「シティ・オブ・グレイホーク」ボックスセット
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「en:The City of Greyhawk」も参照 グレイホーク・アドベンチャーズの出版は、TSRがアドバンスト・ダンジョンズ&ドラゴンズ第2版を発売するのとちょうど同時期に行われた。TSRは1989年にザ・シティ・オブ・グレイホーク(英語版)・ボックスセットを「グレイホーク・アドベンチャーズ」のロゴを付して発売した。カール・サージェント(英語版)とリク・ローズによって執筆され、これはガイギャックスとクンツによって作成されたオリジナルの都市ではないが、以前に出版された資料で為された言及を基に新たな図が作成された。 この発売により、ゲイリー・ガイギャックスの旧八者の円は、新たな構想によって作り直された。黒曜石要塞を本拠地として周期的に悪と戦うために出撃する8人の仲間達の集団の代わりに、円は8人の魔法使いと、それを率いる9人目の魔法使い(ガイギャックスの以前のキャラクターであるモルデンカイネン)の集団となった。モルデンカイネンに加え、魔法使い達の内7人は、ガイギャックスの本来のホーム・ゲームから存在していたキャラクター、ビグビー、オティルーク、ドローミジ、テンサー、ニストゥル、オットー、レアリーであった。8人目は新たな女魔法使いジャラージ・サラヴァリアン(英語版)であった。円の任務は、どちらか一方に決して長期間優位を得させないように、善と悪の間で中立の仲裁人の役を務めることであった。加えて、サージェントとローズは、ガイギャックスのオリジナルのオブシディアン・シタデルを転用してモルデンカイネンの城とし、ヤティル山脈(英語版)内の特定されていない場所に配置した。 翌年、このボックスセットに関連して、TSRはリチャードとアン・ブラウンによる、都市を舞台としてファルコンと呼ばれる神秘的な悪役を中心とした、ワールド・オブ・グレイホーク冒険(WGA)モジュール3部作(WGA1 ファルコンズ・リベンジ(英語版)、WGA2 ファルコンマスター(英語版)、WGA3 フレイムス・オブ・ファルコン)を出版した。4番目のWGAモジュール、WGA4 ヴェクナ・ライブス!(英語版)はデイヴィッド・クックによる執筆で同年に出版され、ヴェクナ(英語版)(以前はダンジョンズ&ドラゴンズの伝説における神話的なリッチ(英語版)であったが、今や半神の地位に昇格された)の初登場を特徴としていた。
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