ちょう‐ごうきん〔テウガフキン〕【超合金】
超合金
鋼の耐食性や耐熱性を改善するため合金元素を多量に添加し鉄分が約50%以下となっている合金。成分から鉄基、ニッケル基、コバルト基合金に、製造法から鍛造系、粉末冶金系、鋳造系合金に、また強化因子から固溶強化型、析出硬化型に大別される。これらの超合金は、蒸気タービン、ガスタービンのブレードや高温用ボルトなどに適用される。
超合金
超合金
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 09:09 UTC 版)
多くのニオブがニッケル、コバルト、鉄をベースとした超合金に用いられており、その含有比率は6.5パーセントにも達する。ジェットエンジン部品、ガスタービン、ロケット部品、ターボチャージャー装置、耐熱部品、燃焼設備などに用いられる。ニオブは超合金の粒状組織内において、γ''相の硬化を促進する。 超合金の一例として、インコネル718があり、おおむね50パーセントのニッケル、18.6パーセントのクロム、18.5パーセントの鉄、5パーセントのニオブ、3.1パーセントのモリブデン、0.9パーセントのチタン、そして0.4パーセントのアルミニウムで構成されている。こうした超合金はたとえば、ジェミニ計画における先進的な機体システムなどで用いられた。ニオブの合金は他に、アポロ司令・機械船のノズルにも用いられた。ニオブは摂氏400度以上になると酸化されるため、こうした用途では合金が脆くならないように保護コーティングが必要となる。
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