コバール
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 02:10 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動コバール(Kovar)は鉄にニッケル、コバルトを配合した合金である[1]。常温付近での熱膨張率が金属のなかで低く、硬質ガラスに近いので、硬質ガラス封着用にもちいられたり、ICリードフレームに用いられる。成分の例は重量%で Ni 29% 、Co 17%、Si 0.2%、Mn 0.3%、Fe 53.5%である。
物理的性質
物理的特性 | 焼結品 | HIP品 |
---|---|---|
密度 / g cm3 | 8.0 | 8.35 |
硬さ / HV1 | 160 | 150 |
ヤング率 / GPa | 159 | 159 |
破断時の面積減少率 / % | 30 | 30 |
降伏強さ / MPa | 270 | 270 |
熱伝導率 / W/Km | 17 | |
キューリー点 / °C | 435 | |
電気抵抗率 Ω mm2 / m | 0.49 | |
比熱 J/gK | 0.46 | |
熱膨張係数/10-6 K-1 (25 – 200°C) | 5.2 | |
(25 – 300°C) | 5.1 | |
(25 – 400°C) | 4.9 | |
(25 – 450°C) | 5.3 | |
(25 – 500°C) | 6.2 |
脚注
出典
参考文献
- 池田, 豊 (1968). “ガラスと金属の接着機構 (i)”. 材料 17 (180): 783–792. doi:10.2472/jsms.17.783 .
関連項目
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