ビホルダー
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ビホルダー (Beholder) とは、テーブルトークRPGの『ダンジョンズ&ドラゴンズ 』(以下D&Dと表記) に登場する怪物である。球状の体に巨大な一つ目と先端に眼を備えた複数の触手を持つ。D&Dでの登場以後、他のファンタジー作品にも多数の類型の(そして名前の異なる)怪物が登場している。Beholderは英語で「behold+er=見つめる者」を意味する。
- ^ 『電撃アドベンチャーズ』 Vol.15(1996.9)p58、『ミスタラ黙示録(5)』p99
- ^ 「『D&D』が産み出したもっとも恐ろしいモンスター」『モンスター・コレクション改訂版(下)』p39、「ある意味ではドラゴンよりも恐ろしい」『電撃アドベンチャーズ 』Vol.15(1996.7)p85・『ミスタラ黙示録(5)』p82
- ^ 実際にビホルダーがラスボスを飾った有名な例としては、AD&DベースのコンピュータRPG『アイ・オブ・ザ・ビホルダー』がある。
- ^ 本来触媒はそれ自体変化しない。呪文の使用の際に消費される等変質する為後の版では物質的要素と改められた
- ^ そもそも「分解」「即死」などは呪文でも『魔法の光線を放つ魔法』であり、後の版でも「レイ・オヴ・~」「~・レイ」といった『魔法の光線を放つ魔法』が備わっていることが多い。一方で『モンスター・コレクション改訂版(下)』p33・38のように『見るという行為≒視線』とする解釈もある
- ^ 「ビホルダーは大きな目を閉じると……」『FGジャーナル』 Vol.5(1987.9)p15
- ^ 「ビホルダーがウインクしたら最強」「一説によると、目は閉じられるらしいけど、ここは開いたままにしよう」『電撃アドベンチャーズ 』Vol.16(1996.9)p58・『ミスタラ黙示録(5)』p101
- ^ 『電撃アドベンチャーズ 』Vol.16(1996.9)p60、『ミスタラ黙示録(5)』p117
- ^ 『次元界の書』p30
- ^ 一方アボレスは「彼方の領域」の生物とされる
- ^ 『エベロンワールドガイド』p303
- ^ 魔法のエネルギーに満ちている世界などの怪物の一部が持つ、自身が占める空間の魔法を一定の確立で妨げ無効化できる能力
- ^ 『オフィシャルD&Dマガジン別冊プレイングマニュアル4』(1990.10.)P53、但しクラシック4版発売の後に掲載された記事である為か、「この解釈は筆者独自のもの」と訳者による注釈がある
- ^ 『オフィシャルD&Dマガジン別冊プレイングマニュアル4』(1990.10.)
- ^ メガCD版(1994)説明書では「ザナタール」と表記
- ^ 国内では1987.7.発売
- ^ 『電撃アドベンチャーズ 』Vol.15(1996.7)・ Vol.16(1996.9)『ミスタラ黙示録(5)』
- ^ 『電撃アドベンチャーズ』 Vol.15(1996.7)p88、『ミスタラ黙示録(5)』p89
- ^ 『オフィシャルD&Dマガジン 』第9号(1989.10)p27 Q&Aコーナー。「アンチマジックシェルは「ウィッシュ」を除いては、いかなる魔法の力でも解除できない(エキスパートルールブックp15に明記)」「アンチマジックレイもアンチマジックシェルも100%魔法を無効化する=効果は同一である」の2点に由る。しかしながら「アンチマジックレイが自然な力(非魔法)であるか」については明言しておらず、マスタールール及びクラシック5版では非魔法のアンチマジック効果とされているので矛盾が残る。更にアンチマジック効果は「全ての呪文」を無力化すると明記されており、「アンチマジックシェル」も呪文である以上影響を受けるとも解釈できる。3版以降ではアンチマジックレイもアンチマジックシェルも「アンチマジックフィールド」という同一の魔法とされ、『アンチマジックフィールド同士は互いに影響しない』と明記された
- ^ a b 『電撃アドベンチャーズ』 Vol.16(1996.9)p58、『ミスタラ黙示録(5)』p99
- ^ 『マスターダンジョンマスターズルールブック』p2。アウタープレーン(3版以降のD&D標準宇宙観で言うところの外方次元界)の存在とその影響下に対し、インナープレーン(物質界・中継界・内方次元界)の魔法が作用しないことで起こる現象。AD&Dの魔法抵抗力(マジックレジスタンス)とほぼ同義。
- ^ 『電撃アドベンチャーズ 』Vol.16(1996.9)p58 『ミスタラ黙示録(5)』p104
- ^ 『電撃アドベンチャーズ 』Vol.16(1996.9)p58・Vol.17(1996.11)p25・『ミスタラ黙示録(5)』p90・111・245。ただし回復までできるとビホルダーが強力になり過ぎるので、フレッシュトゥストーンとスロー以外の逆呪文の使用は「 魔法遮断光線の範囲から出たマジックアイテムや長時間持続する魔法の回復には1ターンかかる」と併せて選択ルール扱いにすることが提案されている。
- ^ 4版『コンパニオンダンジョンマスターズルールブック』P27・28には「逆呪文の効果であるものについては、アステリスク印で示されている」いう記述とともに、フレッシュトゥストーンとスローはそれぞれ『エキスパートルールブック』(1983)のP16とP12にて「ストーントゥフレッシュ(石化解除)」と「ヘースト(加速)」の呪文の項で説明されている。しかしコーズフィアーとコーズシリアスワンズはそれぞれリムーブフィアーとキュアシリアスワンズの逆呪文であるにも拘らずアステリスク印と注釈が無かった。一方、5版ではコーズフィアーとコーズシリアスワンズにもアステリスク印がついている。
- ^ 従来のDeath Rayと同じ対個人「即死」光線を放つ呪文「フィンガー・オブ・デス」は「レイズデッド(蘇生)」の逆呪文である。ビホルダーが死者を際限なく生き返らせることを防止するため「デススペル」に変更したと解釈すれば、4版の時点からフレッシュトゥストーンとスローは逆呪文であったともとれる。しかしコーズフィアーとコーズシリアスワンズがリムーブフィアーとキュアシリアスワンズの逆呪文であることに触れていないので明言できない。
- ^ 「こうした亜種のなかでももっとも恐ろしいのは、おそらくアンデッド・ビホルダーだろう」『モンスター・コレクション改訂版(下)』p42 「D&D史上最低最悪のモンスターの一つ」『オフィシャルD&Dマガジン』第8号(1989.8)p23
- ^ フレッシュ・トウ・ストーン・レイは即死性の光線として対デス・マジック判定なのか、物理的身体変化として対ペトリフィケーション判定か、同名の呪文として対スペル判定かは明記されていない。デス・レイも単に死亡するのか、マジックユーザー呪文のデス・スペルの様に「魂の消失=通常の蘇生不可」かは明記されていない。
- ^ 『魔物の書 1:奈落の軍勢』p109「神」・p158「付録II アビスの階層」
- ^ ザナサーは『フォーゴトン・レムル・ワールドガイド』にもザ・ザナサー・ギルドの首魁として紹介されている
- ^ 身体の直径・体色・表皮の質感・目の色・瞳の形状・目玉の大きさ・眼柄の質感・眼柄の形状・口の形状と大きさ・歯の形状まで多岐にわたる
- ^ これはビホルダーの高度かつ異常な知性と想像力が目標の予想を超える為。『ヴォーロのモンスター見聞録』p73
- ^ 5版では召喚の為にビホルダーの眼柄が4本必要。また、ビホルダーの夢からは出現しない
- ^ やはりビホルダーの夢からは出現しない
- ^ Dweomer は辞書にも載らない古い英単語
- ^ 『フォーゴトン・レルム・ワールドガイド』参照
- ^ p33
- ^ 萩原一至、古橋秀之『BASTARD!! -暗黒の破壊神- NINJA MASTERガラ外伝』(第一版)株式会社集英社、2012年3月24日、284頁。ISBN 9784087032383。
- ^ 文庫版(2014.10.22.)p304
- ^ ただし、実際にはオリエンタルランド側からJR東日本に「舞浜駅を東京ディズニーランド前に」と陳情しており、イメージ管理の観点からディズニーが許可しなかった、という流れであり、この件に適切な例とは言い難い。 野口恒『東京ディズニーランドをつくった男たち(『「夢の王国」の光と影―東京ディズニーランドを創った男たち』1991.11の文庫版)』(2006.9)p178 小川裕夫『鉄道「裏歴史」読本』(2018.4)p98
- ^ AD&Dの国内販売権を持っていたのは新和であったため、『メタルフィギュアの世界(2) ラル・パーサー〈ガイドブック〉』にはAD&D関連の製品は一切載っていない
- ^ 同じく『ザ・ファイヤークリスタル』に登場する手の怪物「タローンズ(Talons)も掲載されている
- ^ 第2話「火炎魔神イーフリート」 パイオニアLDC 1992/10/25
- ^ ギルボック・魂喰眼・ギャザーには●が付いていない事による。この本は表記方法が記載されていないので、はっきりしない。
- ^ 前述の『ウルティマⅣ』のゲイザーが基準と思われる
- ^ 『ソード・ワールド2.0』以降は低温のダメージに変更
- ^ 第4話「魔境の支配者(後編)」『月刊ドラゴンマガジン』1991年9月号(1991.7.28.) ソード・ワールドRPGリプレイ集(4)『魔境の支配者』(1992.4.1.)
- ^ 「へっぽこーずの初恋狂騒曲(後編)」『月刊ドラゴンマガジン』2004年2月号(2003.12.27.) 21話「スルーラブストーリー」『新ソード・ワールドRPGリプレイ集8 救え!かつての大親友』(2004.6.18.)
- ^ 『コミックマスター』3号 (1991.4.1.)
- ^ 原作小説2巻第9章『名前を言ってはいけない怪物』、コミックス5巻第25・26話、アニメ第8話『囁きと祈りと詠唱』、『ゴブリンスレイヤーTRPG』
- ^ ゾンビ=AD&D2版と3版、吸血鬼=クラシックD&D、骨だけの姿と発生理由は5版と、各版及びデス・タイラントが元々アンデッド・ビホルダーの別名であることまでネタにしている
- ^ 『ザナドゥ・ファイル』(1986.7)p52
- ^ 『ダンジョン・マスター公式ハンドブック』ビクター音楽産業1992.1『ダンジョンマスターガイドブック』秀和システムトレーディング1991.4では「ウィザード・アイ」。『ダンジョン・マスターパーフェクトガイド』ナツメ社1991.9、『ダンジョン・マスター必勝攻略本』双葉社1992.1『ダンジョンマスター百科 新体験の手引(ワンダーライフスペシャル)』小学館1992.2、『ダンジョン・マスター ファンブック』JICC出版1992.2『ダンジョン・マスター百科 フィーチャリング・セロンズ・クエスト』小学館1992.10では「ビホルダー」。
- ^ 『続ダンジョンマスター カオスの逆襲 ガイドブック』秀和システムトレーディング 1991.3では「フライング・アイ」、『続ダンジョンマスター カオスの逆襲 パーフェクトガイド』ナツメ社1991.3『ダンジョン・マスター百科 フィーチャリング・セロンズ・クエスト』小学館1992.10では「ゲイザー」。
- ^ 『ALL ABOUT SORCERIAN―ソーサリアンのすべて(復刻版)』電波新聞社 2000.11.1 p43
- ^ 『カイの冒険 必勝攻略本』(1988.8.25)双葉社 p18
- ^ Beholder→B-eye(目)-lder→バイルダーという説がある
- ^ 『聖剣伝説2 SECRET of MANA』では名前がバイルダーで外見は後述のボルダー
- ^ 『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(1999)『聖剣伝説DS CHILDREN of MANA』(2006)『聖剣伝説 HEROES of MANA』(2007)
- ^ 作品毎に異界の生物・植物・機械と設定が異なる
- ^ 『聖剣伝説4』にはゲイザーという目玉の怪物が登場
- ^ 『覇王スペシャル ミスティックアーク 攻略法典』講談社1995.8.1 p18
ビホルダー(Beholder)
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「Castle Crashers」の記事における「ビホルダー(Beholder)」の解説
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ビホルダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 17:32 UTC 版)
「ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ」の記事における「ビホルダー」の解説
大きい目玉モンスター。中心の目玉の視界は魔法を全て消す能力を持っており、さらに上に小さな目玉がついていてそこから魔法を繰り出す。自分が魔法を繰り出すときは中心の目をふさぐ(自分の魔法を消さないため)。
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「ビホルダー」を含む「ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ」の記事については、「ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ」の概要を参照ください。
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