My Merry May with beとは? わかりやすく解説

My Merry May with be

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/07 19:41 UTC 版)

My Merry May with be
ジャンル 恋愛アドベンチャー
対応機種 PlayStation 2
PlayStation Portable
発売元 KID(PS2)
サイバーフロント(PSP)
発売日 2005年6月30日(PS2)
2006年8月24日(PS2廉価版)
2010年3月25日(PSP)
レイティング CEROC(15才以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル
キャラクター名設定 不可
セーブファイル数 64+クイック64(PS2)
セーブファイル容量 115KB(PS2)
メディア DVD-ROM1枚(PS2)
UMD1枚(PSP)
キャラクターボイス 主人公以外フルボイス
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード なし
メッセージスキップ 既読/強制
オートモード あり
テンプレートを表示

My Merry May with be』(マイ・メリー・メイ ウィズ ビー)は、2005年6月30日にKIDから発売されたPlayStation 2用恋愛アドベンチャーゲームである。以前同社から発売された『My Merry May』と『My Merry Maybe』を1つにまとめ、さらに3本の新シナリオと全アペンドストーリーを収録している。

KID倒産後の2010年3月25日には、サイバーフロントからPlayStation Portable版が発売された。

本作独自の要素

収録作品の変更点

本作には『My Merry Maybe』(以下『Maybe』)はほぼ元通りの形で収録されているが、『My Merry May』(以下『May』)については単体作品版からいくつか変更された点がある。ただし、いずれも軽微なものであり、シナリオ修正等の大幅な変化はない。

  • アペンドストーリー全収録
PS2版『May』のアペンドストーリーは内蔵された4つに限られていたが、本作はDC版で配信されたユーザー公募作品をすべて収録している。
  • オープニング・エンディングの演出
『May』オープニングムービーで表示されるテロップの字体が『Maybe』と同じものになったほか、一部の演出に変更がなされている。また、各シナリオのラストシーンは、エンディングムービーの後から前へと順番を変えている。
  • 高速スキップの演出
DC版・PS2版『May』での高速スキップ時は、ディフォルメされたキャラクターが舞台に上がったような専用のCGが表示されたが、本作では『Maybe』同様にキャラクターのCGをシルエット化するようになっている。

新シナリオ

Beginning -五月の始まり-
『May』本編の開始前、特にやるべきことを見つけられずにいた恭介は、アメリカで研究職に就いている兄にメールを送る。
Metempsyschosis -輪廻-
『May』と『Maybe』の空白の期間の物語。愛する恭介のそばに自分の居場所がないと思ったレゥは、姿を消し、小さな漁村「青天村」へ行く。
Epilogue -五月の終わり-
すべてが終わった後、浩人のもとに渡良瀬老人から一本の電話がかかってくる。彼の口から語られたのは、かつてレゥを探しに出た恭介がたどった顛末だった。

出演声優

『My Merry May』
『My Merry Maybe』

開発

もともと『My Merry May』は1990年代の名作アニメやゲームの影響を多く受けており、当時の流行であった「作中で事実のみを提示し、解釈はどのようにもできる」という体裁をとっていた。しかし2001年ごろを転機に、作品の受け手が議論を交わして内容を解釈するような風潮が廃れてきたため、ユーザーからの反応の中には「この物語の構築ではよくわからない」という意見が出てきた。本作『My Merry May with be』が製作されたのは、より明確な形で製作者の意図を伝えるためである[1]。 音楽を手掛けた阿保剛は、本作の開発がゲーム版『すべてがFになる』と並行していたため、駆け足で行われたと2020年の座談会の中で振り返っており、自分への発注内容についても「最初しまぞうさん(『My Merry May』のディレクター)からバンド的なものって言われたんです。で、主題歌のARCHIBOLDさんに合わせるような感じであとはお任せしますって。」話している[2]

スタッフ

  • キャラクターデザイン : 輿水隆之
  • シナリオ : Q'tron(長井知佳 / 西川真音 / 山本真司)
  • 音楽 : 阿保剛
  • 全主題歌・挿入歌の作詞、作曲、編曲 : ARCHIBOLD
    • 『May』オープニングテーマ : BUG?
      • 歌 : ARCHIBOLD feat.アジ☆コロ
    • 『May』エンディングテーマ : ナツノ宇宙(ソラ)
      • 歌 : アジ☆コロ
    • 『Maybe』オープニングテーマ:MISS?
      • 歌 : ARCHIBOLD feat.ドミ
    • 『Maybe』挿入歌:CANDY HEART
      • 歌 : ARCHIBOLD feat.ドミ
    • 『Maybe』挿入歌:わんつーどーん
      • 歌 : ARCHIBOLD feat.ドミ
    • 『Maybe』エンディングテーマ:月の足音
      • 歌 : ドミ
    • 『Maybe』トゥルーエンディングテーマ:星砂
      • 歌 : ARCHIBOLD feat.ドミ
    • 『with be』エンディングテーマ : BUG? 〜レゥ&リースRemix〜

書籍

  • My Merry May with be ビジュアル・ガイドブック(JIVE

脚注

  1. ^ PSP版『My Merry with be』限定版ブックレット pp.30 - 31
  2. ^ スペシャル座談会”. 阿保剛KID作品集シリーズ特設サイト. 5pb (2020年8月20日). 2020年9月26日閲覧。

外部リンク


「My Merry May with be」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

My Merry May with beのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



My Merry May with beのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMy Merry May with be (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS