「シドの女神」編から「黄金の扉」編まで
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「海賊ギルド」の記事における「「シドの女神」編から「黄金の扉」編まで」の解説
サラマンダー 声:柴田秀勝(TV版) 「シドの女神」編、TV版27話より登場。ギルド宇宙軍総司令にして元帥の肩書きを持つ最高幹部で、銀河系支配を目論む。TV版ではこのエピソードが最後となり、最後に倒した敵となる。外見は『スター・ウォーズ』に登場するダース・ベイダーを純和風にしたようなデザインで黒い甲冑とマントに身を包んでおり、日本の鎧武者を思わせる。プロレス好きで、WRA世界チャンピオンの白人レスラー、エル・スカイマン(声:蟹江栄司)を子飼いにしていた。自分の本拠地から出ることはまず無く、部下を信用せず用済みになれば容赦なく排除する。影武者を派遣する際にはバリアを展開する4人のボディーガードに常に身を守らせている。その正体は、強力なサイコ(精神)エネルギーを持った20世紀の独裁者アドルフ・ヒトラーの亡霊で、肉体がミイラ化してもその精神は滅んでいなかった。「3000年の時を越えて甦った」とのことなので、『コブラ』作中での時代設定は現在の記年法で単純計算すれば50世紀、西暦4900年代ということになる。なお、彼の部下たちは、直立して右腕を掲げるナチス式敬礼を行い「ハイル・サラマンダー!」と呼号して彼を称えている。 ドーベル 声:安原義人(TV版) 銀河パトロールの人間ながら、裏では海賊ギルドと通じている悪徳警官で勤務中でも酒をあおっている。ドミニクとコブラの電話を盗聴し、ドミニク暗殺に一役買った。全身を超合金でサイボーグ化しており革ジャンを着用、右腕に連射ブラスターを装着している。ジャック・バイスタからの情報を受けてやってきたコブラの罠にかかり、早撃ち勝負でコブラのサイコガンに右腕の連射ブラスターを破壊されるが、もはや丸腰と油断してサイコガンを収めたコブラにサイボーグ化した体を武器に襲いかかる。そして、サラマンダーの強大さと彼の基地がバレンタイ星域のどこかにあること、自らがドミニクを殺したことを言い放った直後、これに激怒したコブラの鉄拳で腹を打ち抜かれ、サイボーグ化した体を破壊され倒れる。TV版では、27話で登場。 体を破壊されたことで死んだとコブラは思っていたが、「ブルーローズ」編にて白スーツ姿で再登場(ギルドの一員としての描写はない)。かつての人間と同様だった外見から、サイボーグ化がより進んだ異形の姿で復活する。その体は「肉体」的にはレディをも越える強さと硬さを誇る上に、電磁力装置が組み込まれており、バリアを展開したりビームを放つことさえ可能。この時点では香港警察の警部に出世しており、部下を引き連れて復讐を図る。コブラはその執拗さを「奴にとっては俺がブルーローズだったのかもしれない」と評した。最期の時にはシークレットと対面し、ドミニクと瓜二つの彼女の姿を見て「確かに殺したはず」という旨の言葉を残している。 名前の由来は、当時少年ジャンプに併載されていた漫画『ドーベルマン刑事』から。 デイブ刑務所の医師 声:宮内幸平(TV版) コブラのかつての仲間・パンプキンが収容されていたデイブ刑務所の医師。この刑務所医のほか、デイブ刑務所のスタッフにはサラマンダーの部下が多数存在する。 パンプキンを見つけ出すためコブラと一緒に刑務所に潜入したドグ・サバラスを捕らえ、自分たちの仲間となってコブラを殺す取引を持ちかける。だがドグの変身能力により成り替わられ、パンプキンを見つけたドグとコブラの脱獄を許してしまった。 ヘルガ大佐 声:銀河万丈(TV版) ネプチューラ星で暮らしていたコブラのかつての仲間・バッドを捕らえ尋問などを行っていたキングダム戦車隊の隊長。 部下たちを基地に引き上げさせた後、雪クジラ漁をしていたバッド達の前に単機で現れ、彼の仲間と恋人のエルザを虐殺してバッドも葬ろうとしたが、それを助けに来たコブラによるサイコガンのビームをキングダムの車体に連続で受ける。それでも車体は貫かれなかったが、車内が過熱してヘルガは蒸し焼きになり、キングダムが彼の棺桶となった。 TV版では29話で登場。 エル・ロデス 声:村松康雄(TV版) かつては「鬼のロデス」の異名を持つ税関職員で、コブラが密輸を行う上で大きな障害だった。現在は建築家という表の顔とロド麻薬密売を手がける海賊ギルド幹部としての裏の顔で惑星メヒコを牛耳っている。サラマンダーに対する作戦を切り替えたコブラ達により、ドグはロデスに成りすまし、コブラとバットはロデスのボディーガード、パンプキンは逃走車の運転手としてロド麻薬の価格を決定する会合に潜入する。 TV版では30話で登場。 サボイラー 声:荒川美奈子(TV版)、石川悦子(PCエンジン用ゲーム) サラマンダーの命令で、エルラド教国の首長ミラールを拉致すべく送り込まれた美女。不細工なクマのぬいぐるみに偽装したナイフ使いの小男の相棒と、列車のボーイに化けた部下たちを率いる。偶然からコブラとドグ・サバラスに遭遇し、殺害を試みる。全身から超高熱を発する事が出来、サイコガンですらその熱のフィールドを突き破ることはできない。熱エネルギーのビームを放つことも可能。 TV版では後述の2人と共に最終回の31話で登場、女の姿をしたサラマンダーのエネルギー体のように描かれた。また、小男の相棒は出てこない。 ラシッド大司教 声:平林尚三(TV版) エルラド教会幹部の皮を被ったサラマンダーの部下。シドの女神建造と打ち上げを監督している。シドの女神打ち上げ成功時の言動から、サラマンダーの正体を知っている模様。 ソフィア司祭 声:吉田理保子(TV版) エルラド教会幹部。コブラから「ハリウッドのスター」と呼ばれるほどの美女だが、サラマンダーの部下であった。シドの女神に感づいたコブラとミラールの乗る車を大型トラックで狙う。 ブラックボーン 声:山口真弓(2010年TV版) 「黄金の扉」編に登場。マスクで顔を隠した海賊ギルドの女幹部。ガロン星と太陽の衝突によって起こる太陽系崩壊のもたらす混乱に付け込もうと企む。そのため、衝突阻止に動くシークレットを妨害する。プテラノドン型の大型戦闘機を愛用している。 劇中では明かされていないが、マスクの下の素顔を含め、その容姿はシークレットと同じくロイヤル3姉妹(特にジェーン、ドミニク)と同じであると作者が明かしている。ゾロス 声:かぬか光明(2010年TV版)/長嶝高士(コブラ・ザ・アーケード) ブラックボーン配下の、山羊の頭を持つサイボーグ。あらゆる衝撃に耐え、サイコガンさえも無効化する包帯で屈強な体を覆っているために防御力は高い。また、両目は赤外線スコープとなっており、暗闇の中でも目標を捕捉できる。しかし、ガロン星の人面魚に包帯を食い破られたのが仇となり、コブラのトリックに引っ掛けられて倒される。コブラ曰く「ひつじちゃん」。
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