ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
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ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社(Wizards of the Coast LLC)、略称WotCまたはWizardsは、アメリカ合衆国のファンタジーやサイエンス・フィクションを主なベースとしたゲーム出版社である。起源はロールプレイングゲームの出版であり、会社を有名にしたのは1990年代中盤のマジック:ザ・ギャザリングなどのトレーディングカードゲームや、衰弱したTSR社を買収して取得した人気のダンジョンズ&ドラゴンズロールプレイングゲーム、そしてライセンスを買収したポケモンカードゲームが驚異的な成功を収めた。会社の本拠地はシアトル郊外のワシントン州レントンにある[1]。
- 1 ウィザーズ・オブ・ザ・コーストとは
- 2 ウィザーズ・オブ・ザ・コーストの概要
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(1998年~2008年)
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「グレイホーク」の記事における「ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(1998年~2008年)」の解説
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)とTSRが合併した後、TSR時代にあまりにも多数のダンジョンズ&ドラゴンズ・ゲーム用のセッティングが作成されており、それらのいくつかを廃止するという決定が下された。しかしながら、WotCのCEOであるピーター・アドキソンはダンジョンズ&ドラゴンズとグレイホーク両方のファンであり、2つの主要な戦略(グレイホークの再生と、D&Dの新たな第3版ルールの作成)が策定された。以前に出版されたグレイホークに関する全ての情報をまとめることにより、瀕死の状態にあるグレイホーク・セッティングを復活させるためのチームが招集された。その作業が行われた後で、最新のキャンペーン・セッティングへのお膳立てのために類似の先行編冒険を使用し、カール・サージェントによるストーリー展開を更新することが決定された。 最初に、ロジャー・E・ムーアが1998年にリターン・オブ・ジ・エイト(英語版)を作成した。この冒険はCY586年(「フロム・ジ・アッシュズ」ボックスセットと同じ年)に設定されており、プレイヤーはテンサー、オティルーク、レアリーを失ったために五者の円と呼ばれるようになった、八者の円の生き残ったメンバーに会う。もしプレイヤーが成功裏にこの冒険を終えた場合、テンサーは死から甦るが、円に再び加わることを拒否し、円は新たな3人の魔法使い(アルハマザード・ワイズ(英語版)、セオダイン・エリアソン(英語版)、ウォーンズ・スターコート(英語版)の加入を以って八者の円として再編される。 次は、アン・ブラウンによるグレイホーク・プレイヤーズガイド(英語版)が発売された。この64ページの小冊子は、ストーリー展開を6年先に進めてCY591年とし、それは主としてガイギャックスとサージェントのボックスセットで公開された資料を要約し、改めて表明した。新たな資料は、重要なノンプレイヤーキャラクター、フラネスでのロールプレイの手引き、いくつかの新たな名所、などが含まれる。諸神格のリストは縮小と拡大の両方が為された。「フロム・ジ・アッシュズ」からの38柱の人間以外の種族の諸神格は廃止され、人間以外の種族は少数の人間の神格に割り当てられたが、人間の諸神格は24柱から54柱に拡大された。 新たなストーリー展開のための基盤が準備され、TSR/WotCはロジャー・E・ムーアによる128ページの資料集、ジ・アドベンチャー・ビギンズ(英語版)として、新たなキャンペーン・セッティングを発売した。先行した「グレイホーク・プレイヤーズガイド」により、新たなキャンペーン世界はCY591年に設定された。フラネスが悪に蹂躙された「フロム・ジ・アッシュズ」の、暗い雰囲気と異なり、ムーアはガイギャックスの意図していた「冒険の世界」に戻した。 「ロスト・トゥームス」シリーズの3部作モジュール(ショーン・K・レイノルズによるザ・スター・ケルンズ(英語版)とクリプト・オブ・リザンドレド・ザ・マッド(英語版)、スティーブ・ミラー (ゲームデザイナー)(英語版)によるザ・ドゥームグラインダー(英語版))が、新たなセッティングに対して出版された最初のものであった。
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