いじめと監督後継問題とは? わかりやすく解説

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いじめと監督後継問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:14 UTC 版)

PL学園中学校・高等学校」の記事における「いじめと監督後継問題」の解説

また、野球部では数々暴力事件報告されており、1986年にはいじめによる死亡事故起きている。 詳細は「PL学園高校野球部いじめ死亡事件」を参照 1997年には、上級生暴力加えて重傷を負わせ、2001年には日常的に上級生下級生バットで殴るなどのいじめが原因とされる暴行事件半年間にわたる活動停止処分受けている。さらに、被害者家族訴えられ裁判沙汰になったその他の部内規律として、漫画家なきぼくろは、「女を見るのは禁止」という規律存在していたと語っている。2008年暴力事件起こり藤原弘監督当時)が辞任後任として河野有道監督復帰したが、2011年には部員部内暴力喫煙1ヶ月対外試合禁止になった2013年4月9日には、高野連西岡宏堂審議委員長より2013年2月23日午後10時頃、2年生4人が、1年生1人を寮内にて殴る蹴るの暴行加えたため救急車出動し病院送りしたことが明らかにされた(学年は共に事件当時)。これにより日本学生野球協会審査会議にて2013年2月24日から8月23日までの6ヶ月間の対外試合禁止処分決まった河野2001年活動停止処分受けた際の監督でもあったがその後退任し4月16日付でPL教団職員異動した。 かつての教団教祖であり野球ファンだった御木徳近名門野球部広告塔として最大限支援していたが、度重なる不祥事教団幹部代替わりによる内部運営体制の変化により次第トラブル続き野球部に対して厳し態度で臨むようになり、野球部体質改善積極的に行った。まず、野球部専用の寮であった「研志寮」が2001年いじめ問題発覚後に「閉鎖的な野球部寮に問題がある」と言う理由2002年3月末限り廃止され同年4月以降野球部員一般生徒と同じ寮で生活している。また全寮制の廃止もあり、通学可能な地域居住している部員自宅から通学している。研志寮の建物PL学園小学校の「小学SC寮」に転用され改装されたが、老朽化に伴い2019年解体された。 また、社会情勢教育環境変化から教団学校運営方針が「スポーツ選手育成強化」から「在校生徒の学力上重視」に主軸を置くようになったため、かつて行われてきた有能者を見つけるための外部スカウト制度スカウトによる推薦入学特待生制度も寮の廃止同時期に全て廃止され一般入試合格した在校生入部する一般的な部活変更された。毎年恒例となっていた夏季冬季合宿制度全て廃止され大きな問題となっていた上級生の「説教制度一切禁止された。練習時間大幅に短縮されそれ以外時間帯練習特別な事情教団学校承認が無い限り一切禁止とした。さらに学力維持と向上のため、年間成績定期テストなどで一定の成績満たない部員は約1ヶ月練習禁止処分にして補習受けさせるようにした他、1週間1回全員での教団講話拝聴義務付けた。部活関係者以外の野球部OBとの接触OB学校訪問一切禁止とした。上級生下級生が同部屋生活し下級生上級生雑用等をこなす野球部独自の「付き人制度」も教団保護者一般生徒などから生徒間の行き過ぎたプライバシー等の侵害厳しすぎる上下関係による不祥事問題視されるようになったため、2013年6月より部活雑用食事作り掃除洗濯買い出しなど)は全て関係者教団ボランティアスタッフが行うように変更され下級生雑用一切禁止とした。同年秋には「付き人制度その物廃止され全部員が一般生徒と同じ待遇となり野球部伝統とされてきた厳し上下関係規律大幅に改善され緩和された。 卒業生一人である清原は、この事件の後2013年テレビ出演した時にPL暴力伝統であると語っている。 後継監督候補には複数OB浮上しているが、学校教団側はかねてから野球部OB多く卒業後には教団への信仰から距離を置いていることに不満を持っており、野球部OB監督就任する条件1つとして教団への熱心な信仰求めているが、学校教団側の要望該当する野球部OBがいないことから、2013年秋大会から常勤監督不在という状況長期化していた。練習ではOBコーチがいるものの、OBコーチ指導ノッカーとしての認められている(このOB学校側から監督昇格認められていない)。このため公式戦では野球未経験の正井一真校長が登録上の監督就任しユニフォーム着てベンチ入りしているが、試合の中で決断下せ大人不在となっており、作戦選手交代選手同士決めていた。2014年10月には監督不在により十分な指導できないこと理由に、入学希望する中学3年生新入部員受け入れ停止決定した2015年3月16日同年4月1日付の人事異動で正井が校長職から校外教団施設への転任決定し同時に野球部の監督退任することが発表された。新たな校長草野裕樹就任し野球部の監督兼任することとなった

※この「いじめと監督後継問題」の解説は、「PL学園中学校・高等学校」の解説の一部です。
「いじめと監督後継問題」を含む「PL学園中学校・高等学校」の記事については、「PL学園中学校・高等学校」の概要を参照ください。

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