石田格とは? わかりやすく解説

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石田格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/07 05:00 UTC 版)

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石田 格(いしだ いたる、1979年9月16日[1] - 2013年1月13日[2])は日本マジック:ザ・ギャザリングプレイヤー、トレーディングカードゲームデザイナー。

経歴

マジック:ザ・ギャザリングが日本に上陸して間もない頃からのプレイヤーであり、当時高校生ながらも周囲の大人から一目置かれ「日本最強の高校生」と呼ばれるほどであった。その後カードショップFuture Beeとスポンサー契約を締結し、日本初のプロカードゲームプレイヤーとなり、グランプリやプロツアー、マスターズなど多くの大会で活躍した[2]。彼が生涯でグランプリのベスト8入賞を果たした回数は17回に及び、これは2013年1月15日時点で世界7位、日本3位の記録である[3]

2000年代末頃からはマジック:ザ・ギャザリングのプロプレイヤーとしては一線を退き、デュエル・マスターズイナズマイレブンTCG等、トレーディングカードゲームの開発に携わった[2]。石田の引退は、日本のマジック:ザ・ギャザリング界にとって大きな損失であったと日本のプロプレイヤー達がコメントしている[4]

死去とその後

2013年1月13日、死去。33歳没。突然倒れての急逝であった[2][5]。最期の言葉は「デッキ、組まなきゃ」であった[2]。その死を受けて、日本人で初めてマジック:ザ・ギャザリング プロツアー殿堂を果たした藤田剛史は「俺は悔しいよ、納得できないよ俺」と、日本人で初めてグランプリ優勝を果たした藤田憲一は「ああ、自分たちはとんでもない才能と一緒に貴重な時間を過ごしていたんだな」をコメントした[2]。また、他にも国内だけでなく海外からも追悼のコメントが寄せられた[6][7]

同年3月に開催されたグランプリ横浜2013では、石田の追悼ブースが展示された[8]。また、同年9月に発行されたマナバーン2014には、石田の追悼記事が掲載された[9]

脚注

  1. ^ プロプレイヤー・カードより。
  2. ^ a b c d e f 森慶太 (2013年1月18日). “追悼 石田格さん”. Wizards of the Coast. 2019年6月19日閲覧。
  3. ^ Lifetime Grand Prix Top 8s [リンク切れ]”. Wizards of the Coast. 2013年1月20日閲覧。
  4. ^ 川崎大輔 (2010年9月5日). “日本勢は、なぜ勝てなかったのか。[リンク切れ]”. MTG-JP. Wizards of the Coast. 2013年1月30日閲覧。
  5. ^ 朱鷺田祐介 (2013年1月17日). “訃報:石田格氏”. 黒い森の祠. 2019年6月19日閲覧。
  6. ^ Aaron Forsythe (2013年1月15日). “RIP Itaru Ishida. Quietly fierce competitor. I remember losing to his Panzer Hunters in team limited.”. Twitter. 2019年6月19日閲覧。
  7. ^ Brian David-Marshall (2013年1月15日). “RIP Itaru Ishida one of the greats of the game. Quiet, funny, and one of the game's best players. He will be sorely missed.”. Twitter. 2019年6月19日閲覧。
  8. ^ 瀬尾亜沙子 (2013年3月2日). “本戦以外の見どころをまとめてご紹介”. GP横浜2013 サイドイベントカバレージ. happy.mtg. 2019年6月19日閲覧。
  9. ^ マナバーン2014 p.88-93 ホビージャパン 2013-09-20発行 ISBN 978-4-7986-0676-7

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