四塩化ポロニウムとは? わかりやすく解説

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四塩化ポロニウム


四塩化ポロニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 03:03 UTC 版)

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四塩化ポロニウム
識別情報
CAS登録番号 10026-02-5
PubChem 44146666
ChemSpider 4896024
UNII 1K48QH7W29 
特性
化学式 PoCl4
モル質量 350.79 g/mol
外観 明るい黄色の結晶性[1]
融点

≈ 300 ℃ (塩素中)[1]

沸点

390 °C, 663 K, 734 °F

への溶解度 可溶だがゆっくり加水分解する
溶解度 塩酸塩化チオニルに非常に溶けやすい
エタノールアセトンに可溶
硝酸中で分解
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

四塩化ポロニウム(Polonium tetrachlorideまたはpolonium(IV) chloride)は、化学式PoCl4の化合物である。室温では、吸湿性のある明るい黄色の結晶性固体である。四塩化セレンや四塩化テルルと同様、200℃を超えると、二塩化ポロニウム塩素に分解しやすい[1]

構造

単斜晶系または三斜晶系を取る。

外観

室温では、明るい黄色である。融点(300℃)ではストロー色になり、沸点(390℃)ではスカーレットになる。蒸気は、500℃まで紫がかった茶色で、500℃を超えると青緑色に変わる[1]

合成

以下の方法で合成できる。

化学

2モルのリン酸トリブチル錯体を形成する。

四塩化セレンや四塩化テルルと同様、PoCl
5
及びPoCl2−
6
ハロゲン錯体を形成する[1]

出典

  1. ^ a b c d e f Holleman, A. F.; Wiberg, E. (2001), Inorganic Chemistry, San Diego: Academic Press, p. 594, ISBN 0-12-352651-5 


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