結集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/22 04:40 UTC 版)
近代以降
第5回
1871年、英国に併合される(1886年)前のビルマコンバウン朝のミンドン王治世、新首都マンダレーにて、第5結集が行われた。
第6回
1954年、ビルマのヤンゴン(ラングーン)にて、第6結集が行われた。現在、大蔵出版から刊行されている片山一良訳『パーリ仏典』シリーズは、この第6結集本を底本としている[3]。
伝承の異同その他
第3回の結集については南伝仏教と北伝仏教では伝承の内容が一致していない。
なお、結集には大乗経典の伝説(『プトゥン仏教史』ほか)もあり、文殊菩薩と弥勒菩薩が阿難とともに鉄囲山の外で行われた(『八千頌般若経』[4]、『大智度論』[5])などともいわれているが、これも、あくまでも言い伝えであって確証されたものではない[6]。
脚注
参考文献
- 松本文三郎 著 仏典結集(仏教史論 : 第1編)文明堂(明治36年9月15日発行)(“仏典結集 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2019年1月21日閲覧。)
- 人見牧生 (2009). “大乗経典の結集者をめぐる一伝承”. 印度學佛教學研究 57 (2): 970-966 .
読み方や漢字意味
関連項目
出典
- ^ アショーカ王とその王子マヒンダの師。マヒンダを出家させてセイロン伝道の使節とした。
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