ガンダム試作3号機(『0083 REBELLION』版)
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「ガンダム開発計画」の記事における「ガンダム試作3号機(『0083 REBELLION』版)」の解説
漫画『0083 REBELLION』に登場する3号機は、オーキスのウェポン・コンテナ取付部の前方にコックピット(兼脱出ポッド)をもち、オーキス側のパイロットが操縦手、ステイメン側が火器管制を担当する。分離してそれぞれが連携することも、従来設定通りステイメン側ですべての操縦も可能である。
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ガンダム試作3号機(ステイメン)
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「ガンダム開発計画」の記事における「ガンダム試作3号機(ステイメン)」の解説
デンドロビウムのコア・ユニット(コックピット兼脱出システム)となるMS。コード・ネームは正確には「デンドロビウム・ステイメン」であり、「ステイメン」は花のおしべの意で、型式番号末尾の "S" はこれの略号である。 試作1号機や2号機と異なり、あくまで宇宙空間の戦闘を考慮して開発されている。1号機と比較して装甲はやや薄いものの、機動性はフルバーニアンに匹敵し、総合性能は互角とされる。さらに緊急時の追加ユニットのメンテナンスをおこなえるようにも設計されている。 開発は試作1号機同様クラブ・ワークスが担当しており、外観上の共通点も多い。機体色はトリコロールでまとめられているが、試作0号機と同様にソール部が青いのが特徴。 機体構造 頭部 ガンダム・タイプとしては珍しく60ミリバルカン砲を搭載していないが、その分センサー機器が充実している。通常の状況把握だけでなく、複雑な火器管制システムのコントロール用に独自の制御デバイスも装備している。また、オーキスとの連携が前提であるため、ある程度の遠隔誘導や最低限のドッキング・コントロールが可能な相互通信システムを搭載しており、火器の換装もドッキングしていなくても可能。 胴体部 オーキスとの合体を考慮して、腰部両側面から後方にドッキング・ガイドを兼ねるテール・バインダーが伸びているが、これが四肢との連動によるAMBAC効果を含む運動性や機動力の向上をもたらしている。 試作3号機は、パイロットが単独で制御するには過剰な質量をもっており、さらに複雑な火器管制を必要とするため、一年戦争末期に連邦軍がニュータイプ用のインターフェイスとして開発した全天周囲モニターと、AE社が開発したリニアシートからなる球形コックピットが採用されている。エバリューション・モニター(情報評価画面)が設置され、火器管制を統括するとともに、教育型コンピューターと連携して敵機情報や自機情報、戦況分析による最適火器選択や換装同期判断などを表示・実行する。なお、球形コックピットは試作2号機の部材が援用されている。 また、並行して試作1号機と同様のコア・ブロック・システムも製作されている。将来的には両者を統合する予定であるが、当時はこの2つを併せもつインターフェイスの実現が困難であり、双方に特化したコックピットをそれぞれ製作している。ボディ・ブロックをまるごと交換する必要はあるものの、最終装甲の形状やコックピット・ハッチなどはほぼそのまま流用可能となっている。 コア・ファイターを最小戦闘単位とする仕様は「Pスペック(プロトタイプ (prototype) あるいはめしべ (pollun) を指すと言われるが詳細不明)」と呼ばれる。劇中で、本機を目の当たりにしたコウは「コア・ブロック・システムじゃない?」と驚嘆しているが、これはコウがルセットから見せられていたデータがPスペック仕様のものであったためで、球形コックピット仕様のデータは本計画が一時中断となったため、ナカト少佐に押収されていたからである。 MSとMAを共通のOSで運用するという基本コンセプトは、初の可変モビルアーマーであるアッシマーが開発される2年前に、本機で先鞭をつけて完成させた技術である。 腕部 前腕部は「フォールディング・アーム」となっており、オーキスとの合体時にコンテナから武装を取り出すため、前腕部甲から肘にかけてが展開・伸長して3倍以上のリーチをもつマニピュレーター・クローとなる。パイロットの練度にもよるが、2秒ほどでクローを展開できる。 武装 ビーム・ライフル 試作1号機のものと同型だが、出力向上型とされ、励起レベルが改善されて稼働がより安定している。 ビーム・サーベル 当時の量産型MSに装備されているものと同等のデバイスが使用されている。 フォールディング・バズーカ オーキスのコンテナ・スロットに収納するため、2つ折りが可能な構造となっている。砲身は従来のものより約5割長い。装弾数は弾倉に6発、薬室に1発。 なお、オープニング映像ではジム改などと同型のハイパー・バズーカをコンテナ・スロットから取り出して携行している。 フォールディング・シールド こちらも縦に2つ折りが可能で、裏面にビーム・ライフルのEパックを4基装備。どのようなポジションでも扱いやすいよう、上下対称型となっている。オープニング映像では装備されるが、本編劇中には登場しない。 劇中での活躍 ステイメン単体での戦闘シーンはオープニング映像では見られるものの、本編劇中ではほとんどない。オーキスの補給中に襲来した敵に対して、ビーム・ライフルのみを携行して迎撃に向かうが、戦闘シーンはない。ソーラ・システムIIの照射を浴びて行動不能となったオーキスから分離後、コウの怒りに任せて、遠方から迫る味方である連邦軍艦隊に向けてビーム・ライフルを乱射する(ただし、ビームが届く距離ではない)。 漫画『0083 星屑の英雄』では、ノイエ・ジールとの一騎討ちの際にオーキスから分離して奇襲に打って出るものの、サブ・アームに阻まれる。オーキスによるコロニー破壊後、中破しながらも地上に不時着し、コウは生還する。 漫画『0083 REBELLION』では、Pスペック仕様で初登場。ナカトによってラビアンローズから搬出される最中に敵襲を受け、コウと先を争うようにしてベルナルド・モンシア中尉が搭乗する。しかし、コア・ブロックではオーキスと合体できないとして、すぐにルセットによってコックピット・ブロックごと交換され、コウが球形コックピットに搭乗する。
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