出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/01 05:08 UTC 版)
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概要
教祖・大和松風は、神の啓示により、人々が共に生きる「共生の世」を願い、理想郷の実現を目指し、その模型として新しい共同体の整備を進めた。教団は、東京都港区の面積に匹敵する2000ヘクタールにわたる山あいの土地を持ち、一部の信者たちはそこで自給自足的な共同生活を営んでいる。ここでは神殿などの宗教施設のほか、信者の居住・宿泊施設、子弟が通う全寮制の松風塾高等学校を備え、田畑ではさまざまな農作物が生産され、自家用水力発電設備が設置されるなど、基本的に自給自足で賄える態勢が取られている。信者は、この場所以外で生活することも可能で、青森県と北海道を中心に全国に広がっている。信者の遺骨は同じ場所に納められ、共同納骨されるという独特の埋葬法をとる。1970年代には、コミューン志向的な形態が注目された。公称信者数は約40,000人[1][2]。
教旨
神を信じて生きる境地、そして厳しい修行と精進に励むことによってもたらされる心境、この二つを培うことが真の救いにつながるという「自他力本願」を説く[1]。
沿革
- 1918年(大正7年)春 - 田澤清四郎が、製炭場の監督として外童子山に移り住む。
- 1919年(大正8年)4月12日 - 外童子山中で大きな星が昇っていく霊現象を拝し、『この星は九曜の星という神であって、われ神に使われる神であるぞよ。汝の一生一代を護る神なるぞよ』との啓示を受ける。これを機に宗教専従の生活に入る。
- 1930年(昭和5年)1月5日 - 松緑神道大和山会を結成。
- 1952年(昭和27年)12月 - 宗教法人の認可を受ける。
- 1984年(昭和59年)12月 - 比叡山延暦寺から「不滅の法灯」の分灯を受ける。
年中行事
また、月例行事として、毎月18日を「世界平和祈願日」と定めている。
交通
脚注
関連項目
外部リンク