オカマ魔女とその部下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 18:12 UTC 版)
「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」の記事における「オカマ魔女とその部下」の解説
マカオ&ジョマ 本作の黒幕(ボス)。しんのすけの世界を支配するためにやってきたバレリーナの姿をした2人組のオカマ魔女。金髪の横髪と後ろ髪が残った禿頭がマカオ、髪型が団子のツインテールである方がジョマ。ヘンダーランドを根城としている。2人ともバレエを得意とする。魔法も使えるが、ヘンダー城は魔法の中心のためにそれらは使えない。ゴーマン王子の国の世界を支配したあと日本にやってきて、しんのすけ達の世界を乗っ取りに来たらしい。本人たち曰く、「クールな男の子が好き」。 物語後半で城に乗り込んできた野原一家とダンス勝負をするも、僅差で野原一家の阿波踊りに敗北。その際「審査員の調子が悪かったみたいね」「誰も一回勝負なんて言ってないわよ」などと卑怯な言い訳をする。その次にババ抜き勝負をし、結果は彼らが勝利するが、その直後、しんのすけが魔法のトランプのジョーカーのカードから現れた精霊により、マカオ達の弱点と彼らを倒す方法を知られてしまう。城自体が魔法の中心であったため自身の魔法が使えず、しんのすけを止めようと野原一家と追いかけっこを繰り広げるも後一歩のところでしんのすけを止められず、2人揃って消滅してしまった。追いかけっこの際には、ひろしがジョーカーのカードに見せかけて投げた名刺をマカオが間違えて取りに行く等、間抜けな一面も見せた。この時のマカオは偽物だと知ると怒って名刺を破った。 最後の追いかけっこが印象深いもののゴーマン王子をたやすくねじ伏せ、忠実な配下ス・ノーマンに変えてしまうなど相当な魔力を持つ。 GBAの『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ シネマランドの大冒険!』にも登場しており、こちらの解説だとマカオとジョマは実際は倒したわけではなく封印されたとの事である。 「クレヨンウォーズ」にもトランプゲームをしているバーの客として登場している。 クレイ・G・マッド マカオとジョマの部下。普段はシルクハットにタキシードの中年男といった風貌で、ヘンダーランドサーカスの団長を務めている。正体は青い毛並みの狼男。じゃんけんのグーがモチーフ、隻眼でグーの描かれた義眼をはめている。嗅覚に優れるが、水が苦手で泳げない。当初はしんのすけを君付けで呼んでいたが、後に「しんちゃん」と呼ぶ(この時彼から「馴れ馴れしい」と言われた)。しんのすけの事を「食ってやる」と言っていたが、実際に出来るのかは不明。 準備中のサーカス会場に無断で入ったしんのすけと偶然出会う。単なる操り人形に過ぎない状態であったトッペマの人形劇を見せ、しんのすけを丸め込み追い出すつもりであったが、目を離している間にしんのすけによりトッペマのぜんまいを巻かれてしまい、トッペマを救出されてしまった。正体である狼男の姿を現し追いかけるが、トッペマに魔法のトランプで石にされてしまう。この時魔法を使ったのは人間ではないトッペマだったため、効き自体は弱かった。後にマカオとジョマに元の姿に戻してもらっている。 後にヘンダーランドで捕らえたひろしをHの文字の入ったシャツに変え着用していた。 物語後半、ひろしとみさえを助けるため、夜も押し迫るヘンダーランドに(チョキリーヌの呪いで姿を現せないトッペマとの合流を待たずして)潜入したしんのすけの前に第一の刺客として立ちはだかる。トランプの力でチンチン電車に変身し、その場をやり過ごそうとしたしんのすけを念の為用意しておいた汽車で追跡するも、最期はしんのすけ達の策とトッペマの登場によって、水の中に落ちて溺れて沈んでしまう。その後に狼のぬいぐるみに姿を変え、「H」の文字入りのランニングシャツと共に水面に浮かんだ。 クレイ・Gを撃破した際には、魔法で「H」の文字のシャツに変えられていたひろしの魔法も解け無事救出される。 「クレヨンウォーズ」にも後姿のみであるが、狼男の姿で登場している。 チョキリーヌ・ベスタ マカオとジョマの部下。じゃんけんのチョキの形をした髪飾りを付け露出の多い黄色い水着のような衣服に身を包んだ豊満な魔女のおねえさん。白髪長髪に褐色肌でいかにもしんのすけ好みの巨乳美女だがトッペマからは「手下の中で一番性格が悪い」と評されている。じゃんけんのチョキがモチーフ。 物語序盤では優しい女性を演じ近づいてきたしんのすけに色仕掛けで誘惑した。彼女のお色気にしんのすけもたまらず汽車のように興奮していた。しんのすけを誘惑した際に「かたたたき券」(かたたたたき券と書かれている)を貰う。最初こそ彼女のセクシーな見た目にデレデレしていたしんのすけだが本性を知った後は離れてトッペマの元へ戻った。トッペマを圧倒し夜しか活動できなくなる呪いをかけるなど魔法での戦闘面でもかなりの強敵であることがうかがえる。 後にヘンダーランドで捕らえたみさえを魔法で「M」の文字の入ったブラジャーに変え自ら着用していた。 物語後半では、ひろしを助け出した直後のしんのすけたちの前に現れトッペマを降す。その後はしんのすけの肩たたき券を使ったりと余裕を見せるが、直後に現れたトッペマと再戦闘の末にしんのすけの唱えたスゲーナスゴイデスの魔法(トランプ3枚分)とトッペマの捨て身の一撃により繰り出された魔法の光の渦に飲み込まれていき最後は断末魔の悲鳴を上げながらチョキリーヌの身体は一瞬にして小さな人形へと姿を変え、そのまま砕け散っていき跡形も無く消滅。その際に人形と一緒に「M」の文字入りのブラジャーも一緒に魔法の光の中から放り出されている。 チョキリーヌが消滅した際に彼女が身に付けていたブラジャーだけは残っており、魔法でブラジャーに変えられていたみさえの魔法も解け無事救出され野原一家はここで揃う事になる。 ス・ノーマン・パー マカオとジョマの部下。お尻にパーのマークがある雪だるまの男。江戸っ子のような口調と性格で相手の心に取り入るのが得意。 無謀な作戦を実行しようとするしんのすけ達に忠告したり、作戦タイムを許可するなどフェアな精神も持つ。体内から書類、ビールなど様々なものを取り出すことができる。足の裏から小型のキャタピラを出現させてダッシュする事も出来る。体は-100℃の超低温に保たれているため少しくらいの熱などものともしないが、押しくらまんじゅうが弱点。また、しんのすけがトランプの呪文を間違えた時は思わず口を滑らせて正しい呪文を教えてしまう等、間抜けな部分も見せる。じゃんけんのパーがモチーフ。 その正体は物語冒頭でマカオ達に呪いを掛けられ、ゴーマン王子が呪いによって変えられた姿である。このためトッペマはス・ノーマンの事を知らない。 物語の終盤で野原家に襲い掛かるが、直後に現れたメモリミモリ姫の魔法によりス・ノーマンは溶けながら元の王子の姿に戻る事となり、その後姫と一緒にヘンダーランドごと元の国に帰り幸せに暮らしたという。 「クレヨンウォーズ」にも通行人、「野原刑事の事件簿」ではラジコン、『クレしんパラダイス! メイド・イン・埼玉』では巨大怪獣として登場している。 人形ひろし、人形みさえ オカマ魔女がしんのすけを捕らえる為に用意した手先。顔はひろしとみさえにそっくりだが、首から下は人形のような体になっている。本物と同様に車の運転が出来る。 トイレに行ったひろしとみさえを捕らえた後、入れ替わる形でしんのすけの元に行き、家に戻った。しんのすけが入浴している時に風呂場に侵入し、しんのすけに正体を見破られた為、襲いかかろうとするが、トッペマに魔法チップを取り外され、元の人形に戻った。 正体はデッサン人形のような外見であり、トッペマに魔法チップを取り外された後、2体とも浴槽に落ち湯船に浮かんでいた。なお、元の人形に戻った時、湯船は紫色に変わっていた。
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