ファイナルファンタジー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/28 13:29 UTC 版)
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
---|---|
対応機種 |
ファミリーコンピュータ (FC) 対応機種一覧
|
開発元 | スクウェアAチーム |
発売元 |
スクウェア 任天堂 |
プロデューサー | 宮本雅史 |
ディレクター | 坂口博信 |
デザイナー |
田中弘道 河津秋敏 |
シナリオ |
寺田憲史 河津秋敏 |
プログラマー | ナーシャ・ジベリ |
音楽 | 植松伸夫 |
美術 | 天野喜孝 |
シリーズ | ファイナルファンタジーシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 2メガビット+64キロRAMロムカセット[1] |
発売日 |
1987年12月18日 1990年5月 発売日一覧
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対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) PEGI:3 USK:6(6歳未満提供禁止) |
ダウンロード コンテンツ | なし |
売上本数 |
FC版: 52万本[2] 120万本(出荷)[2] |
その他 |
型式: SQF-FF NES-FF-USA |
注釈
- ^ ちなみにMSX2のグラフィックチップには横スクロール機能は搭載されていない。
- ^ シリーズの他の作品の敵キャラクターをシチュエーションそのままにゲスト出演させる演出は、のちの『ファイナルファンタジーIV THE AFTER 月の帰還』とも共通点がある。
- ^ 当時のファミコンソフトは独自の生産委託システムを取っており、ソフトを生産する時点で前金として任天堂に多額のロイヤリティを払わなければならなかった。
- ^ スクウェア創業メンバー。後に社長。
- ^ 一小節ほど短くメンデルスゾーンの結婚行進曲のコード進行がわずかに見えるシーン(メインテーマの7小節目でドッペルドミナントが用いられるため確認は容易。)があり、ドラクエが古典以前を参照しているのに対して、FFは初期ロマン派以降の様式模倣を巧みに用いている。
- ^ 直截な編曲は「白鳥の湖」を用いる『FFII』から。
- ^ プレリュードはカール・タウジッヒの「毎日の練習」から第一巻の42番(Edition Steingraeber)が部分的に引用されている。原曲にもみられるホルン五度で動く特徴は2016年現在のリメイク版の制作ですら守られる。FFはその後近代和声を巧みに用いて、ドラクエとの差別化を意図的に図っている。
- ^ ただし、シリーズ作品中でも一部のタイトルにはこのイントロは使用されていない。初めてイントロが変更された作品は『FFVII』であるが、作曲者の植松によれば『ファイナルファンタジーVII解体新書』内のインタビューにおいて「イントロからのメロディの展開が限られやすくマンネリになりがちだったため、イントロを廃したかった」と理由を述べている。
出典
- ^ a b c d e f 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、122 - 123頁。
- ^ a b Final Fantasy for Nintendo Entertainment System
- ^ 株式会社インプレス (2021年12月18日). “今なお続くシリーズの原点。初代「ファイナルファンタジー」は発売34周年 最新作「FFXVI」は開発中”. GAME Watch. 2022年11月1日閲覧。
- ^ https://www.youtube.com/watch?v=pZjoN_BX8ok&t=1486s
- ^ 電撃オンライン『FINAL FANTASY I・II ADVANCE』インタビュー
- ^ 『週刊ファミコン通信 第2巻 第26号 通巻39号 特別付録 ファイナルファンタジー攻略マニュアル』株式会社アスキー、1987年12月25日、3頁。
- ^ “バンダイ、カラー対応の携帯ゲーム機『ワンダースワンカラー』を6800円で12月上旬発売――ファイナルファンタジー同梱版は9999円”. ascii (2000年8月30日). 2020年5月1日閲覧。
- ^ 『ファミ通 No.614』エンターブレイン、2000年9月22日、8,9,頁。
- ^ “『FF』シリーズの作品がセットになった『ファイナルファンタジー 25th アニバーサリー アルティメットボックス』発表”. ファミ通.com (2012年8月31日). 2020年5月1日閲覧。
- ^ 後藤祥子 (2004年2月26日). “FFプリインストールの「P900i」、2月29日発売” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア. 2019年10月13日閲覧。
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- ^ 滝沢修 (2004年8月2日). “スクウェア・エニックス、EZweb向けに2大RPGを同時配信「ドラゴンクエストEZ」&「ファイナルファンタジーEZ」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2019年9月1日閲覧。
- ^ 関口聖 (2004年8月2日). “スクウェア・エニックス、EZweb向け「ドラクエ」「FF」を19日配信” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2019年10月12日閲覧。
- ^ “ボーダフォン3G端末向けに『ドラクエ』、『FF』のサイトが開設される!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2006年6月14日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ “ボーダフォン3G対応「ドラゴンクエスト」&「ファイナルファンタジー」7月配信決定” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2006年6月14日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ “スクエニ、iPhone/iPod Touch版『ファイナルファンタジー』『ファイナルファンタジーII』配信開始” (日本語). iNSIDE. イード (2010年2月26日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ “アプリ版「FINAL FANTASY」がフランス語/中国語に対応” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2010年9月29日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ “Androidでスクエニタイトルが遊べる“SQUARE ENIX MARKET”ついにスタート! まずはKDDIから” (日本語). ファミ通App. KADOKAWA (2011年12月1日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ “『ファイナルファンタジー』Windows Phoneでも配信開始! iPhone版よりも安いですよ!” (日本語). ファミ通App. KADOKAWA (2012年6月13日). 2019年10月13日閲覧。
- ^ Chun (2012年6月14日). “Windows Phone版「ファイナルファンタジー」6月13日に配信開始。今なお色あせない冒険の原点がWindows Phoneで甦る” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2019年10月13日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2013年11月6日). “Wii Uバーチャルコンソール11月13日配信タイトル ― 『ゴルフ』『ファイナルファンタジー』の2本” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年10月13日閲覧。
- ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2013年12月11日). “これが本当の原点!『ファイナルファンタジー』が3DSバーチャルコンソールに登場 ― クリスタルを巡る旅はここから始まった” (日本語). iNSIDE. イード. 2019年10月13日閲覧。
- ^ “ファイナルファンタジー ピクセルリマスター公式サイト” (日本語). スクウェア・エニックス. スクウェア・エニックス. 2021年7月26日閲覧。
- ^ “「ファイナルファンタジー ピクセルリマスター シリーズ」の開発をさせていただきました。”. 株式会社トーセ. 2022年3月21日閲覧。
- ^ 『ファミ通 No.822』エンターブレイン、2004年9月17日、206,207,頁。
- ^ 文・志田英邦/写真・松井友生『ゲーム・マエストロVOL.1プロデューサー/ディレクター編(1)』(株式会社毎日コミュニケーションズ、2000年)167頁(坂口博信発言)。
- ^ a b 滝田誠一郎『ゲーム大国ニッポン神々の興亡』(青春出版社、2000年)p.215
- ^ 文・志田英邦/写真・松井友生『ゲーム・マエストロVOL.1プロデューサー/ディレクター編(1)』(株式会社毎日コミュニケーションズ、2000年)171頁(坂口博信発言)その4人のうち3人は、坂口本人とナーシャ・ジベリ、石井浩一であったという(同書172頁)。
- ^ 『ファイナルファンタジー』が発売した頃、社内の人間に「坂口ちゃーん、初めていいもん作ったじゃん」と言われたという(文・志田英邦/写真・松井友生『ゲーム・マエストロVOL.1プロデューサー/ディレクター編(1)』(株式会社毎日コミュニケーションズ、2000年)172頁(坂口博信発言))。
- ^ “「いまこれからできることを、手加減なくやり尽くすのが『ファイナルファンタジー』」。坂口博信氏がKYOTO CMEXイベントで語った、飛躍への過程とは(1/2)”. 令和4年4月23日閲覧。 “僕が文庫本を読み漁っていた高校時代に『グイン・サーガ』や『吸血鬼ハンターD』のイラストを天野先生が描かれていたので、自分の中のファンタジーストーリーとすごく重なっているところがあって。世界観を構築していくために、天野先生にお願いしました。”
- ^ “"運命のようなもの"が働いていた?……坂口博信が自作ゲームからFINAL FANTASYに辿り着くまで:ゲームアツマール: ゲームアツマールch(ゲームアツマール) - ニコニコチャンネル:ゲーム”. 令和4年4月23日閲覧。 “坂口:誰かいいイメージイラストを描いてくれる画家はいないかなとスタッフ皆で探していたら、石井が「それなら、天野さんがいいと思いますよ」と言ったんです。 でも、『グイン・サーガ』は読んでいたのに、なぜか名前を認識していなかったんだね。「誰だよ、その人。知らないぞ!」なんて言って却下してしまいました。ところが、自分でパラパラと本を開いて探していたら、すごい絵を見つけたんです。さっそく石井に「これだよ!」と言ったら、「あの……坂口さん、それが天野さんです」と言われた(笑)。”
- ^ “FFXI(ファイナル・ファンタジー11) 20周年カウントダウンサイト WE ARE VANA'DIEL| SQUARE ENIX”. 令和4年4月23日閲覧。 “そして坂口さんに『魔天』を見せて、「この人の絵が『FFI』にぴったりです!」と力説したんですが、その時点ではあまりピンと来ない様子でした。ところが、それから1週間後くらいに今度は坂口さんのほうから、「石井、いい絵描きを見つけたんだけど、これはどうだ?」と言ってきたんです。そして坂口さんからイラストを見せてもらうと、それが天野さんの絵で(笑)。”
- ^ 文・吉田直子/写真・松井友生『ゲーム・マエストロVOL.3コンポーザー編(1)』(株式会社毎日コミュニケーションズ、2001年)73頁(植松発言)、『WEEKLYファミ通』993号(エンターブレイン、2007年)93頁(植松発言)も同旨。なお、当時の社長は、松任谷由実やサザンオールスターズに作曲を依頼するつもりだったとのことである(前掲『ファミ通』同頁)。
- ^ 徳間書店『ファミリーコンピュータマガジン』1989年No.4 119頁
- ^ 【FFピクセルリマスター】発表会動画
- ^ a b 『WEEKLYファミ通』993号(エンターブレイン、2007年)93頁(植松発言)
- ^ “Final Fantasy”. Allgame. Rovi Corporation. 2012年11月28日閲覧。
- ^ “Final Fantasy”. Allgame. Rovi Corporation. 2012年11月28日閲覧。
- ^ a b “ファイナルファンタジー まとめ [ファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年5月20日閲覧。
- ^ a b “ファイナルファンタジー まとめ [ワンダースワン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年5月20日閲覧。
- ^ a b “ファイナルファンタジー まとめ [PS]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2017年5月20日閲覧。
- ^ VanOrd, Kevin (2007年6月25日). “Final Fantasy Anniversary Edition Review”. GameSpot. 2015年9月5日閲覧。
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- ^ “Final Fantasy”. Metacritic. CBS Interactive. 2012年11月28日閲覧。
- ^ GamePlay RPG, issue 6 (February 2001), pages 38-39
- ^ a b 「6月16日増刊号特別付録 クロスレビュー優良ソフトパーフェクトカタログ 上巻」『ファミ通』、エンターブレイン、2005年6月16日、9頁。
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