二酸化ポロニウム 利用

二酸化ポロニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 01:52 UTC 版)

利用

二酸化ポロニウムは、基礎研究以外には利用されていない[6]

注意

二酸化ポロニウムを含む、全てのポロニウム化合物は非常に放射性が高いため、グローブボックス内で対処しなければならない。また、放射性物質の漏出を防ぐため、グローブボックスをグローブボックスに似た別の箱で囲んだ上で、箱の中を低圧状態で維持しなければならない。天然ゴムから作られた手袋はポロニウムから放出される放射線を十分に防ぐことができないため、手術用手袋が必要である。クロロプレンゴムの手袋は、天然ゴムよりもポロニウムからの放射線を遮蔽する[6]

脚注

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  1. ^ a b c d Haynes, William M., ed (2011). CRC Handbook of Chemistry and Physics (92nd ed.). CRC Press. p. 4.81. ISBN 978-1-4398-5511-9 
  2. ^ a b c d e f g h Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, p. 594, ISBN 0-12-352651-5 
  3. ^ a b c Bagnall, K. W.; D'Eye, R. W. M. (1954). “The Preparation of Polonium Metal and Polonium Dioxide”. J. Chem. Soc. (RSC): 4295–4299. doi:10.1039/JR9540004295. http://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/1954/jr/jr9540004295 2012年6月12日閲覧。. 
  4. ^ a b c グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語版. p. 780. ISBN 978-0-08-037941-8
  5. ^ Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, p. 585, ISBN 0-12-352651-5 
  6. ^ a b c d e f Bagnall, K. W. (1962). “The Chemistry of Polonium”. Advances in Inorganic Chemistry and Radiochemistry. New York: Academic Press. pp. 197–230. ISBN 978-0-12-023604-6. https://www.google.com/books?id=8qePsa3V8GQC 2012年6月14日閲覧。 
  7. ^ Ebbing, Darrell D.; Gammon, Steven D. (2009). General Chemistry (9 ed.). Boston: Houghton Mifflin Company. p. 320. ISBN 978-0-618-85748-7. https://www.google.com/books?id=opdKO6Ee4m4C&pg=PA320 2012年6月14日閲覧。 


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