研究の進展を促すという研究上の効用もあり、また「セクシャルハラスメント」や2000年代以降社会問題として表面化したいわゆる「アカデミックハラスメント」(うち、学生の被害の面を重視した用語に「キャンパスハラスメント」 もある)を建築構造上予防する効果もあるとされる。片やその反面、リポジトリなど論文の電子公開が昨今は進展しているとはいえども、特に文系の学問では必須である教育・研究用基本文献の保管・運搬・使用に著しい物理的制約がかかる、という副作用も伴う。また消防法等との関係から、数m2程度の小さな教員個人研究室各室の間仕切りは天井まで延びておらず、オープンであるがゆえに音や臭いが部屋から漏れる問題も発生しがちである。 しかし理工学部設置の際、大学設置・学校法人審議会からは、既設3学部の路線に沿って一旦竣工した卒研フロア(うち6F部分はオープンスペース) など、オープンラボのあり方に対し否定的な審査意見 が付された。これを受け、理工学部設置申請一旦取り下げ(2018年8月)から理工学部開設(2020年4月)に至るまでの間に、一旦竣工 したD-講義棟に改装工事が加えられた。その際、6Fのオープンスペースは改修され、竣工当初は2Fに設けられていた理工学部共同研究室が5Fに移転し事務机が理工学部全教員分並ぶ程度の面積に圧縮される一方、研究機器、試薬試料、実験過程等を各教員が安全に管理しやすいよう、また所属ゼミ生の演習や自修も同じ空間の中で可能になるよう、理工学部の教員個人研究室(「プライベート・ラボ」)は広く割り当てられ厚い壁で天井まで仕切られるなど、他大学に相当する面積と仕様の個室がフロアに並ぶ一般的な仕様に変更された。ただ、20時以降は施錠されるため教職員や在学生であっても入館することはできない点は、他の学部とも共通である。 なお、その後建設されたE-講義棟の教員個人研究室(社会学部)については、B-管理棟よりは広めの面積が当てられ、各個人研究室から分離別置された演習空間(演習室群)も教員個人研究室・共同研究室とともに同一フロア上に配置されるなどの変更点があり、新しい設計思想の採用に伴いB-管理棟(先発3学部)で生じた一連のデメリットに対し、ある程度の改善がみられる。 現在は、学生数を5000 - 6000人規模とする構想のもと、現行の大学設置基準に沿って、想定学生数に見合う規模と内容の施設・設備の整備が段階的に進められている。整備経過と現況は、次の通りである。 グラウンド ※2014年暫定運用、敷地拡張に伴い2018年整備移設 A - 厚生棟 地上3階 鉄筋コンクリート一部鉄骨造 ※2014年完成1F西:図書館閲覧室・カウンター・書架(「サイレント・エリア」) 1F東:図書館ラーニング・コモンズ(「コモンズ・エリア」)※2021年新設(旧食堂跡) 2-3F:体育館、多目的体育館 スロープあり(管理棟前-2F) B - 管理棟 地上6階 鉄筋コンクリート造 ※2014年完成1F:事務局、入試広報室 2F:キャリアセンター 3F:教職支援センター、教育学部教員室(共同研究室) 4F:保健医療学部教員室(共同研究室) 5F:政治経済学部教員室(共同研究室) エレベータ 2基(全階停止)1基は来学者・教職員用 1基は主に学生用 C - 講義棟 地上7階 鉄筋コンクリート造 ※2014年完成1-7Fのうち低 - 中層階は主に教育学部と政治経済学部とが使用 1-7Fのうち高層階は主に保健医療学部が使用 エレベータ 4基1基は障がい等のある方や来学者・教職員が利用する人荷兼用 3基は主として学生用、行事・貸館等を除く通常時1・5・7階のみ停止停止階制限は節電と待ち時間削減のために行われる一般的な策だが、学長が学生の質問に「若い人は足腰を鍛えてほしい。若いうちにできるだけ多く歩いてほしい」との旨、口頭で回答したことがある。学長自身、日常的に多くの場面で自ら階段を利用している。 D - 講義棟(通称「理工学部棟」 ) 地上6階 鉄骨造 ※2019年完成・2020年運用開始5F:理工学部教員室(共同研究室) エレベータ 3基(利用区分なし、全階停止) E - 講義棟(通称「社会学部棟」) 地上4階 鉄筋コンクリート一部鉄骨造 ※2021年完成1F:食堂〈ダイニングホール大-TAI-〉550席・喫茶〈カフェ和-WA-〉120席=運営受託 エームサービス株式会社(三井グループ) 2F:各学部共用講義室 3F:社会学部教員室(共同研究室)エレベータ 1基 新学部棟(情報学部[仮称]用) ※2023年4月完成予定 アリーナ(大ホール) ※2023年4月完成予定
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キャンパス内の建物
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「レスブリッジ大学」の記事における「キャンパス内の建物」の解説
The 1st Choice Saving Centre Max Bell Regional Aquatic Centre Turcotte Hall この建物の名前は初代学長 Louis Sherman Turcotteの名前が由来である。 University of Lethbridge Students Union Building Markin Hall この建物の名前は慈善家かつ名誉学位の受信者であるAllan Markin氏が由来である。 Anderson Hall この建物の名前は弁護士でレスブリッジ大学設立に深く関わっていたA.C. (Andy) Anderson氏が由来である。 University Library University Centre for the Arts University Hall Hepler Hall Canadian Centre for Behavioural Neuroscience Alberta Water and Environmental Science Building
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