その他のマーレ関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 06:59 UTC 版)
「進撃の巨人の登場人物」の記事における「その他のマーレ関係者」の解説
エレン・クルーガー (Eren Kruger) 声 - 松本保典 マーレ治安当局の役人。 グロスと共に飛行船発着場近くの河原でサボっていたところに、飛行船を見るために壁の外に無許可で出た幼いグリシャとフェイを発見し、グリシャに制裁を加えるが、すぐに帰ろうとするグリシャを呼び止めて飛行船を見させている。その後もグロスとともに度々登場し、グリシャら「エルディア復権派」の存在がマーレに露見した際には、彼らを拘束してパラディ島へ連行した。 その正体はマーレ政府に潜伏していた「エルディア復権派」の内通者「フクロウ」であり、「進撃の巨人」の巨人化能力者のエルディア人。大陸に留まった王家の残党は革命軍となり、父親はその一員で彼らが家族と共に焼き殺される中で生き延びた。以降、マーレへの復讐とエルディアの復権を誓っている。「エルディア復権派」に武器や資金、情報を提供していた一方で、目的の為なら手段を選ばず、自身の正体を露見させないために多くの同胞・同志に拷問を加え、パラディ島に連行して巨人化させていた。 「楽園送り」の際にグロスを裏切り、巨人化し他の役人達も皆殺しにする。そして自らの正体と「ユミルの呪い」で自らの死期が近いことをグリシャに明かし、「進撃の巨人」の力を彼に継承させるべく捕食され死亡した。死の直前に「ミカサやアルミン…」と、この時代には存在しない未来の人名を口走っている。 最終決戦では、始祖の巨人が再生させた歴代の9つの巨人の一人として、進撃の巨人の姿で登場。当初はエレンの傀儡と化してアルミンたちと敵対するが、座標に辿り着いたアルミンの説得を受けたジークの想いに呼応し、始祖討伐の協力を行った。 グロス (Gross) 声 - 塾一久 マーレ治安当局の役人。階級は曹長。 自身やその息子には甘い一方でエルディア人に対しては冷酷であり、エルディア人が巨人や犬に食われる様を見て楽しむ歪んだ性癖の持ち主。 クルーガーと共に飛行船発着場近くの河原でグリシャとフェイを発見した際、フェイを家に連れ帰ると見せかけて息子達と共に飼い犬に襲わせて殺害し、それを隠蔽する。 それから数年後「エルディア復権派」をパラディ島に連行し、その多くを巨人化させて追放。その際に再会したグリシャからの糾弾を一蹴し、巨人に食わせようとするが、裏切ったクルーガーに自分が壁から落とされてしまい、覗き込む巨人に体の右半分を喰われて死亡した。 グライス (Grice) 声 - 鈴木達央 「エルディア復権派」の青年。 グリシャの診療所に患者と偽って訪れ、妹の死の真相を条件に彼を「エルディア復権派」に勧誘する。 グリシャと仲間達とともにマーレ打倒とエルディア復活に燃えるがジークの密告で拘束され、パラディ島に連行される。グリシャと対面した際、ジークを育てたグリシャとダイナを激しく非難した後、グロスに巨人達の引き付け役としてあえて巨人化されずに壁から落とされ、巨人化した仲間達に襲われて死亡した。 マーレ編で登場するファルコとコルト兄弟の叔父であり、兄弟は一族の地位を守るために戦士隊に志願し、コルトが獣の巨人の継承者に選ばれたことでそれが達成できたことが、グリシャの父から語られている。 へーロス (Helos) 100年前に人間でありながら「大地の悪魔」を打ち破り、世界を救った英雄とされる人物。 マーレ国内には銅像が展示されており、ヴィリー・タイバーも褒め称えている。実際はカール・フリッツに協力して英雄に祭り上げられただけに過ぎないことがヴィリーの口から語られる。 カルヴィ (Calvi) 声 - 水内清光 マーレ軍の元帥。 巨人の力が通用しなくなり、他国に遅れを取るマーレの現状を憂いている。親を売って忠誠を示したジークには大きな信頼を寄せている。ヴィリーの祭事に出席していたが、エレンの襲撃によりマーレ軍幹部と共に死亡した。 カルロ (Carlo) 声 - 田中啓太郎 車力の巨人の武装を担当する「パンツァー隊」の一員である眼鏡をかけた男性。 レベリオでの戦闘で車力の巨人の砲台に乗って戦うが、サシャの銃撃を受けて隊員の中で最初に戦死した。共に砲台に乗っていた他の隊員達(声 - 藤原貴弘・城岡祐介・田邊幸輔・福西勝也)も直後に雷槍の攻撃を受け全滅した。 アニメ版では自身の砲台内にピークとパンツァー隊で撮った写真が複数貼られていた。また、カルロ以外の隊員の砲台内にも写真が貼られていた。 ニコロ (Niccolo) 声 - 花輪英司 マーレ兵。捕虜から料理人になる。 851年の第一次調査船団の一員。先遣隊としてパラディ島に上陸するが、ハンジ・リヴァイらに捕らえられ捕虜になる。調査兵団と反マーレ派義勇兵が共闘し始めた頃に、104期の調査兵団にマーレ料理を振る舞い、サシャらに絶賛されたことをきっかけにエルディア人と和解した。 854年にはパラディ島で料理人としての就労許可も取っており、恋心があったサシャの帰りを待っていたが彼女の無言の帰宅に涙した。ガビがレストランを訪れた際、彼女がサシャを殺害したと知り激昂してワインボトルで殴り掛かり、彼女を庇ったファルコを負傷させた。サシャの父親に包丁を渡し、ガビを殺すように促すが、彼から説得を受けて思い止まった。ハンジ達にワインにジークの脊髄液が混入していることを明かした。 104期と親しい仲だったため、イェーガー派・反マーレ派義勇兵に信用されておらず、(本人は感付いていたが)ワインの真相は聞かされていなかった。クーデター後は調査兵団とともに拘束され、解放されるとブラウス一家と行動をともにして巨人から避難した。 グリーズ (Gridr) 声 - 宮本淳 捕虜となったマーレ兵で、ニコロと同じレストランで働く男性。 イェーガー派と繋がっており、ミカサ達がレストランに来たことを密告した。エルディア人には差別的な考えを持っており、サシャを罵った事でニコロと口論となるが、直後にイェレナに射殺された。アニメ版ではニコロがエルディア人に懐柔された事も加えて涙ながらにサシャを侮辱するなど単なる差別的な考えを持つ悪人として描かれていない。
※この「その他のマーレ関係者」の解説は、「進撃の巨人の登場人物」の解説の一部です。
「その他のマーレ関係者」を含む「進撃の巨人の登場人物」の記事については、「進撃の巨人の登場人物」の概要を参照ください。
- その他のマーレ関係者のページへのリンク